介護福祉士国家試験では、「介助」「援助」「自助」「互助」など、「助」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
介助・援助
自助・互助
では、「助」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「助」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
助
基本イメージ
力を添えて
たすける
「助ける」とも読みます。体の動きを手伝うことだけでなく、生活を支えることにも使います。
この漢字が入る言葉
介助援助自助互助
漢字を組み合わせて考えよう
「助」の前にある漢字にも注目しましょう。漢字を分けるのは、意味を考えるための学習ヒントです。
介助
意味を合わせると
↓
介助
食事や着替え、移動など、生活の動作をたすけることです。本人ができることを生かし、必要なところを手伝います。
援助
意味を合わせると
↓
援助
困っている人に力を貸して、たすけることです。相談にのる、お金や品物で支えるなど、広い意味で使います。
自助
意味を合わせると
↓
自助
自分の力で、自分の生活や健康を支えることです。たとえば、自分で体調を管理することなどがあります。
互助
意味を合わせると
↓
互助
近所の人や友人などが、自分たちの意思で助け合うことです。地域での見守りや、ボランティアの活動などがあります。
言葉の関係を整理しよう
まず、介助と援助の使い方を見ましょう。
介助も、人をたすける援助の一つと考えられます。
次に、自助と互助を「誰がたすけるか」で比べましょう。
自助
自分の力で自分を支える
互助
身近な人どうしで助け合う
自=自分、互=おたがい。
自助は、何もかも一人でするという意味ではありません。必要な支援を受けることも大切です。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
長い言葉も、知っている部分に分けてみましょう。
たとえば
「食事介助 を行う」
STEP 1
言葉を分ける
「食事介助」=「食事」+「介助」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「食事」は食べること。「介助」は生活の動作をたすけることです。
「食べることをたすけるのかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
食事介助は、自分だけでは食事が難しい人に、必要な手助けをすることです。本人ができることや希望、安全を確認して行います。
「助」を見つけたら、何を、誰がたすけるのかを考えましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
助= たすける
介助
本人ができることを生かし、必要なところをたすける。
自助・互助
「自分で」と「おたがいに」の違いに注目する。
地域包括ケアの問題では、互助は身近な人どうしの自発的な助け合いです。介護保険などの社会保険による支え合いは「共助」として区別します。
漢字から考えてみよう
「助」と、組み合わせた漢字をヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「自助」の「自」から考えると、どちらの意味に近いですか?
A 自分の力で自分の生活を支える
B 近所の人どうしで助け合う
答え
A 自分の力で自分の生活を支える
「自」は自分という意味です。自分で健康に気をつけることなどが自助に当たります。
漢字から考えるポイント
「助」だけでなく、前の「自」も見ましょう。
問題 2
「互助」の「互」は「おたがい」です。どちらが互助の例ですか?
A 自分で毎日の体調を記録する
B 近所の人たちが自分たちの意思で見守りをする
答え
B 近所の人たちが自分たちの意思で見守りをする
身近な人どうしが自発的に助け合うので、互助です。
漢字から考えるポイント
「互」+「助」で「おたがいにたすける」と考えましょう。
実際の過去問に挑戦
「助」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「助」が使われた過去問
第35回 問題115
自助・互助・介助
近所の人による雪かきの手助けが、どの助け合いに当たるかを考える問題です。
第36回 問題121
自助具・全介助
事例に「自助具」、選択肢に「全介助」が出てきます。本人の「自分でやりたい」という気持ちを大切にした対応を考えましょう。
問題を解くときのヒント
誰が、どのようにたすけているかを読み取りましょう。「助」が入る言葉でも、前後の漢字で意味が変わります。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
自助
自分の力で自分を支える
互助
身近な人どうしで助け合う
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。