解答と解説
問題106
介護過程において、利用者の生活課題にどのように対応するかに関する問題です。
答えは、「2」です。
介護過程とは、利用者の状況を把握(アセスメント)し、課題を見つけ、計画を立て、実施し、評価する一連の介護の流れのことです。
生活課題とは、利用者が自分らしい生活を送るために、解決したり支援したりする必要があることです。
介護過程では、介護福祉職や家族の希望ではなく、利用者本人が望む生活を実現することを中心に考えます。日本の福祉において最も大切にされる「利用者主体」の考え方です。
1 介護福祉職が望む支援を実現すること
【×】誤りです。介護過程で目指すのは、介護福祉職が「してあげたい」「やりやすい」と思う支援ではありません。利用者の望む支援を目指す必要があります。
2 利用者が望む暮らしを実現すること
【○】正しい選択肢です。介護過程では、利用者本人の希望や生活のしかたを大切にします。
3 他職種が望む連携を実現すること
【×】誤りです。他職種とは、医師、看護師、介護支援専門員、理学療法士など、介護福祉職以外の専門職です。他職種との連携は、利用者を支援するために大切ですが、連携そのものが介護過程の目的ではありません。
4 家族が望む経済状況を実現すること
【×】誤りです。家族の希望や経済状況を確認することも、支援を考えるうえで必要な場合がありますが、介護過程の中心になるのは、家族ではなく利用者本人です。
5 施設が望む運営を実現すること
【×】誤りです。施設を安全に運営することは必要ですが、施設の都合を優先して、利用者の生活を決めることは適切ではありません。