コミュニケーション技術ぎじゅつ

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次つぎの事例じれいを読よんで,問題もんだい29,問題もんだい30 について答こたえなさい。

[事例じれい]

Jさん(75歳さい,男性だんせい)は先天性せんてんせいの全盲ぜんもうである。これまで自宅じたくで自立じりつした生活せいかつをしてきたが,最近さいきん,心身しんしん機能きのうの衰おとろえを感かんじて,有料ゆうりょう老人ろうじんホームに入居にゅうきょした。
施設しせつでの生活せいかつにまだ慣なれていないので,移動いどうは介護福祉職かいごふくししょくに誘導ゆうどうしてもらっている。
ある日ひ,介護福祉職かいごふくししょくがJさんを自室じしつまで誘導ゆうどうしたときに,「いつも手伝てつだってもらってすみません。なかなか場所ばしょを覚おぼえられなくて。私わたしはここでやっていけるでしょうか」と話はなしてきた。

問題もんだい30

Jさんの不安ふあんな気持きもちを軽かるくするための介護福祉職かいごふくししょくの対応たいおうとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 いきなり声こえをかけると驚おどろくので,肩かたにふれてから挨拶あいさつをする。
2 誘導時ゆうどうじの声こえかけは歩行ほこうの妨さまたげになるので,最小限さいしょうげんにする。
3 角かどを曲まががるときには,「こちらに」と方向ほうこうを伝つたえる。
4 トイレや食堂しょくどうなどを,一緒いっしょに歩あるきながら確認かくにんする。
5 食堂しょくどうの座席ざせきは,Jさんの好すきなところに座すわるように伝つたえる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとうと解説かいせつ

問題もんだい30

視覚障害者しかくしょうがいしゃへの関かかわり方かたに関かんする問題もんだいです。

答こたえは、「4」です。

Jさんの不安ふあんの原因げんいんになっているのは、全盲ぜんもうにより施設しせつの生活せいかつに慣なれていないことです。

1 いきなり声こえをかけると驚おどろくので,肩かたにふれてから挨拶あいさつをする。

【×】誤あやまりです。全盲ぜんもうの人ひとの肩かたにいきなり触ふれるのは、驚おどろかせてしまう可能性かのうせいがあります。先さきに声こえをかけるほうが親切しんせつです。

2 誘導時ゆうどうじの声こえかけは歩行ほこうの妨さまたげになるので,最小限さいしょうげんにする。

【×】誤あやまりです。Jさんは全盲ぜんもうであるため、耳みみからの情報じょうほうは周囲しゅういの情報じょうほう把握はあくに必要ひつようです。

3 角かどを曲まががるときには,「こちらに」と方向ほうこうを伝つたえる。

【×】誤あやまりです。視覚障害者しかくしょうがいしゃの誘導ゆうどうは「こちら」「あちら」ではなく、「右みぎ」「左ひだり」といった具体的ぐたいてきな声こえかけで情報じょうほうを伝つたえます。

4 トイレや食堂しょくどうなどを,一緒いっしょに歩あるきながら確認かくにんする。

【○】選択肢せんたくしのとおりです。Jさんの不安ふあんを軽かるくするため、一緒いっしょに歩あるきながら施設しせつの環境かんきょうに慣なれてもらいます。

5 食堂しょくどうの座席ざせきは,Jさんの好すきなところに座すわるように伝つたえる。

【×】誤あやまりです。Jさんの好このみを優先ゆうせんすることは大切たいせつなことですが、Jさんは全盲ぜんもうであり、周囲しゅういの環境かんきょうがわからないため、逆ぎゃくに不安ふあんになってしまいます。声こえかけをしながら、Jさんの希望きぼうを聞きき、誘導ゆうどうします。

#視覚障害しかくしょうがい #全盲ぜんもう