どんな問題が出る?
社会福祉制度全般に関する問題が出されます。
問題数は12問です。
介護保険制度や障害福祉制度だけでなく、法令や専門用語なども多く出されるため、範囲が広いですが、一般常識で答えられる問題も多い科目です。
介護は社会課題(問題)から生まれたということがよくわかるのもこの科目ではないかと思います。
ニュースなど世の中の流れに注視することで解ける問題もあります。普段からニュースを見る習慣をつけておくと、試験対策にもなるでしょう。
ただし、制度の移り変わりも多くある分野です。
過去問や古いテキストなどを使用するときは、注意が必要です。
過去問挑戦
第36回(2024年)
次のうち,セルフヘルプグループ(self-help group)の活動に該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
特定非営利活動法人(NPO法人)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
地域福祉において,19世紀後半に始まった,貧困地域に住み込んで実態調査を行いながら住民への教育や生活上の援助を行ったものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
社会福祉基礎構造改革に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
Cさん(77歳,男性)は,60歳で公務員を定年退職し,年金生活をしている。持病や障害はなく,退職後も趣味のゴルフを楽しみながら健康に過ごしている。
ある日,Cさんはゴルフ中にけがをして医療機関を受診した。このとき,Cさんに適用される公的医療制度として,正しいものを1つ選びなさい。
次のうち,介護保険法に基づき,都道府県・指定都市・中核市が指定(許可),監督を行うサービスとして,正しいものを1つ選びなさい。
「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
「障害者総合支援法」に規定された移動に関する支援の説明として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Dさん(80歳,男性,要介護2)は,認知症(dementia)がある。訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しながら一人暮らしをしている。
ある日,訪問介護員(ホームヘルパー)がDさんの自宅を訪問すると,近所に住むDさんの長女から,「父が,高額な投資信託の電話勧誘を受けて,契約しようかどうか悩んでいるようで心配だ」と相談された。
訪問介護員(ホームヘルパー)が長女に助言する相談先として,最も適切なものを1つ選びなさい。
災害時の福祉避難所に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
「感染症法」に基づいて,結核(tuberculosis)を発症した在宅の高齢者に,医療費の公費負担の申請業務や家庭訪問指導などを行う機関として,適切なものを1つ選びなさい。
Eさん(55歳,女性,障害の有無は不明)は,ひきこもりの状態にあり,就労していない。父親の年金で父親とアパートで暮らしていたが,父親が亡くなり,一人暮らしになった。遠方に住む弟は,姉が家賃を滞納していて,生活に困っているようだと,家主から連絡を受けた。
心配した弟が相談する機関として,最も適切なものを1つ選びなさい。
第35回(2023年)
社会福祉法に基づく,都道府県や市町村において地域福祉の推進を図ることを目的とする団体として,正しいものを1つ選びなさい。
近年,人と人,人と社会とがつながり,一人ひとりが生きがいや役割をもち,助け合いながら暮らしていくことのできる,包摂的なコミュニティ,地域や社会を創るという考え方が示されている。この考え方を表すものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
我が国の社会保障制度の基本となる,1950年(昭和25年)の社会保障制度審議会による「社会保障制度に関する勧告」の内容として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Eさん(75歳,女性,要介護2)は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。最近,Eさんの認知症(dementia)が進行して,家での介護が困難になり,介護老人福祉施設の申込みをすることにした。家族が訪問介護員(ホーム ヘルパー)に相談したところ,まだ要介護認定の有効期間が残っていたが,要介護状態区分の変更の申請ができることがわかった。
家族が区分変更するときの申請先として,正しいものを1つ選びなさい。
Fさん(19歳,女性,身体障害者手帳2級)は,先天性の聴覚障害がある。 Fさんは大学生で,授業のときは手話通訳者が配置されている。Fさんは筆記による定期試験を受けることになり,試験実施に関する配慮を大学に申し出た。
次の記述のうち,Fさんの申し出を踏まえた合理的配慮として,最も適切なものを1つ選びなさい。
我が国の「障害者権利条約」の批准(2014年(平成26年)に向けて行われた,障害者基本法の改正(2011年(平成23年))で新たに法律上に規定されたものとして,適切なものを1つ選びなさい。
次のうち,「障害者総合支援法」の介護給付を利用するときに,利用者が最初に市町村に行う手続きとして,適切なものを1つ選びなさい。
「障害者総合支援法」の居宅介護を利用したときの利用者負担の考え方として,最も適切なものを1つ選びなさい。
「個人情報保護法」に基づくプライバシー保護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
「高齢者虐待防止法」に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
発達障害のGさん(38歳,男性)は,高校生の頃に不登校になり,ずっとアルバイトをしながら,統合失調症(schizophrenia)の母親(65歳,精神保健福祉手帳2級)を介護してきた。母親に認知症(dementia)が疑われるようになったが,これからも二人で暮らし続けたいと考えたGさんは,相談支援事業所の介護福祉職に相談した。
Gさんに対する介護福祉職の助言として,最も適切なものを1つ選びなさい。
生活困窮者自立支援法に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
第34回(2022年)
2016年(平成28年)に閣議決定された,「ニッポン一億総活躍プラン」にある「地域共生社会の実現」に関する記述として,最も適切なものを1つ選びなさい。
2019年(平成31年,令和元年)の日本の世帯に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
2015年(平成27年)以降の日本の社会福祉を取り巻く環境に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
次のうち,2020年(令和2年)の社会福祉法等の改正に関する記述として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Cさん(78歳,男性,要支援1)は,公的年金(月額19万円)で公営住宅の3階で一人暮らしをしている。妻と死別後も通所型サービスを利用し,自炊を楽しみながら生活している。最近,膝の具合がよくないこともあり,階段の上り下りが負担になってきた。そこで,転居について,通所型サービスのD介護福祉士に相談をした。
次のうち,D介護福祉士がCさんに紹介する住まいの場として,最も適切なものを1つ選びなさい。
介護保険制度の保険給付の財源構成として,適切なものを1つ選びなさい。
「2016年(平成28年)生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」(厚生労働省)における身体障害,知的障害,精神障害の近年の状況に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
Eさん(30歳,女性,知的障害,障害支援区分2)は,現在,日中は特例子会社で働き,共同生活援助(グループホーム)で生活している。今後,一人暮らしをしたいと思っているが,初めてなので不安もある。
次のうち,Eさんが安心して一人暮らしをするために利用するサービスとして,適切なものを1つ選びなさい。
重度訪問介護に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
「成年後見関係事件の概況(令和2年1月~12月)」(最高裁判所事務総局家庭局)における,成年後見人等として活動している人が最も多い職種として,正しいものを1つ選びなさい。
保健所に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
生活保護制度に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。