介護福祉士かいごふくしし国家試験こっかしけんでは、 意味いみが似にている言葉ことばや、 反対はんたいの意味いみの言葉ことばが 出でてきます。

たとえば、「増加ぞうか」と 「減少げんしょう」は 反対はんたいの意味いみです。 また、「維持いじ」 「改善かいぜん」 「回復かいふく」は、 意味いみが似にていますが、 それぞれ違ちがいがあります。

このような言葉ことばの 意味いみを間違まちがえると、 知しっている内容ないようでも、 正ただしい選択肢せんたくしを 選えらべないことがあります。

このページでは、過去問かこもんを 使つかって、 言葉ことばの違ちがいを 確認かくにんしながら 勉強べんきょうしましょう。

言葉ことばの 違ちがいを 覚おぼえよう

過去問かこもんを 解とく前まえに、 間違まちがえやすい 言葉ことばを 確認かくにんしましょう。

1.反対はんたいの 意味いみの 言葉ことば

形かたちが 似にていても、 意味いみが 反対はんたいになる 言葉ことばがあります。

増加ぞうか

数かずや 量りょうが 増ふえること

減少げんしょう

数かずや 量りょうが 減へること

促進そくしん

物事ものごとが 進すすむようにすること

抑制よくせい

物事ものごとが 進すすむのを 抑おさえること

上昇じょうしょう

位置いちや 数値すうちなどが 上あがること

低下ていか

数値すうちや 働はたらきなどが 下さがること

たとえば:

・血圧けつあつが 上昇じょうしょうする = 血圧けつあつが 上あがる。

・血圧けつあつが 低下ていかする = 血圧けつあつが 下さがる。

2.意味いみが 似にている 言葉ことば

意味いみが 似にていても、 使つかう 場面ばめんや 状態じょうたいに 違ちがいがあります。

維持いじ

今いまの 状態じょうたいを 保たもつこと

改善かいぜん

悪わるいところを よりよくすること

回復かいふく

悪わるくなった 状態じょうたいから、 元もとの 状態じょうたいや それに近ちかい 状態じょうたいに 戻もどること

たとえば:

・筋力きんりょくを 維持いじする = 今いまの 筋力きんりょくを 保たもつ。

・生活環境せいかつかんきょうを 改善かいぜんする = 生活せいかつしやすい 環境かんきょうにする。

・体力たいりょくが 回復かいふくする = 落おちていた 体力たいりょくが 元もとに 戻もどってくる。

3.選択肢せんたくしを 読よむときに 注意ちゅういする 言葉ことば

選択肢せんたくしでは、 一ひとつの 言葉ことばによって 文章ぶんしょうの 意味いみが 変かわることがあります。

言葉ことば 意味いみ
すべて 例外れいがいなく、 全部ぜんぶ。
必かならず 例外れいがいなく、 そうすること。
原則げんそくとして 基本きほんは そうすること。 例外れいがいが ある場合ばあいもある。
限定げんてい 対象たいしょうや 範囲はんいを 決きめて、 それ以外いがいを 含ふくめないこと。
任意にんい するかどうかを、 自分じぶんで 選えらべること。
義務ぎむ 法律ほうりつや 決きまりなどによって、 しなければならないこと。
試験しけんのポイント

「すべて」「必かならず」 「限定げんてい」などが 書かかれていたら、 その条件じょうけんが 本当ほんとうに 正ただしいかを 確認かくにんしましょう。

ただし、これらの 言葉ことばが あるからといって、 必かならず 誤あやまりになるわけではありません。

言葉ことばだけでなく、 選択肢せんたくし 全体ぜんたいの 意味いみを 考かんがえることが 大切たいせつです。

過去問かこもんに 挑戦ちょうせんしよう

言葉ことばの 違ちがいを 確認かくにんしたら、 実際じっさいの 過去問かこもんを 解といてみましょう。

それぞれのカードにある 注目ちゅうもくする 言葉ことば を確認かくにんしてから、 問題もんだいに 進すすんでください。

第だい38回かい (7問もん)

注目ちゅうもくする 言葉ことば 必須ひっす・ 任意にんい

「しなければならないこと」と 「するかどうかを 選えらべること」の 違ちがいを 考かんがえます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 要約ようやく・ 承認しょうにん・ 賞賛しょうさん・ 共感きょうかん・ 同意どうい

相手あいての 話はなしを 聞きくときに 使つかう 言葉ことばの 違ちがいを 確認かくにんします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば すべて・全体ぜんたい

「すべて」と「全体ぜんたい」が 文章ぶんしょうの 中なかで どのような意味いみを 持もつか 考かんがえます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 改善かいぜん・ 縮小しゅくしょう

状態じょうたいを よくすることと、 範囲はんいなどを 小ちいさくすることの 違ちがいに 注目ちゅうもくします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 屈曲くっきょく・ 伸展しんてん・ 内転ないてん・ 外転がいてん

関節かんせつの 動うごきを 表あらわす 言葉ことばを 区別くべつします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 不可能ふかのう・ 伴ともなわない

「できない」「いっしょに 起おこらない」など、 否定ひていする 表現ひょうげんを 確認かくにんします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 維持いじ・ 変更へんこう

今いまの 状態じょうたいを 保たもつことと、 変かえることの 違ちがいを 考かんがえます。

第だい37回かい (6問もん)

注目ちゅうもくする 言葉ことば 自己愛じこあい・ 自己同一性じこどういつせい・ 自我じが・ 自己覚知じこかくち・ 自己中心性じこちゅうしんせい

「自己じこ」がつく 言葉ことばの 意味いみの 違ちがいを 確認かくにんします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 促進そくしん・ 抑制よくせい・ 上昇じょうしょう・ 低下ていか

身体しんたいの 働はたらきや 数値すうちの 変化へんかを 読よみ 取とります。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 外罰がいばつ・ 内罰ないばつ・ 自己防衛じこぼうえい

引退後いんたいごの 適応てきおうの タイプを表あらわす 言葉ことばを 区別くべつします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 結晶性知能けっしょうせいちのう・ 流動性知能りゅうどうせいちのう

経験けいけんや 知識ちしきを 使つかう 能力のうりょくと、 新あたらしい 問題もんだいを 解とく 能力のうりょくを 比くらべます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 主導しゅどう・ 受動的じゅどうてき・ 自みずから

誰だれが 中心ちゅうしんになって 行動こうどうするのかに 注目ちゅうもくします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 主観的しゅかんてき・ 客観的きゃっかんてき

自分じぶんの 考かんがえや 感かんじたことと、 事実じじつを 区別くべつして 考かんがえます。

第だい36回かい (3問もん)

注目ちゅうもくする 言葉ことば 身体的しんたいてき・ 精神的せいしんてき・ 社会的しゃかいてき・ 経済的けいざいてき

自立じりつの 種類しゅるいと それぞれの 意味いみを 確認かくにんします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 限定げんてい・ 関係かんけいなく

対象たいしょうや 条件じょうけんが どこまで当あてはまるかを 考かんがえます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 増加ぞうか・ 減少げんしょう

数かずや 割合わりあいなどが 増ふえることと 減へることを 区別くべつします。

第だい35回かい (4問もん)

注目ちゅうもくする 言葉ことば 必須ひっす・ 主観的しゅかんてき・ すべて

選択肢せんたくしにある 条件じょうけんや 強つよい 表現ひょうげんを 確認かくにんします。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 多おおい・ 少すくない・ 上あがる・ 下さがる

量りょうや 状態じょうたいの 変化へんかを 表あらわす 言葉ことばを 比くらべます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 受容じゅよう・ 否認ひにん・ 回復かいふく

障害しょうがいの 受うけ 止とめ 方かたに 関係かんけいする 言葉ことばを 考かんがえます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 優先ゆうせん・ 継続けいぞく・ 全面的ぜんめんてき

何なにを 先さきにするか、 続つづけるかなど、 行動こうどうを 表あらわす 言葉ことばに 注目ちゅうもくします。

第だい34回かい (3問もん)

注目ちゅうもくする 言葉ことば 増加ぞうか・ 減少げんしょう

社会しゃかいの 変化へんかを 表あらわす 言葉ことばを 正ただしく 読よみます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 個別こべつ・ 集団しゅうだん

一人ひとりひとりに 合あわせることと、 集団しゅうだんへの 対応たいおうの 違ちがいを 考かんがえます。

注目ちゅうもくする 言葉ことば 上昇じょうしょう・ 低下ていか

血圧けつあつなどの 数値すうちが 上あがることと、 下さがることを 区別くべつします。

試験しけんのポイント

言葉ことばの 意味いみが 少すこし 違ちがうだけで、 文章ぶんしょうの 意味いみも 変かわります。

注目ちゅうもくする 言葉ことばを 確認かくにんしながら、 選択肢せんたくし 全体ぜんたいを 読よみましょう。

問題もんだいを 解とくときのポイント

似にている 言葉ことばや 反対はんたいの 意味いみの 言葉ことばが 出でてきたら、 次つぎの3つを 意識いしきしましょう。

1
反対はんたいの 意味いみの 言葉ことばを 見みつけよう

言葉ことばが 一ひとつ 変かわるだけで、 文章ぶんしょうの 意味いみが 反対はんたいになることがあります。

・血圧けつあつが 上昇じょうしょう する = 血圧けつあつが 上あがる。

・血圧けつあつが 低下ていか する = 血圧けつあつが 下さがる。

反対はんたいの 言葉ことばが 使つかわれていないか、 確たしかめましょう。

2
似にている 言葉ことばは、 違ちがいを 考かんがえよう

意味いみが 似にていても、 同おなじ 意味いみとは 限かぎりません。

・ 維持いじ = 今いまの 状態じょうたいを 保たもつ。

・ 改善かいぜん = 悪わるいところを よくする。

・ 回復かいふく = 悪わるくなった 状態じょうたいから、 元もとの 状態じょうたいや それに近ちかい 状態じょうたいに 戻もどる。

何なにが 違ちがうのか を考かんがえてから、 選択肢せんたくしを 選えらびましょう。

3
条件じょうけんを 表あらわす 言葉ことばを 読よみ 落おとさない

「すべて」「必かならず」 「原則げんそくとして」 などの言葉ことばは、 文章ぶんしょうの 意味いみを 決きめる 大切たいせつな 言葉ことばです。

・「すべて」 = 例外れいがいなく 全部ぜんぶ。

・「原則げんそくとして」 = 基本きほんは そうするが、 例外れいがいも ある場合ばあいがある。

文章ぶんしょうの 一部いちぶだけでなく、 条件じょうけんを 含ふくめた 文章ぶんしょう 全体ぜんたい を確認かくにんしましょう。

試験しけんのポイント

言葉ことばの 意味いみがわからないときは、 知しっている 言葉ことばに 言いい 換かえて 考かんがえましょう。

たとえば、「抑制よくせい」は 「抑おさえる」、 「維持いじ」は 「今いまの 状態じょうたいを 保たもつ」と 考かんがえます。

言葉ことばの 違ちがいに 気きづくことが、 正ただしい 選択肢せんたくしを 選えらぶ ヒントになります。

わからなかったら、もう 一度いちど 確認かくにんしよう

過去問かこもんを 解といて、 意味いみがわからない 言葉ことばや、 間違まちがえた 言葉ことばは ありませんでしたか?

次つぎのページでも、 試験しけんに 出でる 言葉ことばを 勉強べんきょうできます。

言葉ことばは、 意味いみを 知しるだけでなく、 問題もんだいの 中なかで 使つかえることが 大切たいせつです。

間違まちがえた 問題もんだいは、 言葉ことばの 意味いみを 確認かくにんしてから、 もう一度いちど 解といてみましょう。