「~によって」は、 原因げんいんや 方法ほうほう、 違ちがい、 行為者こういしゃなどを 表あらわす 文法ぶんぽうです。

このページでは、 「~によって」「~により」「~による」の 意味いみと 使つかい 方かたを 例文れいぶんで 確認かくにんします。 また、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんでの 読よみ 方かたも 学まなびます。

1.「~によって」の 意味いみ

「~によって」は、 原因げんいんや 方法ほうほう、 違ちがいなどを 表あらわす 文法ぶんぽうです。

「~によって」には、 意味いみが 1つだけではありません。

試験しけんでは、 前まえと 後うしろの 文ぶんを 見みて、 どの 意味いみで 使つかわれているかを 考かんがえることが 大切たいせつです。
① 原因げんいん・ 理由りゆう
「Aが 原因げんいんで、 Bが 起おこる」 という 意味いみです。
病気びょうきによって、 体からだの 機能きのうが 低下ていかする。
② 方法ほうほう・ 手段しゅだん
「Aを 使つかって」 「Aすることで」 という 意味いみです。
訓練くんれんによって、 身体機能しんたいきのうの 回復かいふくを 目指めざす。
③ 違ちがい
「Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう」 という 意味いみです。
人ひとによって、 生活習慣せいかつしゅうかんは 違ちがいます。
④ 行為者こういしゃ
受うけ 身みの 文ぶんで、 「だれがしたのか」を 表あらわします。
この 制度せいどは、 国くにによって 作つくられました。
「~によって」の 意味いみを 簡単かんたんに 整理せいりすると
① 原因げんいん → Aが 原因げんいんでBが 起おこる
② 方法ほうほう → Aを 使つかって Bをする
③ 違ちがい → Aが 違ちがうと Bも 違ちがう
④ 行為者こういしゃ → Aが その 行動こうどうをした
💡 ここが 大切たいせつ!
「~によって」を 見みつけても、 すぐに 1つの 意味いみに 決きめないようにしましょう。

「~によって」の 前まえに 何なにがあるか、 後うしろで 何なにが 起おきているか を 確認かくにんすると、 意味いみを 判断はんだんしやすくなります。

2.文ぶんの 形かたちを 覚おぼえよう

「~によって」は、 後うしろにくる 言葉ことばによって、 形かたちが 変かわります。

試験しけんでは、 「によって」「により」「による」の 3つの 形かたちを 見みることがあります。
① 「~によって」
名詞めいし + によって + 文ぶん

「によって」は、 文ぶんの 中なかで 使つかう 基本きほんの 形かたちです。

例れい
病気びょうきによって、 体からだの 機能きのうが 低下ていかする。
例れい
人ひとによって、 考かんがえ 方かたは 違ちがいます。
② 「~により」
名詞めいし + により + 文ぶん

「により」は、 「によって」と 同おなじような 意味いみで 使つかいます。

「によって」よりも 少すこしかたい 表現ひょうげんで、 法律ほうりつや 制度せいど、 説明文せつめいぶんなどで 使つかわれます。

例れい
法律ほうりつにより、 必要ひつような 事項じこうが 定さだめられています。
③ 「~による+名詞めいし」
名詞めいし + による + 名詞めいし

「による」は、 後うしろの 名詞めいしを 説明せつめいするときに 使つかいます。

例れい
加齢かれいによる 身体機能しんたいきのうの 変化へんか
例れい
病気びょうきによる 生活せいかつへの 影響えいきょう
💡 「によって」と「により」
によって と によりは、 意味いみが 大おおきく 変かわるわけではありません。

「により」は、 「によって」より 少すこしかたい 言いい 方かた と 覚おぼえておきましょう。
3つの 形かたちを 整理せいりしよう
~によって
→ 後うしろに 文ぶんが 続つづく
~により
→ 「~によって」の 少すこしかたい 言いい 方かた
~による + 名詞めいし
→ 後うしろの 名詞めいしを 説明せつめいする
形かたちを 確認かくにんしてみよう
病気びょうき__、 生活せいかつに 影響えいきょうが 出でる。
→ によって
法律ほうりつ__、 制度せいどの 内容ないようが 定さだめられている。
→ により
加齢かれい__ 身体機能しんたいきのうの 変化へんか
→ による

3. 原因げんいん・ 理由りゆうを 表あらわす 「~によって」

「~によって」は、 何なにかが 原因げんいんとなって、 その 結果けっか、 別べつのことが 起おこるときに 使つかいます。

原因げんいんを 表あらわす 「~によって」は、 「~が 原因げんいんで」 と 言いい 換かえると 分わかりやすくなります。
意味いみを 確認かくにんしよう
AによってB
↓
意味いみ
Aが 原因げんいんで、 Bが 起おこる
例れい1: 病気びょうき
病気びょうきによって、 身体機能しんたいきのうが 低下ていかする。
どう 読よむ? 病気びょうきが 原因げんいんで、 身体機能しんたいきのうが 低下ていかする。
例れい2: 加齢かれい
加齢かれいによって、 筋力きんりょくが 低下ていかすることがあります。
どう 読よむ? 加齢かれいが 原因げんいんで、 筋力きんりょくが 低下ていかすることがある。
例れい3: 転倒てんとう
転倒てんとうによって、 骨折こっせつすることがあります。
どう 読よむ? 転倒てんとうが 原因げんいんで、 骨折こっせつすることがある。
💡 原因げんいんの 「~によって」の 見分みわけ 方かた
「~によって」を 見みつけたら、 次つぎの2つを 確認かくにんします。
① 「何なにが 原因げんいん?」

→ 「~によって」の 前まえを 確認かくにんする
② 「その 結果けっか、 何なにが 起おこった?」

→ 「~によって」の 後うしろを 確認かくにんする
原因げんいんの 「~によって」と 一緒いっしょに 使つかわれやすい 言葉ことば
病気びょうきによって
加齢かれいによって
事故じこによって
転倒てんとうによって
障害しょうがいによって
原因げんいんを 表あらわす 「~によって」は、 「~が 原因げんいんで」 と 言いい 換かえてみましょう。

病気びょうきによって、 身体機能しんたいきのうが 低下ていかする。

↓
病気びょうきが 原因げんいんで、 身体機能しんたいきのうが 低下ていかする。

「何なにが 原因げんいん?」
↓
「その 結果けっか、 何なにが 起おこった?」

の 順番じゅんばんで 確認かくにんすると、 意味いみを 判断はんだんしやすくなります。

4. 方法ほうほう・ 手段しゅだんを 表あらわす 「~によって」

「~によって」は、 何なにかをする 方法ほうほうや 手段しゅだんを 表あらわすときにも 使つかいます。

方法ほうほう・ 手段しゅだんの 「~によって」は、 「~を 使つかって」 「~することで」 と 言いい 換かえると 分わかりやすくなります。
意味いみを 確認かくにんしよう
AによってB
↓
意味いみ
Aを 使つかってBをする
または
AすることでBになる
例れい1: 訓練くんれん
訓練くんれんによって、 身体機能しんたいきのうの 回復かいふくを 目指めざします。
どう 読よむ? 訓練くんれんをすることで、 身体機能しんたいきのうの 回復かいふくを 目指めざす。
例れい2: 福祉用具ふくしようぐ
福祉用具ふくしようぐの 利用りようによって、 一人ひとりで 移動いどうできるようになりました。
どう 読よむ? 福祉用具ふくしようぐを 利用りようすることで、 一人ひとりで 移動いどうできるようになった。
例れい3: 話はなし 合あい
話はなし 合あいによって、 問題もんだいを 解決かいけつします。
どう 読よむ? 話はなし 合あうことで、 問題もんだいを 解決かいけつする。
💡 方法ほうほう・ 手段しゅだんの 「~によって」の 見分みわけ 方かた
「~によって」を 見みつけたら、 次つぎのように 考かんがえてみましょう。
① 「どんな 方法ほうほうで?」

→ 「~によって」の 前まえを 確認かくにんする
② 「それを 使つかって、 何なにをする?」

または

「それをすることで、 何なにが 変かわる?」

→ 「~によって」の 後うしろを 確認かくにんする
方法ほうほう・ 手段しゅだんの 「~によって」と 一緒いっしょに 使つかわれやすい 言葉ことば
訓練くんれんによって
支援しえんによって
福祉用具ふくしようぐの 利用りようによって
話はなし 合あいによって
情報共有じょうほうきょうゆうによって
方法ほうほう・ 手段しゅだんを 表あらわす 「~によって」は、 「~を 使つかって」 「~することで」 と 言いい 換かえてみましょう。

福祉用具ふくしようぐの 利用りようによって、 一人ひとりで 移動いどうできるようになった。

↓
福祉用具ふくしようぐを 利用りようすることで、 一人ひとりで 移動いどうできるようになった。

「どんな 方法ほうほうで?」
↓
「その 方法ほうほうで、 何なにをする・ 何なにが 変かわる?」

と 考かんがえると、 方法ほうほう・ 手段しゅだんの 意味いみだと 判断はんだんしやすくなります。

5. 違ちがいを 表あらわす 「~によって」

「~によって」は、 人ひとや 場所ばしょ、 条件じょうけんなどが 違ちがうと、 結果けっかや 内容ないようも 違ちがうことを 表あらわすときにも 使つかいます。

違ちがいを 表あらわす 「~によって」は、 「Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう」 と 考かんがえると 分わかりやすくなります。
意味いみを 確認かくにんしよう
AによってB
↓
意味いみ
Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう
例れい1: 人ひと
人ひとによって、 生活習慣せいかつしゅうかんは 違ちがいます。
どう 読よむ? 人ひとが 違ちがうと、 生活習慣せいかつしゅうかんも 違ちがいます。
例れい2: 地域ちいき
地域ちいきによって、 利用りようできる サービスさーびすが 違ちがいます。
どう 読よむ? 地域ちいきが 違ちがうと、 利用りようできる サービスも 違ちがいます。
例れい3: 状態じょうたい
利用者りようしゃの 状態じょうたいによって、 必要ひつような 介助かいじょは 異ことなります。
どう 読よむ? 利用者りようしゃの 状態じょうたいが 違ちがうと、 必要ひつような 介助かいじょも 違ちがいます。
💡 違ちがいを 表あらわす 「~によって」の 見分みわけ 方かた
「~によって」を 見みつけたら、 前まえと 後うしろを 確認かくにんしてみましょう。
① 「何なにが 違ちがう?」

→ 「~によって」の 前まえを 確認かくにんする
② 「それが 違ちがうと、 何なにが 変かわる?」

→ 「~によって」の 後うしろを 確認かくにんする
違ちがいを 表あらわす 「~によって」と 一緒いっしょに 使つかわれやすい 言葉ことば
人ひとによって
地域ちいきによって
年齢ねんれいによって
状態じょうたいによって
環境かんきょうによって
場合ばあいによって
違ちがいを 表あらわす 「~によって」は、 「Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう」 と 考かんがえましょう。

人ひとによって、 生活習慣せいかつしゅうかんは 違ちがいます。

↓
人ひとが 違ちがうと、 生活習慣せいかつしゅうかんも 違ちがいます。

「何なにが 違ちがう?」
↓
「それが 違ちがうと、 何なにが 変かわる?」

の 順番じゅんばんで 確認かくにんすると、 この 使つかい 方かたを 判断はんだんしやすくなります。

6. 行為者こういしゃを 表あらわす 「~によって」

「~によって」は、 受うけ 身みの 文ぶんで、 「だれがしたのか」 「どこがしたのか」を 表あらわすときにも 使つかいます。

この 使つかい 方かたでは、 「~によって」の 前まえに、 その 行動こうどうをした 人ひとや 組織そしきなどがきます。
意味いみを 確認かくにんしよう
Aによって Bされる
↓
意味いみ
AがBをする
例れい1: 国くに
この 制度せいどは、 国くにによって 作つくられました。
どう 読よむ? 国くにが、 この 制度せいどを 作つくりました。
例れい2: 国会こっかい
この 法律ほうりつは、 国会こっかいによって 制定せいていされました。
どう 読よむ? 国会こっかいが、 この 法律ほうりつを 制定せいていしました。
例れい3: 専門家せんもんか
この 方法ほうほうは、 専門家せんもんかによって 開発かいはつされました。
どう 読よむ? 専門家せんもんかが、 この 方法ほうほうを 開発かいはつしました。
💡 行為者こういしゃの 「~によって」の 見分みわけ 方かた
この 使つかい 方かたでは、 後うしろに 受うけ 身みの 形かたちが 使つかわれることが 多おおいです。
① 後うしろが 受うけ 身みになっている?

作つくられる・ 制定せいていされる・ 開発かいはつされる などを 確認かくにんします。
② 「だれがした?」 「どこがした?」

→ 「~によって」の 前まえを 確認かくにんする
「~に」と「~によって」は 同おなじ?

受うけ 身みの 文ぶんでは、 「~に」 も 行動こうどうをした 人ひとを 表あらわします。

私わたしは 先生せんせいに ほめられました。

→ 日常にちじょうの 受うけ 身みでは、 「~に」を 使つかうことが 多おおいです。
この 制度せいどは、 国くにによって 作つくられました。

→ 制度せいど・ 法律ほうりつ・ 作品さくひん・ 発明はつめいなど、 「だれが 作つくったか」を 説明せつめいする 文ぶんでは、 「~によって」が 使つかわれることがあります。
行為者こういしゃの 「~によって」と 一緒いっしょに 使つかわれやすい 形かたち
~によって 作つくられる
~によって 制定せいていされる
~によって 開発かいはつされる
~によって 発見はっけんされる
~によって 行おこなわれる
行為者こういしゃを 表あらわす 「~によって」は、 「だれがした?」 「どこがした?」 と 考かんがえましょう。

この 法律ほうりつは、 国会こっかいによって 制定せいていされました。

↓
国会こっかいが、 この 法律ほうりつを 制定せいていしました。

「~によって」の 後うしろが 受うけ 身みになっているか
↓
「~によって」の 前まえが その 行動こうどうをした 人ひと・ 組織そしきか

を 確認かくにんすると、 意味いみを 判断はんだんしやすくなります。

7.「~によって」「~により」「~による」は 何なにが 違ちがう?

「~によって」「~により」「~による」は、 基本的きほんてきな 意味いみは 大おおきく 変かわりません。

ただし、 文ぶんの 形かたちや 使つかわれる 場面ばめんに 違ちがいがあります。

試験しけんでは、 「によって」だけでなく、 「により」「による」も 同おなじ 文法ぶんぽうとして 読よめるようにしておきましょう。
① 「~によって」
名詞めいし + によって + 文ぶん

「によって」は、 文ぶんの 中なかで 使つかう 基本きほんの 形かたちです。

例れい
人ひとによって、 考かんがえ 方かたは 違ちがいます。
② 「~により」
名詞めいし + により + 文ぶん

「により」は、 「によって」よりも 少すこしかたい 言いい 方かたです。

法律ほうりつや 制度せいど、 公的こうてきな 説明せつめいなどで 使つかわれることがあります。

例れい
法律ほうりつにより、 必要ひつような 事項じこうが 定さだめられています。
③ 「~による+名詞めいし」
名詞めいし + による + 名詞めいし

「による」は、 後うしろにある 名詞めいしを 説明せつめいするときに 使つかいます。

例れい
加齢かれいによる 身体機能しんたいきのうの 変化へんか
例れい
病気びょうきによる 生活せいかつへの 影響えいきょう
形かたち 使つかい 方かた 例れい
~によって 文ぶんの 中なかで 使つかう 病気びょうきによって、 生活せいかつが 変かわる
~により 「~によって」の 少すこしかたい 言いい 方かた 法律ほうりつにより、 定さだめられる
~による 後うしろの 名詞めいしを 説明せつめいする 加齢かれいによる 変化へんか
💡 形かたちを 見分みわけるポイント
後うしろに 文ぶんが 続つづく

→ ~によって
または
~により
後うしろに 名詞めいしがくる

→ ~による+名詞めいし
法律ほうりつ・ 制度せいど・ 説明文せつめいぶんなどの かたい 文章ぶんしょう

→ ~により が 使つかわれることがある
3つの 形かたちは、 次つぎのように 整理せいりして 覚おぼえましょう。

~によって
→ 文ぶんの 中なかで 使つかう 基本きほんの 形かたち

~により
→ 「~によって」の 少すこしかたい 言いい 方かた

~による+名詞めいし
→ 後うしろの 名詞めいしを 説明せつめいする

試験しけんでは、 3つを 別べつの 文法ぶんぽうだと 考かんがえず、 形かたちの 違ちがいとして 読よみましょう。

8.「~によって」と 「~に応おうじて」は 何なにが 違ちがう?

「~によって」と 「~に応おうじて」は、 似にているように 見みえることがあります。

しかし、 表あらわしている 関係かんけいは 少すこし 違ちがいます。

~によって は 「Aが 違ちがうと、Bも 違ちがう」、
~に応おうじて は 「Aに 合あわせて、Bを 変かえる」 と 考かんがえると 分わかりやすいです。
~によって
Aが 違ちがう
↓
Bも 違ちがう

人ひとや 地域ちいき、 状態じょうたいなどが 違ちがうと、 結果けっかや 内容ないようも 違ちがうことを 表あらわします。

~に応おうじて
Aに 合あわせる
↓
Bを 変かえる

状態じょうたいや 条件じょうけん、 必要ひつようなどに 合あわせて、 方法ほうほうや 対応たいおうを 変かえることを 表あらわします。

同おなじ 「状態じょうたい」で 比くらべてみよう
利用者りようしゃの 状態じょうたいによって、 必要ひつような 介助かいじょは 異ことなります。
利用者りようしゃの 状態じょうたいが 違ちがうと、 必要ひつような 介助かいじょも 違ちがう。
利用者りようしゃの 状態じょうたいに応おうじて、 介助方法かいじょほうほうを 変かえます。
利用者りようしゃの 状態じょうたいに 合あわせて、 介助方法かいじょほうほうを 変かえる。
人数にんずうで 比くらべてみよう
参加人数さんかにんずうによって、 必要ひつような 椅子いすの 数かずは 違ちがいます。
参加人数さんかにんずうが 違ちがうと、 必要ひつような 椅子いすの 数かずも 違ちがう。
参加人数さんかにんずうに応おうじて、 椅子いすの 数かずを 変かえます。
参加人数さんかにんずうに 合あわせて、 椅子いすの 数かずを 変かえる。
💡 試験しけんで 迷まよったときの 見分みわけ 方かた
「Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう」

と 読よめる?

→ ~によって
「Aに 合あわせて、 Bを 変かえる」

と 読よめる?

→ ~に応おうじて
どちらが 合あうか 考かんがえてみよう
人ひと__、 食事しょくじの 好このみは 違ちがいます。
→ によって
利用者りようしゃの 状態じょうたい__、 介助方法かいじょほうほうを 変かえます。
→ に応おうじて
地域ちいき__、 利用りようできる サービスが 異ことなります。
→ によって
必要ひつよう__、 支援内容しえんないようを 変かえます。
→ に応おうじて
「~によって」と 「~に応おうじて」は、 次つぎの 違ちがいを 覚おぼえておきましょう。

~によって
↓
Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう


~に応おうじて
↓
Aに 合あわせて、 Bを 変かえる

同おなじ 名詞めいしの 後あとに 使つかえる 場合ばあいでも、 文ぶんが 表あらわしている 関係かんけいに 注目ちゅうもくしましょう。

9.試験しけんではどう 使つかわれる?

「~によって」「~による」は、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんの さまざまな 問題もんだいで 使つかわれています。

大切たいせつなのは、 「~によって」を 見みつけたら、 どの 意味いみで 使つかわれているのかを 考かんがえることです。

前まえと 後うしろの 内容ないようを 見みながら 確認かくにんしましょう。
※ 過去問かこもんについて
ここでは、 問題もんだいや 選択肢せんたくしの 正誤せいごではなく、 「~によって」「~による」が どのような 意味いみで 使つかわれているか を 確認かくにんします。
第だい34回かい 問題もんだい91・ 事例じれい
実際じっさいの 文章ぶんしょう
Fさん(21歳さい、男性だんせい)は、 交通事故こうつうじこによる 頸髄損傷けいずいそんしょうで 重度じゅうどの 四肢麻痺ししまひになった。
どう 読よむ? 交通事故こうつうじこによる 頸髄損傷けいずいそんしょう
↓
交通事故こうつうじこが 原因げんいんで 起おきた 頸髄損傷けいずいそんしょう
原因げんいん
第だい35回かい 問題もんだい56・ 事例じれい
実際じっさいの 文章ぶんしょう
継続けいぞくした 内服ないふくによって 幻覚げんかくや 妄想もうそうなどの 症状しょうじょうは 改善かいぜんしているが、
どう 読よむ? 継続けいぞくして 薬くすりを 飲のむことで、 症状しょうじょうが 改善かいぜんしている
方法ほうほう・ 手段しゅだん
第だい35回かい 問題もんだい124・ 選択肢せんたくし5
実際じっさいの 文章ぶんしょう
避難ひなんを 援助えんじょする 人ひとによってEさんへの 対応たいおうを 変かえる。
どう 読よむ? 避難ひなんを 援助えんじょする 人ひとが 違ちがうと、 Eさんへの 対応たいおうも 変かわる
違ちがい
第だい36回かい 問題もんだい33・ 選択肢せんたくし2
実際じっさいの 文章ぶんしょう
訓練くんれんによって 回復かいふくできる 現象げんしょうである。
どう 読よむ? 訓練くんれんをすることで、 回復かいふくできる
方法ほうほう・ 手段しゅだん
第だい37回かい 問題もんだい33・ 問題文もんだいぶん
実際じっさいの 文章ぶんしょう
ライチャード(Reichard, S.)による、 引退後いんたいごの 男性だんせいの5つの 適応てきおうタイプ
どう 読よむ? ライチャードが 示しめした、 引退後いんたいごの 男性だんせいの 5つの 適応てきおうタイプ
行為者こういしゃ
第だい38回かい 問題もんだい3・ 選択肢せんたくし3
実際じっさいの 文章ぶんしょう
導入どうにゅうすることによって、 利用者りようしゃの 自立支援じりつしえんや 生活せいかつの 質しつの 向上こうじょうが 期待きたいされる。
どう 読よむ? 導入どうにゅうすることで、 利用者りようしゃの 自立支援じりつしえんや 生活せいかつの 質しつの 向上こうじょうが 期待きたいされる
方法ほうほう・ 手段しゅだん
第だい38回かい 問題もんだい51・ 事例じれい
実際じっさいの 文章ぶんしょう
最近さいきん、 認知機能にんちきのうの 低下ていかによって、 トイレ以外いがいの 場所ばしょで 排泄はいせつするようになった。
どう 読よむ? 認知機能にんちきのうの 低下ていかが 原因げんいんで、 トイレ以外いがいの 場所ばしょで 排泄はいせつするようになった
原因げんいん
過去問かこもんを 見みると、 いろいろな 意味いみで 使つかわれています
原因げんいん
→ 交通事故こうつうじこによる 頸髄損傷けいずいそんしょう
方法ほうほう・ 手段しゅだん
→ 訓練くんれんによって 回復かいふくする
違ちがい
→ 人ひとによって 対応たいおうを 変かえる
行為者こういしゃ
→ ライチャードによる 適応てきおうタイプ
試験しけんで 「~によって」「~による」を 見みつけたら、 形かたちだけで 意味いみを 決きめないようにしましょう。

前後ぜんごの 内容ないようを 確認かくにんして、

「~が 原因げんいんで?」
「~を 使つかって・~することで?」
「~が 違ちがうと?」
「だれが・どこがした?」

のどれに 当あてはまるかを 考かんがえると、 意味いみを 判断はんだんしやすくなります。

10.まとめ

「~によって」は、 原因げんいんや 方法ほうほう、 違ちがい、 行為者こういしゃなどを 表あらわす 文法ぶんぽうです。

① まず 覚おぼえておこう
~によって
↓
1つだけではなく、 いくつかの 意味いみがある
② 「~によって」の4つの 意味いみ
原因げんいん
→ Aが 原因げんいんで、 Bが 起おこる

例れい: 病気びょうきによって、 身体機能しんたいきのうが 低下ていかする。
方法ほうほう・ 手段しゅだん
→ Aを 使つかって、 または AすることでBになる

例れい: 訓練くんれんによって、 身体機能しんたいきのうの 回復かいふくを 目指めざす。
違ちがい
→ Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう

例れい: 人ひとによって、 生活習慣せいかつしゅうかんは 違ちがいます。
行為者こういしゃ
→ Aがその 行動こうどうをした

例れい: この 制度せいどは、 国くにによって 作つくられました。
③ 「によって」「により」「による」の 形かたち
~によって
→ 文ぶんの 中なかで 使つかう 基本きほんの 形かたち
~により
→ 「~によって」より 少すこしかたい 言いい 方かた
~による + 名詞めいし
→ 後うしろの 名詞めいしを 説明せつめいする
④ 「~に 応おうじて」との 違ちがい
~によって
↓
Aが 違ちがうと、 Bも 違ちがう
~に応おうじて
↓
Aに 合あわせて、 Bを 変かえる
⑤ 試験問題しけんもんだいを 読よむときのポイント
① 「~によって」「~により」「~による」 を 見みつける
↓
② 前まえと 後うしろの 内容ないようを 確認かくにんする
↓
③ どの 意味いみかを 考かんがえる

・ 原因げんいん?
・ 方法ほうほう・ 手段しゅだん?
・ 違ちがい?
・ 行為者こういしゃ?
「~によって」が 出でてきたときは、 すぐに1つの 意味いみに 決きめないことが 大切たいせつです。
~によって
↓
前後ぜんごの 文ぶんを 確認かくにん
↓
原因げんいん? 方法ほうほう? 違ちがい? 行為者こういしゃ?

この 順番じゅんばんで 考かんがえると、 長ながい 試験問題しけんもんだいでも、 「~によって」が どの 意味いみで 使つかわれているかを 判断はんだんしやすくなります。

【第38回試験】問題51(生活支援技術)あわせて読みたい【第38回試験】問題51(生活支援技術)