解答と解説
問題107
介護過程における短期目標の考え方に関する問題です。
答えは、「4」です。
短期目標は、長期目標の達成につながるように設定するもので、長期目標に設定された生活課題を解決するために細かく具体的に設定した目標です。
短期目標は、利用者の生活課題をもとに、近い期間で目指す具体的な状態を考えます。利用者本人を中心に考えることが大切です。
1 介護福祉職の介護目標を設定する。
【×】誤りです。短期目標は、介護福祉職が「こうしたい」と考える目標ではありません。利用者本人がどのような生活をしたいのかを考え、その希望に近づくための目標を設定します。
2 利用者の1年後の状態を記載する。
【×】誤りです。これは「長期目標」の説明を表した文章です。短期目標は、長期目標を達成するための途中のステップです。一般的には「1か月〜3か月程度(長くても6か月以内)」の短い期間を設定します。
3 利用者の家族を主体にして表現する。
【×】誤りです。介護過程の中心は、家族ではなく利用者本人です。家族の希望も大切ですが、主体は利用者本人です。
4 アセスメントに基づく利用者の具体的な生活課題から検討する。
【○】正しい選択肢です。アセスメントとは課題分析のこととで、利用者の生活や心身の状態を確認し、どのような支援が必要かを考えることです。
まずアセスメントを行い、利用者が生活の中で何に困っているのか、どのような生活を望んでいるのかを確認します。そのうえで、具体的な生活課題から短期目標を考えます。
5 目標達成時の介護福祉職の満足度を記載する。
【×】誤りです。短期目標で大切なのは、介護福祉職が満足することではありません。利用者の生活がどのように変わったか、利用者が望む生活に近づいたかを確認します。