解答と解説
問題37
パーキンソン病の人が安全に生活するための住環境整備に関する問題です。
答えは、「2」です。
パーキンソン病は、脳の中の「ドーパミン」という物質が少なくなることで起こる病気です。手や足がふるえたり、筋肉がかたくなったり、動きがゆっくりになったりします。
パーキンソン病では、歩こうとしても足が前に出ないで、一時的に動けなくなる「すくみ足」や小刻み歩行などが見られるため、歩きやすい環境を整えることが大切です。
1 玄関の段差には,スロープを設置する。
【×】誤りです。スロープとは、段差をなくすためのゆるやかな坂のことです。スロープは車いす利用者には有効ですが、パーキンソン病の人は、歩行が不安定になるため、適切ではありません。
2 廊下の床には,歩幅に合わせて目印をつける。
【○】正しい選択肢です。パーキンソン病の人は、歩幅が小さくなったり、足が止まってしまったりすることがあります。そのため、廊下の床に歩幅に合わせた目印をつけることで、歩き出しや歩行がしやすくなることがあります。
3 リビングの床には,大きさの違うカーペットを重ねて敷く。
【×】誤りです。カーペットを重ねて敷くと、段差ができてつまずきやすくなります。
4 移動空間が狭くなるように,家具を配置する。
【×】誤りです。移動するスペースが狭いと、歩行や方向転換が難しくなり、転倒の危険が高くなります。
5 リビングは1階,浴室は2階にして,階段で行き来する。
【×】誤りです。パーキンソン病では、階段の昇り降りが負担になったり、転倒の危険が高くなったりします。