介護福祉士国家試験では、「改善」「改正」など、「改」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
改善・改正
では、「改」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「改」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
改
基本イメージ
よくないところを見直して
変えてよくする
「改める」「改まる」とも読みます。「改」には今までのものを変える意味があり、ここでは「改善・改正」のイメージを覚えましょう。
この漢字が入る言葉
改善改正
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
改善
意味を合わせると
↓
改善
よくない状態や問題があるところを、今よりよくすることです。「生活習慣を改善する」「住環境を改善する」のように使います。
改正
意味を合わせると
↓
改正
法律や規則などを、適切なものに直すことです。「法律を改正する」「規則を改正する」のように使います。
言葉の違いを整理しよう
どちらも「あらためる」ことに関係します。何を変えるのかに注目しましょう。
改善
よくない状態や問題点をよくする
改正
法律や規則などを直す
改善は「状態や問題点をよくする」、改正は「法律や規則などを直す」。
「住環境の改善」「法律の改正」のように、組み合わせて覚えましょう。
「症状が改善した」は、前よりよくなったという意味です。完全に治ったという意味とは限りません。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「住環境の改善」=「住環境」+「改善」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「住環境」は住まいの環境。「改善」は、よくないところをよくすることです。
「住まいの困るところを直して、暮らしやすくすることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「住環境の改善」は、住まいの環境にある問題点をよくすることです。たとえば、通り道の物を片づけて、移動しやすくすることが考えられます。
何を、どのようによくするのかを考えましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
改= 変えてよくする
改善
どんな問題点や状態を、よくしようとしているかを確認する。
改正
どの法律や規則が、いつ、どのように変わったのかを確認する。
「改善するため」と書いてあっても、その方法が適切とは限りません。目的と方法の両方を読みましょう。
漢字から考えてみよう
「改」と組み合わせた漢字をヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「住環境を改善する」は、どちらの意味ですか?
A 住まいの環境にある問題点をよくする
B 住まいの環境を必ず以前と同じに戻す
答え
A 住まいの環境にある問題点をよくする
「改善」は、よくないところを今よりよくすることです。
漢字から考えるポイント
以前と同じ状態に戻すとは限りません。
問題 2
「法律を改正する」は、どちらの意味ですか?
A 法律の内容を変えずに覚える
B 法律を適切なものに直す
答え
B 法律を適切なものに直す
「改」はあらためる、「正」はただす、というイメージです。
漢字から考えるポイント
改正の前後で、どこが変わったのかに注目しましょう。
実際の過去問に挑戦
「改」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「改」が使われた過去問
第38回 問題38
歩行機能の改善
選択肢に「歩行機能の改善」が登場します。何をよくするのかを確認し、本人への対応が適切かを考えましょう。
第36回 問題10
改正・制度改正
選択肢に「改正」「制度改正」が登場します。言葉の意味を確認してから、変更の内容が正しく書かれているかを考えましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味と、選択肢の正誤を分けて考えましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
改善
よくない状態や問題点をよくする
改正
法律や規則などを直す
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。
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