生活支援技術
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問題47
Aさん(80歳,女性,要介護3)は,介護老人福祉施設で生活している。食事は見守りのもとでほぼ自力で摂取しているが,嚥下機能は低下してきている。医師からは,食事摂取に配慮するように指導されている。ある日の昼食中,Aさんは食事を1/3 ほど食べたところで箸を止め,表情がこわばり,呼吸もやや浅くなった。
次の記述のうち,介護福祉職が医療職に報告すると同時に,最初に行う対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 血圧を測定する。
2 口腔の状況を観察する。
3 口すぼめ呼吸を促す。
4 その場で仰臥位(背臥位)になってもらう。
5 すぐに薬を服用してもらう。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題47
食事中に誤嚥や窒息が疑われる利用者への初期対応に関する問題です。
答えは、「2」です。
誤嚥や窒息が疑われる場合、医療職への報告はもちろんですが、初期の対応がとても重要です。選択肢を見ながら、確認をしていきましょう。
1 血圧を測定する。
【×】誤りです。血圧を測定することは利用者の状態を把握するために重要ですが、食事中に急に呼吸が浅くなった場合は、まず優先するのは、窒息や誤嚥の可能性を確認することです。
2 口腔の状況を観察する。
【○】正しい選択肢です。「食事中に箸を止め、表情がこわばり、呼吸が浅くなった」とあるため、食べ物が口の中やのどに残っている、あるいは誤嚥や窒息が起きている可能性を疑い、口の中を観察し、安全を確認することが最も重要です。
3 口すぼめ呼吸を促す。
【×】誤りです。口すぼめ呼吸とは、鼻から息をすい、口をすぼめてゆっくり息を吐く呼吸方法のことです。口すぼめ呼吸は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などで呼吸を楽にするために行う方法で、今回の対応としては適切ではありません。
4 その場で仰臥位(背臥位)になってもらう。
【×】誤りです。食事中に窒息や誤嚥が疑われる利用者を仰臥位(背臥位)にすると、食べ物がさらに気道に入りやすくなり、危険です。
5 すぐに薬を服用してもらう。
【×】誤りです。介護福祉職の判断だけで薬を服用してもらうことはできません。