介護福祉士国家試験では、「介護」「保護」「擁護・看護」など、「護」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
介護・保護・擁護・看護
では、「護」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「護」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
護
基本イメージ
人や大切なものを
まもる
「護」には、まもる・かばう・たすけるという意味があります。何を、どのように守るのかを考えましょう。
この漢字が入る言葉
介護保護擁護看護
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
介護
意味を合わせると
↓
介護
生活に支援が必要な人の、日々の暮らしを支えることです。本人のできることや希望を大切にしながら、食事・入浴などを支援します。
保護
意味を合わせると
↓
保護
危険や害などから、人や物を守ることです。「個人情報の保護」のように、情報を守るときにも使います。
擁護
意味を合わせると
↓
擁護
人の立場や権利などを守ることです。介護では「権利擁護」という言葉が大切です。本人の意思や希望を尊重することにつながります。
看護
意味を合わせると
↓
看護
人の健康や療養生活を支えることです。病気やけがからの回復を助けるほか、健康を保つことや、苦痛をやわらげることなども含みます。
言葉の違いを整理しよう
どの言葉にも「まもる」というイメージがあります。使う場面を比べましょう。
看護
健康や療養生活を支える
介護は「暮らし」、保護は「危険や害から守る」、擁護は「立場や権利」、看護は「健康や療養生活」がヒントです。
介護と看護には、生活を支えるなど、共通する部分もあります。この整理は言葉を覚えるためのヒントです。仕事の役割は、別に確認しましょう。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
長い言葉も、知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「権利擁護」=「権利」+「擁護」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「擁」も「護」も、まもるというイメージです。
「その人の権利を守ることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
権利擁護は、その人の権利が侵害されないように守り、権利を行使できるように支えることです。たとえば、本人が希望を伝え、自分で選べるように支援します。
「護」を見つけたら、何を守るのかを考えましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
護= まもる
介護・看護
何を支えるのかを考え、それぞれの専門職の役割も確認する。
保護・擁護
人だけでなく、情報や権利なども守る対象になる。
「守る」ことは、本人の代わりにすべて決めることではありません。本人の意思や希望を大切にしましょう。
漢字から考えてみよう
「護」と、組み合わせた漢字をヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「個人情報の保護」では、何を守りますか?
A その人に関する情報
B 建物や道具
答え
A その人に関する情報
「保護」は、危険や害などから守ることです。この言葉では情報が対象です。
漢字から考えるポイント
「護」の前にある言葉にも注目しましょう。
問題 2
「権利擁護」の考え方に合うのは、どちらですか?
A 本人の希望を聞かず、すべて周りの人が決める
B 本人の希望を聞き、自分で選べるように支える
答え
B 本人の希望を聞き、自分で選べるように支える
権利を守るためには、本人の意思や希望を尊重することが大切です。
漢字から考えるポイント
まもることと、本人の意思を無視することは違います。
実際の過去問に挑戦
「護」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「護」が使われた過去問
第35回 問題57
権利擁護
選択肢に「権利擁護」が出てきます。言葉の意味を確認して、協議会の役割を考えましょう。
第38回 問題9
介護福祉士・看護師
介護福祉士が連携する専門職の役割を考える問題です。看護師などの仕事も確認しましょう。
問題を解くときのヒント
何を守るのか、どのように支えるのかを考えましょう。選択肢の内容が正しいかは、言葉の意味だけでなく、役割や状況も確認します。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
看護
健康や療養生活を支える
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。