睡眠すいみんは、介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんかえ出題しゅつだいされているテーマです。

睡眠すいみんのしくみや高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん睡眠障害すいみんしょうがい介護かいごでの支援しえんは、試験しけんでよくわれるポイントです。

とくに、つぎ内容ないようについて確認かくにんをしておきましょう。

  • レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみんちが
  • 体内時計たいないどけい睡眠すいみんのリズム
  • 高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん特徴とくちょう
  • 睡眠すいみんさまたげるもの
  • おも睡眠障害すいみんしょうがいとその特徴とくちょう
  • よい睡眠すいみんのための環境かんきょう介護かいご

睡眠すいみんはなぜ必要ひつよう

睡眠すいみんは、ただからだやすませるためだけのものではありません。

ねむっているあいだにも、こころからだでは、健康けんこうたもつためのさまざまなはたらきがおこなわれています。

睡眠すいみんおも役割やくわりを3つにけて確認かくにんしましょう。

こころからだつかれを回復かいふくする

日中にっちゅう活動かつどうでたまったつかれを回復かいふくし、心身しんしん健康けんこうたもちます。

記憶きおく整理せいりする

日中にっちゅう情報じょうほう経験けいけん整理せいりし、記憶きおくとして定着ていちゃくさせます。

からだはたらきをととのえる

睡眠中すいみんちゅうには、からだ修復しゅうふく成長せいちょう関係かんけいするホルモンが分泌ぶんぴつされます。

試験しけんおぼえるポイント:

睡眠すいみんには、 心身しんしん回復かいふく」 「記憶きおく整理せいり定着ていちゃく」 「からだはたらきをととのえる」 という大切たいせつ役割やくわりがあります。

つぎに、睡眠すいみんのしくみについて、レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみんちがいを確認かくにんしましょう。

睡眠すいみんのしくみをろう

睡眠すいみんは、ずっとおなふかさでねむっているわけではありません。

睡眠すいみんには、 レム睡眠すいみんノンレム睡眠すいみん があり、一晩ひとばんのうちに、この2つをかえしています。

試験しけんでは、レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみん特徴とくちょうちがいがよくわれます。

レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみん

レム睡眠すいみん

  • REMは、Rapid Eye Movement(急速眼球運動きゅうそくがんきゅううんどう)の頭文字かしらもじです。
  • ねむっていても、のう比較的ひかくてき活発かっぱつはたらいています。
  • ゆめることがおお睡眠すいみんです。
  • 全身ぜんしん筋肉きんにくはゆるみ、からだやすんでいます。
  • 記憶きおく整理せいり定着ていちゃくにも関係かんけいします。

ノンレム睡眠すいみん

  • 「レム睡眠すいみんではない睡眠すいみん」という意味いみです。
  • のう活動かつどう低下ていかし、のうやすませます。
  • あさねむりからふかねむりまであります。
  • ねむりにつくと、まずノンレム睡眠すいみんあらわれます。
  • 睡眠すいみん前半ぜんはんでは、ふかいノンレム睡眠すいみんおおくなります。

2つのちがいをくらべよう

レム睡眠すいみん ノンレム睡眠すいみん
のう 比較的ひかくてき活発かっぱつはたら 活動かつどう低下ていかする
からだ 筋肉きんにくがゆるみ、からだやすんでいる のうからだやすませる
ゆめ ることがおお ゆめることもある
ねむりのふか 比較的ひかくてきあさ あさねむりからふかねむりまである
おもはたら 記憶きおく整理せいり定着ていちゃくなど のうからだやすませる

試験しけんおぼえるポイント:

レム睡眠すいみん のう比較的ひかくてき活発かっぱつからだやすんでいる
ノンレム睡眠すいみん のう活動かつどう低下ていかし、ふかねむりがある

一晩ひとばん睡眠すいみんはどう変化へんかする?

ねむりにつくと、まずノンレム睡眠すいみんはいり、だんだんねむりがふかくなります。

そのあとねむりがあさくなり、レム睡眠すいみんあらわれます。

ノンレム睡眠すいみんとレム睡眠すいみんは、一晩ひとばんのうちに何度なんどかえされます。

睡眠すいみんなが

入眠にゅうみん → ノンレム睡眠すいみんふかねむり → あさねむり → レム睡眠すいみん → またノンレム睡眠すいみん

おぼえておこう:

睡眠すいみん前半ぜんはんは、 ふかいノンレム睡眠すいみんおおくなります。
朝方あさがたちかづくと、 レム睡眠すいみんながくなる 傾向けいこうがあります。

試験しけんおぼえるポイント:

ねむはじめは、ノンレム睡眠すいみんからはじまります。
また、一晩ひとばんのうちにノンレム睡眠すいみんとレム睡眠すいみん何度なんどかえします。

つぎに、睡眠すいみんふか関係かんけいする、 体内時計たいないどけい睡眠すいみんのリズム について確認かくにんしていきましょう。

体内時計たいないどけい睡眠すいみんのリズム

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ひとからだには、 ひるよるのリズムにわせて からだはたらきを調整ちょうせいする 体内時計たいないどけい があります。

あさめて、 よるになるとねむくなるのも、 この体内時計たいないどけい関係かんけいしています。

あさひかり体内時計たいないどけいととのえる

あさひかりびると、 体内時計たいないどけい調整ちょうせいされ、 一日いちにち生活せいかつリズムがととのいやすくなります。

あさ

ひかりびる

体内時計たいないどけい

生活せいかつのリズムをととのえる

よる

メラトニンが分泌ぶんぴつされる

睡眠すいみん

ねむくなり、睡眠すいみんにつながる

体内時計たいないどけい関係かんけいするもの

視交叉上核しこうさじょうかく

のう視床下部ししょうかぶにあり、 体内時計たいないどけい中心ちゅうしんとなる部分ぶぶんです。
からはいったひかり情報じょうほうけて、 睡眠すいみん覚醒かくせいのリズムを調整ちょうせいします。

メラトニン

のう松果体しょうかたいから分泌ぶんぴつされるホルモンです。
よるになると分泌ぶんぴつえ、 自然しぜんねむりにつながります。

おぼえておこう:

概日がいじつリズム(サーカディアンリズム)とは、 やく24時間じかん周期しゅうきかえされる、 からだ生活せいかつリズムのことです。

あさひかりびると、 体内時計たいないどけい調整ちょうせいされ、 概日がいじつリズムがととのいやすくなります。
そのため、あさひかりび、 日中にっちゅう活動かつどうすることは、 よるのよい睡眠すいみんにもつながります。

試験しけんおぼえるポイント:

体内時計たいないどけい中心ちゅうしん視交叉上核しこうさじょうかく
ねむりに関係かんけいするホルモン = メラトニン
概日がいじつリズム = やく24時間じかんのリズム
あさひかり体内時計たいないどけいととのえる

体内時計たいないどけい睡眠すいみんのリズムは、 年齢ねんれいによっても変化へんかします。

つぎに、 高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん特徴とくちょう確認かくにんしていきましょう。

高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん特徴とくちょう

睡眠すいみんは、年齢ねんれいとともに変化へんかします。

高齢者こうれいしゃでは、わかひとくらべて、 ふか睡眠すいみんすくなくなったり、 夜中よなか朝早あさはやくにめやすくなったりします。

試験しけんでは、加齢かれいによって睡眠すいみんがどう変化へんかするか」がよくわれます。

加齢かれいによる4つの変化へんか

1 ふか睡眠すいみんすくなくなる

年齢ねんれいとともに、 ふかいノンレム睡眠すいみんり、 ねむりがあさくなる傾向けいこうがあります。

2 夜中よなかめやすくなる

ねむりがあさくなるため、 夜中よなか何度なんどめることがえます。

3 朝早あさはやめやすくなる

睡眠すいみん覚醒かくせいのリズムがはやまり、 はや時間じかんねむくなり、 朝早あさはやめることがあります。

4 必要ひつよう睡眠時間すいみんじかんみじかくなる傾向けいこうがある

加齢かれいによって、 わかいときよりも必要ひつよう睡眠時間すいみんじかんみじかくなる傾向けいこうがあります。

わかひと高齢者こうれいしゃくらべよう

わかひと 高齢者こうれいしゃ
ふか睡眠すいみん 比較的ひかくてきおお すくなくなる
夜中よなか目覚めざ すくない えやすい
あさ目覚めざ はやくなりやすい
睡眠時間すいみんじかん 比較的ひかくてきなが みじかくなる傾向けいこう
睡眠効率すいみんこうりつ たか 低下ていかする傾向けいこう

おぼえておこう:

睡眠効率すいみんこうりつとは、 布団ふとんやベッドにはいっている時間じかんのうち、 実際じっさいねむっている時間じかん割合わりあいです。

高齢者こうれいしゃでは、 夜中よなかめることがえるため、 睡眠効率すいみんこうりつ低下ていかする傾向けいこう があります。

試験しけんおぼえるポイント:

加齢かれいによって、 ふか睡眠すいみんり、 夜中よなか朝早あさはやくにめやすくなります。
また、 必要ひつよう睡眠時間すいみんじかんみじかくなる傾向けいこう があります。

高齢者こうれいしゃよるによくねむるためには、 睡眠すいみんさまたげる生活習慣せいかつしゅうかん環境かんきょうにも注意ちゅういする必要ひつようがあります。

つぎに、 睡眠すいみんさまたげるもの について確認かくにんしていきましょう。

睡眠すいみんさまたげるもの

よい睡眠すいみんをとるためには、 寝室しんしつ環境かんきょうだけでなく、 日中にっちゅう生活せいかつまえごしかた大切たいせつです。

試験しけんでは、 睡眠すいみんさまたげるものはどれか」 または、 「よい睡眠すいみんにつながる支援しえんはどれか」 というかたちわれることがあります。

睡眠すいみんさまたげるおもなもの

1 まえのカフェイン

コーヒーや緑茶りょくちゃなどにふくまれる カフェインには、 眠気ねむけよわくするはたらきがあります。

まえおおくとると、 つきがわるくなることがあります。

2 寝酒ねざけ

さけむと、 一時的いちじてきねむくなることがあります。

しかし、睡眠すいみんあさくなったり、 夜中よなかめやすくなったりします。

3 ながすぎる昼寝ひるね

昼間ひるま長時間ちょうじかんねむると、 よるねむくなりにくくなることがあります。

よる睡眠すいみんととのえるためには、 ながすぎる昼寝ひるねけることが大切たいせつです。

4 直前ちょくぜん食事しょくじ

直前ちょくぜん食事しょくじをすると、 胃腸いちょう消化しょうかのためにはたらきます。

そのため、睡眠すいみんさまたげることがあります。

5 生活せいかつリズムのみだ

時間じかんきる時間じかん毎日まいにちおおきくちがうと、 体内時計たいないどけいみだれやすくなります。

毎日まいにち生活せいかつリズムをととのえることが大切たいせつです。

6 寝室しんしつ環境かんきょう

あかるすぎる部屋へやや、 おおきなおとあつすぎる・さむすぎる室温しつおんなどは、 睡眠すいみんさまたげます。

寝室しんしつひかりおと温度おんどなどをととのえることも必要ひつようです。

おぼえておこう:

寝酒ねざけは、よい睡眠すいみんのための方法ほうほうではありません。
さけむとねむくなることがありますが、 睡眠すいみんあさくなり、 途中とちゅうめやすくなります。

試験しけんおぼえるポイント:

カフェイン・寝酒ねざけながすぎる昼寝ひるね直前ちょくぜん食事しょくじ は、睡眠すいみんさまたげることがあります。
また、生活せいかつリズムと寝室しんしつ環境かんきょうととのえること大切たいせつです。

睡眠すいみんさまたげる原因げんいんは、 生活習慣せいかつしゅうかんだけではありません。

病気びょうきからだ状態じょうたいによって、 ねむれない、夜中よなか何度なんどめるなどの症状しょうじょうこることもあります。

つぎに、 おも睡眠障害すいみんしょうがい について確認かくにんしていきましょう。

【試験に出る言葉】「妨げる」とは?意味と過去問での使われ方あわせて読みたい【試験に出る言葉】「妨げる」とは?意味と過去問での使われ方

おも睡眠障害すいみんしょうがい見分みわけよう

睡眠障害すいみんしょうがいには、さまざまな種類しゅるいがあります。

試験しけんでは、 「どのような症状しょうじょうがあるか」んで、 睡眠障害すいみんしょうがい種類しゅるい判断はんだんすることがあります。

病名びょうめいだけではなく、 症状しょうじょうとセットおぼえておきましょう。

不眠症ふみんしょうの4つのタイプ

不眠症ふみんしょうでは、 「ねむれない」といっても、症状しょうじょうかたがちがいます。

種類しゅるい 特徴とくちょう
入眠障害にゅうみんしょうがい 布団ふとんはいっても、なかなかねむれない。
つくまでに時間じかんがかかる。
中途覚醒ちゅうとかくせい 夜中よなか何度なんどめる。
めたあと、ふたたねむりにくいこともある。
熟眠障害じゅくみんしょうがい 睡眠時間すいみんじかんはとれていても、 ぐっすりねむったかんじがしない
早朝覚醒そうちょうかくせい 予定よていしていた時間じかんよりもはやめ、 そのあとねむれなくなる。

試験しけんおぼえるポイント:

つけない → 入眠障害にゅうみんしょうがい
夜中よなか何度なんどきる → 中途覚醒ちゅうとかくせい
ねむったかんじがしない → 熟眠障害じゅくみんしょうがい
朝早あさはやめる → 早朝覚醒そうちょうかくせい

そのほかのおも睡眠障害すいみんしょうがい

1 過眠症かみんしょう

よる十分じゅうぶん睡眠すいみんをとっているのに、 日中にっちゅうつよ眠気ねむけあらわれます。

仕事しごと日常生活にちじょうせいかつ影響えいきょうすることがあります。

2 レストレスレッグス症候群しょうこうぐん

「むずむず脚症候群あししょうこうぐん」ともばれます。

あしがむずむずする、 不快ふかいかんじがするなど、 あしうごかしたくなる症状しょうじょうあらわれます。

あしうごかすと症状しょうじょうかるくなることが特徴とくちょうです。

3 周期性四肢運動障害しゅうきせいししうんどうしょうがい

睡眠中すいみんちゅうに、 あしなどが周期的しゅうきてきにピクピクとうごきます。

本人ほんにんづかないこともありますが、 睡眠すいみんあさくなり、 日中にっちゅう眠気ねむけつかれにつながることがあります。

4 睡眠時無呼吸症候群すいみんじむこきゅうしょうこうぐん

睡眠中すいみんちゅうに、 呼吸こきゅう何度なんどまったり、よわくなったりする 病気びょうきです。

おおきないびきや、 日中にっちゅうつよ眠気ねむけがみられることがあります。

介護福祉職かいごふくししょくは、 睡眠中すいみんちゅう呼吸こきゅうやいびきの様子ようす観察かんさつすることが大切たいせつです。

症状しょうじょうから見分みわけよう:

  • あしがむずむずして、うごかすとらくになる → レストレスレッグス症候群しょうこうぐん
  • ねむっているときにあし周期的しゅうきてきにピクピクうご周期性四肢運動障害しゅうきせいししうんどうしょうがい
  • おおきないびきがあり、途中とちゅう呼吸こきゅうまる 睡眠時無呼吸症候群すいみんじむこきゅうしょうこうぐん
  • 十分じゅうぶんていても、日中にっちゅうつよ眠気ねむけがある 過眠症かみんしょう

試験しけんおぼえるポイント:

睡眠障害すいみんしょうがい問題もんだいでは、 病名びょうめいだけをおぼえるのではなく、特徴的とくちょうてき症状しょうじょうとセットおぼえましょう。

特に、 あしうごかしたくなる」 「睡眠中すいみんちゅうあしうごく」 「いびき+呼吸こきゅうまる」 ちがいを見分みわけられるようにしておきましょう。

利用者りようしゃ睡眠すいみん問題もんだいがあるときは、 病名びょうめい判断はんだんするだけではなく、 生活せいかつ睡眠中すいみんちゅう様子ようす観察かんさつすることも大切たいせつです。

つぎに、 よい睡眠すいみんのための環境かんきょう介護かいご について確認かくにんしていきましょう。

よい睡眠すいみんのための環境かんきょう介護かいご

よい睡眠すいみんのためには、 よる寝室しんしつだけでなく、 日中にっちゅう活動かつどう生活せいかつのリズムも大切たいせつです。

介護福祉職かいごふくししょくは、 利用者りようしゃ安心あんしんしてねむれるように、 環境かんきょう生活習慣せいかつしゅうかんととのえます。

よい睡眠すいみんにつながる8つのポイント

1 寝室しんしつ環境かんきょうととのえる

室温しつおん湿度しつどひかりおとなどを調整ちょうせいします。
冷暖房れいだんぼうかぜからだ直接ちょくせつたらないようにし、 必要ひつようおうじて換気かんきもします。

2 寝具しんぐ寝衣しんいととのえる

寝具しんぐ寝衣しんいは、 清潔せいけつ乾燥かんそうしたものを使つかいます。
保温性ほおんせい吸湿性きゅうしつせい着心地きごこちなども大切たいせつです。

3 日中にっちゅう活動かつどうする

日中にっちゅう適度てきどからだうごかすことは、 よる眠気ねむけにつながります。
利用者りようしゃ状態じょうたいわせて活動かつどうすることが大切たいせつです。

4 入浴にゅうよく時間じかん工夫くふうする

就寝しゅうしんの1~2時間じかんまえ入浴にゅうよくすると、 ねむりにつきやすくなることがあります。
あつすぎるおけます。

5 昼寝ひるねながくしすぎない

長時間ちょうじかん昼寝ひるねは、 よる睡眠すいみんさまたげることがあります。
昼夜ちゅうや生活せいかつリズムが逆転ぎゃくてんしないように注意ちゅういします。

6 あさ日光にっこうびる

あさひかりびることで、 体内時計たいないどけいととのいやすくなります。
あさはカーテンをけるなど、 生活せいかつリズムをととのえる支援しえんをします。

7 まえ食事しょくじ・カフェインに注意ちゅういする

直前ちょくぜん食事しょくじひかえます。
また、コーヒーや緑茶りょくちゃなどにふくまれるカフェインのとりすぎにも注意ちゅういします。

8 たんぽなどを安全あんぜん使つか

たんぽなどを使つかうときは、 皮膚ひふ直接ちょくせつれないようにします。
低温ていおんやけどにも注意ちゅうい必要ひつようです。

介護かいごでは「ねむれない原因げんいん」をかんがえる

利用者りようしゃが「ねむれない」とうったえたときに、 すぐに睡眠薬すいみんやく使つかえばよいということではありません。

まず、ねむれない原因げんいんがないかを確認かくにんします。

介護福祉職かいごふくししょく確認かくにんすること:

  • 昼間ひるまながていないか
  • 日中にっちゅう活動量かつどうりょうすくなくないか
  • いたみや呼吸こきゅうくるしさなどがないか
  • 夜間やかん何度なんど排尿はいにょうしていないか
  • おおきないびきや呼吸こきゅう変化へんかがないか
  • 寝室しんしつあかるすぎたり、あつすぎたりしていないか
  • 不安ふあん心配事しんぱいごとがないか

注意ちゅうい

介護福祉職かいごふくししょくは、 睡眠障害すいみんしょうがい診断しんだんをするのではありません。
利用者りようしゃ睡眠すいみん呼吸こきゅう状態じょうたい観察かんさつし、 必要ひつよう情報じょうほう看護職かんごしょくなどにつたえることが大切たいせつです。

試験しけんおぼえるポイント:

よい睡眠すいみんのためには、 寝室しんしつ環境かんきょうだけでなく、 あさひかり日中にっちゅう活動かつどう昼寝ひるね入浴にゅうよくなど、一日いちにち生活せいかつリズムをととのえること 大切たいせつです。

また、利用者りようしゃねむれないときは、 まず原因げんいん観察かんさつし、そのひとった支援しえんかんがえる ことがポイントです。

ここまで、睡眠すいみんのしくみから、 高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん睡眠障害すいみんしょうがい、 よい睡眠すいみんのための介護かいごまでまなびました。

つぎに、 試験しけんではどこをればよいのか整理せいりしていきましょう。

試験しけんではここを確認かくにんしよう

睡眠すいみん問題もんだいは、 睡眠すいみんのしくみだけでなく、 高齢者こうれいしゃ特徴とくちょう睡眠障害すいみんしょうがい生活習慣せいかつしゅうかん介護かいごなど、いろいろな角度かくどから出題しゅつだいされます。

問題文もんだいぶんんだら、 まず「何についてかれているのか」確認かくにんしましょう。

1 レム睡眠すいみん・ノンレム睡眠すいみん

のうからだ状態じょうたいゆめねむりのふかさなどを確認かくにんします。

「どちらの睡眠すいみん特徴とくちょう?」

2 体内時計たいないどけい概日がいじつリズム

あさひかり視交叉上核しこうさじょうかく、 メラトニンなどの言葉ことば注目ちゅうもくします。

睡眠すいみんのリズムについて?」

3 高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん

ふか睡眠すいみん中途覚醒ちゅうとかくせい早朝覚醒そうちょうかくせい睡眠効率すいみんこうりつなどを確認かくにんします。

加齢かれいによる変化へんか?」

4 睡眠障害すいみんしょうがい

あしのむずむず、 睡眠中すいみんちゅうあしうごき、 いびき、呼吸こきゅうまるなど、 特徴的とくちょうてき症状しょうじょうさがします。

「この症状しょうじょうなに?」

5 よい睡眠すいみんのための生活せいかつ

あさひかり日中にっちゅう活動かつどう昼寝ひるね入浴にゅうよく、 カフェイン、寝酒ねざけなどを確認かくにんします。

「よい睡眠すいみんにつながる?」

6 介護福祉職かいごふくししょく対応たいおう

利用者りようしゃ生活せいかつ睡眠中すいみんちゅう様子ようす観察かんさつし、 原因げんいんかんがえてから支援しえんします。

「まず何をする?」

問題もんだいくときのコツ:

睡眠すいみん問題もんだいんだら、 すぐに選択肢せんたくしえらぶのではなく、 「しくみ」「加齢かれい」「睡眠障害すいみんしょうがい」 「生活習慣せいかつしゅうかん」「介護かいご のどれについてかれているのかをかんがえましょう。

試験しけんおぼえるポイント:

介護かいご事例問題じれいもんだいでは、 利用者りようしゃねむれない」 =すぐに睡眠薬すいみんやく とはかんがえません。

まず、 睡眠すいみん様子ようす生活せいかつ観察かんさつし、 ねむれない原因げんいんかんがえる ことが大切たいせつです。

最後さいごに、 睡眠すいみんについて試験しけん間違まちがえやすいポイントを、 ○×問題もんだい確認かくにんしてみましょう。

試験しけんでよく間違まちがえるポイント

○か×かをかんがえてから、 「こたえをる」をして確認かくにんしましょう。

1

レム睡眠すいみんでは、 のうからだふかやすんでいる。

○ それとも × ?
こたえを
×

レム睡眠すいみんでは、 からだ筋肉きんにくはゆるみますが、 のう比較的ひかくてき活発かっぱつはたらいています。

2

ねむりにつくと、 まずノンレム睡眠すいみんあらわれる。

○ それとも × ?
こたえを

ねむはじめは、 ノンレム睡眠すいみんからはじまります。 そのあと、レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみんかえします。

3

加齢かれいによって、 ふか睡眠すいみんえる。

○ それとも × ?
こたえを
×

高齢者こうれいしゃでは、 ふかいノンレム睡眠すいみんり、 ねむりがあさくなる傾向けいこう があります。

4

寝酒ねざけは、 よい睡眠すいみんのために効果的こうかてきである。

○ それとも × ?
こたえを
×

さけむと一時的いちじてきねむくなることがありますが、 睡眠すいみんあさくなり、 夜中よなかめやすくなります。

5

あさひかりびることは、 体内時計たいないどけいととのえることにつながる。

○ それとも × ?
こたえを

あさひかりは、 体内時計たいないどけい調整ちょうせいし、 概日がいじつリズムをととのえる ために大切たいせつです。

6

利用者りようしゃおおきないびきをかき、 途中とちゅう呼吸こきゅうまっている場合ばあいは、 睡眠中すいみんちゅう呼吸状態こきゅうじょうたい観察かんさつする。

○ それとも × ?
こたえを

おおきないびきや睡眠中すいみんちゅう無呼吸むこきゅうは、 睡眠時無呼吸症候群すいみんじむこきゅうしょうこうぐんでみられることがあります。
介護福祉職かいごふくししょくは、 呼吸こきゅうやいびきの様子ようす観察かんさつし、 必要ひつよう情報じょうほう医療職いりょうしょくつたえる ことが大切たいせつです。

おぼえるポイント:

睡眠すいみん問題もんだいでは、 「しくみ」 「加齢かれい」 「睡眠障害すいみんしょうがい」 「生活習慣せいかつしゅうかん」 「介護かいご のどれについてかれているのかを確認かくにんしてから、 選択肢せんたくしましょう。

まとめ

睡眠すいみんについて、試験しけん大切たいせつなポイントを最後さいご確認かくにんしましょう。

つぎの6つを説明せつめいできるようになれば、睡眠すいみん基本問題きほんもんだい対応たいおうしやすくなります。

レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみん
レム睡眠すいみんではのう比較的ひかくてき活発かっぱつはたらき、 ノンレム睡眠すいみんではふかねむりがあります。

睡眠すいみん周期しゅうき
ねむりはノンレム睡眠すいみんからはじまり、 レム睡眠すいみんとノンレム睡眠すいみん一晩ひとばん何度なんどかえします。

体内時計たいないどけい概日がいじつリズム
あさひかり体内時計たいないどけいととのえます。 体内時計たいないどけい中心ちゅうしん視交叉上核しこうさじょうかくで、 メラトニンはねむりに関係かんけいするホルモンです。

高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん
加齢かれいによってふか睡眠すいみんり、 夜中よなか朝早あさはやくにめやすくなります。

おも睡眠障害すいみんしょうがい
不眠症ふみんしょう、 レストレスレッグス症候群しょうこうぐん周期性四肢運動障害しゅうきせいししうんどうしょうがい睡眠時無呼吸症候群すいみんじむこきゅうしょうこうぐんなどは、 特徴的とくちょうてき症状しょうじょうとセットでおぼえます。

よい睡眠すいみんのための介護かいご
寝室しんしつ環境かんきょうだけでなく、 あさひかり日中にっちゅう活動かつどう昼寝ひるね入浴にゅうよくなど、 一日いちにち生活せいかつリズムをととのえることが大切たいせつです。

試験しけんのポイント:

睡眠すいみん問題もんだいでは、 睡眠すいみんのしくみ」 「加齢かれいによる変化へんか」 「睡眠障害すいみんしょうがい」 「よい睡眠すいみんのための支援しえん のどこをかれているのかを見分みわけることが大切たいせつです。

実際じっさい過去問かこもん挑戦ちょうせんしよう

睡眠すいみんについてまなんだら、 実際じっさい出題しゅつだいされた 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけん問題もんだい挑戦ちょうせんしてみましょう。

まなんだポイントを過去問かこもん確認かくにんしよう

レム睡眠すいみん・ノンレム睡眠すいみん高齢者こうれいしゃ睡眠すいみん睡眠障害すいみんしょうがい、 よい睡眠すいみんのための支援しえんなどが、 実際じっさい試験しけんでどのようにわれているか確認かくにんできます。

睡眠すいみん過去問かこもん挑戦ちょうせんする