介護福祉士国家試験では、「除去」「解除」「除外」など、「除」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
除去・解除・除外
では、「除」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「除」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
除
基本イメージ
そこにあるものを取り除く
とる・なくす
「除く」とも読みます。目に見えるものだけでなく、制限や対象についても使います。
この漢字が入る言葉
除去解除除外
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
除去
意味を合わせると
↓
除去
汚れや邪魔になるものなどを、取り除くことです。「汚れを除去する」「障害物を除去する」のように使います。
解除
意味を合わせると
↓
解除
制限や禁止などを解いて、なくすことです。「制限を解除する」なら、それまで設けていた制限をなくすことです。
除外
意味を合わせると
↓
除外
ある範囲や対象から外すことです。「対象から除外する」なら、その対象に含めないことです。
言葉の違いを整理しよう
「何を、どこから除くのか」を考えましょう。
除外
範囲や対象から外す
除去は「取り除く」、解除は「制限などを解く」、除外は「対象から外す」。
「汚れの除去」「制限の解除」「対象からの除外」という組み合わせで覚えましょう。
除外は、そのものを消すことではありません。たとえば「集計から除外する」は、その集計に含めないという意味です。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
知っている漢字を組み合わせてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「対象から除外する」=「対象」+「除外」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「除」はのぞく、「外」はそと、というイメージです。
「その対象の範囲から、外すことかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「対象から除外する」は、その対象に含めないことです。何の対象なのか、どの条件があるのかも確認しましょう。
「除」を見つけたら、何を取るのか、何から外すのかを読み取りましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
除= とる・なくす
除去・解除
汚れなどを取るのか、制限などを解くのかを確認する。
除外・~を除く
ある対象や範囲に含めないという意味に注意する。
「~を含む」と「~を除く」では、範囲が変わります。条件や例外まで読みましょう。
漢字から考えてみよう
「除」のイメージをヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「制限を解除する」は、どちらの意味ですか?
A それまでの制限をなくす
B 新しい制限を加える
答え
A それまでの制限をなくす
「解」はとく、「除」はのぞくというイメージです。
漢字から考えるポイント
何の制限かも確認しましょう。
問題 2
「対象から除外する」は、どちらの意味ですか?
A その対象に含める
B その対象に含めない
答え
B その対象に含めない
「除」+「外」で、範囲の外に置くと考えられます。
漢字から考えるポイント
除外されたものを、その対象に数えないようにしましょう。
実際の過去問に挑戦
「除」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「除」が使われた過去問
第38回 問題42
歯垢の除去
選択肢に「歯垢を除去する」という表現があります。何を取り除くのかを確認してから、方法が適切かを考えましょう。
第37回 問題65
秘密保持義務の解除
選択肢に「秘密保持義務が解除される」という表現があります。何がなくなると書かれているのかを確認し、その内容が正しいか考えましょう。
第38回 問題23
対象からの除外
選択肢に「対象から除外されている」という表現があります。「対象に含めない」という意味を確認してから、問題を解きましょう。
問題を解くときのヒント
何を取り除くのか、何が解除・除外されるのかを確認しましょう。言葉の意味と、選択肢の内容が正しいかどうかは、分けて考えます。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
除外
範囲や対象から外す
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。