介護福祉士国家試験では、「予防」「防止」「虐待防止」など、「防」が入った言葉が出てきます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
予防・防止
虐待防止
では、「防」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「防」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
防
基本イメージ
よくないことが起こらないように
ふせぐ
「防ぐ」とも読みます。病気や事故などをふせいで、人の安全や健康を守るイメージです。
この漢字が入る言葉
予防防止虐待防止
漢字を組み合わせて考えよう
漢字や言葉を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
予防
意味を合わせると
↓
予防
病気や事故などが起こらないように、前もって対策することです。
防止
意味を合わせると
↓
防止
よくないことが起こらないように、ふせぐことです。「事故防止」「感染防止」などの形で使います。
虐待防止
虐待人を傷つけるなどの行為
+
防止起こらないようにふせぐ
意味を合わせると
↓
虐待防止
虐待が起こらないようにすることです。虐待には、体や心を傷つけること、必要な世話をしないことなどがあります。
言葉の関係を整理しよう
「予防」と「防止」は、意味が近い言葉です。
どちらも、よくないことが起こらないようにすること。
「予防」は「前もって」というイメージがヒントです。防止も、起こる前の対策に使います。
「感染予防」と「感染防止」のように、同じことに使う場合もあります。病気なら予防、事故なら防止、と決めて覚えないようにしましょう。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
長い言葉でも、「防」が意味を考えるヒントになります。
たとえば
「転倒防止 のために環境を整える」
STEP 1
言葉を分ける
「転倒防止」=「転倒」+「防止」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「転倒」は転ぶこと。「防止」は、起こらないようにふせぐことです。
「転ばないようにすることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
転倒防止は、転ぶ事故が起こらないようにすることです。たとえば、歩く場所にある物を片づけるなど、危険を減らす工夫をします。
「防」を見つけたら、「何をふせぐのか」を探しましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
防= ふせぐ
予防・防止
何が起こらないようにするのかを確認する。
虐待防止
虐待をふせぐ取り組みに加え、早く気づき、対応することも大切。
「予防のため」「防止のため」と書いてあっても、その方法が正しいとは限りません。目的だけでなく、対応の内容も読みましょう。
漢字から考えてみよう
「防」の意味をヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「予防」の「予」には「前もって」というイメージがあります。どちらの意味に近いですか?
A 起こらないように、前もって対策する
B 起こるまで何もしない
答え
A 起こらないように、前もって対策する
「予」+「防」で、前もってふせぐ、と考えられます。
漢字から考えるポイント
「防」に、もう1つの漢字の意味を合わせましょう。
問題 2
「転倒防止」で、ふせぎたいことはどちらですか?
答え
B 転ぶこと
「転倒」は転ぶことです。転倒防止は、転ばないようにすることを表します。
漢字から考えるポイント
「防止」の前を見ると、何をふせぐかがわかります。
実際の過去問に挑戦
「防」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「防」が使われた過去問
第35回 問題16
高齢者虐待防止法
高齢者虐待防止法に関する問題です。法律の名前の中にある「虐待」と「防止」を見つけましょう。
第38回 問題4
感染予防
避難所での生活支援を問う問題です。選択肢に「感染予防」が使われています。目的と方法の両方を確認しましょう。
問題を解くときのヒント
「何をふせぐ?」「その方法は適切?」の順番で考えてみましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
虐待防止
虐待が起こらないようにする
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。