虐待ぎゃくたいは、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんで 繰くり返かえし 出題しゅつだいされているテーマです。

虐待ぎゃくたいは、 殴なぐる・ 蹴けるなど、 体からだを 傷きずつける 行為こういだけではありません。

ひどい言葉ことばを 言いう、 必要ひつような 介護かいごをしない、 本人ほんにんの 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかうなども、 虐待ぎゃくたいにあたることがあります。

また、介護かいごでは、 本人ほんにんの 行動こうどうを 制限せいげんする 身体拘束しんたいこうそくについても、 正ただしく 理解りかいしておくことが 大切たいせつです。

特とくに、 次つぎの 内容ないようについて 確認かくにんしておきましょう。

  • 虐待ぎゃくたいの 5つの種類しゅるい
  • 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいと 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいの 違ちがい
  • 虐待ぎゃくたいを 発見はっけんしたときの 通報つうほう
  • 通報つうほうと 守秘義務しゅひぎむ
  • 身体拘束しんたいこうそくの 基本きほん
  • 「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」の 3つの要件ようけん
  • 虐待ぎゃくたい・ 身体拘束しんたいこうそくを 防ふせぐための 介護かいご

虐待ぎゃくたいとは?

虐待ぎゃくたいとは、 人ひとの 体からだや 心こころを 傷きずつけたり、 必要ひつような 世話せわをしなかったり、 本人ほんにんの お金かねや 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかったりすることなどです。

虐待ぎゃくたいは、 殴なぐる・ 蹴けるなどの 暴力ぼうりょくだけではありません。

言葉ことばや 態度たいど、 介護かいごをしないことなども、 虐待ぎゃくたいに あたることがあります。

虐待ぎゃくたいを 考かんがえるときは、 2つを確認かくにんしよう

① だれが虐待ぎゃくたいしたのか
② どのような行為こういをしたのか

国家試験こっかしけんでは、 この2つを分わけて 考かんがえると、 問題もんだいを 整理せいりしやすくなります。

虐待ぎゃくたいには、 対象たいしょうによって 法律ほうりつがあります

日本にほんでは、 虐待ぎゃくたいや 暴力ぼうりょくから 人ひとを 守まもるため、 対象たいしょうに 応おうじた 法律ほうりつがあります。

高齢者こうれいしゃ 高齢者虐待防止法こうれいしゃぎゃくたいぼうしほう
障害者しょうがいしゃ 障害者虐待防止法しょうがいしゃぎゃくたいぼうしほう
児童じどう 児童虐待防止法じどうぎゃくたいぼうしほう
配偶者はいぐうしゃなどからの 暴力ぼうりょく 配偶者暴力防止法はいぐうしゃぼうりょくぼうしほう (DV防止法ぼうしほう)

児童虐待じどうぎゃくたいには、 身体的虐待しんたいてきぎゃくたい、 性的虐待せいてきぎゃくたい、 ネグレクト、 心理的虐待しんりてきぎゃくたいがあります。

また、DVにも、 身体的しんたいてきな 暴力ぼうりょくだけでなく、 精神的せいしんてき・ 性的せいてきな 暴力ぼうりょくがあります。

覚おぼえておこう

虐待ぎゃくたいは、 「殴なぐる・ 蹴ける」だけではありません。
心こころを 傷きずつけること、 必要ひつような 世話せわをしないこと、 本人ほんにんの お金かねや 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかうことなども 含ふくまれます。

このページでは、このうち 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんで 特とくに 重要じゅうような 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいと 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい を中心ちゅうしんに 学まなびます。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

虐待ぎゃくたいの 問題もんだいでは、 まず 「だれが?」 と 「何なにをした?」 を確認かくにんしましょう。
このあと、 虐待ぎゃくたいの5つの 種類しゅるいと、 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたい・ 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいの 違ちがいを 整理せいりしていきます。

虐待ぎゃくたいの5つの種類しゅるいを見分みわけよう

虐待ぎゃくたいには、 5つの種類しゅるいがあります。

国家試験こっかしけんでは、 虐待ぎゃくたいの 名前なまえだけでなく、 「この行為こういは、 どの虐待ぎゃくたいにあたるか」 を考かんがえる 問題もんだいが 出題しゅつだいされます。

① 身体的虐待しんたいてきぎゃくたい

体からだに 暴力ぼうりょくを 加くわえたり、 体からだを 傷きずつけたりすることです。

また、正当せいとうな 理由りゆうなく 身体しんたいを 拘束こうそくすることも 含ふくまれます。

例れい
・殴なぐる
・蹴ける
・つねる
・無理むりに 体からだを 押おさえる

② 心理的虐待しんりてきぎゃくたい

ひどい言葉ことばや 態度たいどなどによって、 相手あいての 心こころを 傷きずつけることです。

例れい
・怒鳴どなる
・ひどい言葉ことばを 言いう
・無視むしする
・相手あいてを 怖こわがらせる

③ 性的虐待せいてきぎゃくたい

本人ほんにんが 望のぞんでいない 性的せいてきな 行為こういをしたり、 させたりすることです。

例れい
・嫌いやがっているのに 体からだを 触さわる
・わいせつな行為こういをする
・わいせつな行為こういをさせる

④ 経済的虐待けいざいてきぎゃくたい

本人ほんにんの お金かねや 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかったり、 本人ほんにんに 必要ひつような お金かねを 渡わたさなかったりすることです。

例れい
・年金ねんきんを 勝手かってに 使つかう
・預金よきんを 勝手かってに 使つかう
・必要ひつような お金かねを 渡わたさない

⑤ 介護かいご・ 世話せわの 放棄ほうき・ 放任ほうにん (ネグレクト)

必要ひつような 介護かいごや 世話せわをしないことで、 本人ほんにんの 生活せいかつや 健康けんこうに 悪わるい 影響えいきょうを 与あたえることです。

例れい
・必要ひつような 食事しょくじを 与あたえない
・必要ひつような 介護かいごをしない
・長ながい 時間じかん 放置ほうちする
・必要ひつような 医療いりょうを 受うけさせない

覚おぼえておこう

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいでは、 「介護かいご・ 世話せわの 放棄ほうき・ 放任ほうにん」といいます。
障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいでは、 「放棄ほうき・ 放置ほうち」という 言葉ことばが 使つかわれます。

どちらもネグレクトと 呼よばれることがあります。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

5つの虐待ぎゃくたいは、 名前なまえだけを 暗記あんきするのではなく、 具体的ぐたいてきな 行為こういから 種類しゅるいを 見分みわけられるようにしましょう。

特とくに、 「ひどい言葉ことば・ 無視むし」 = 心理的虐待しんりてきぎゃくたい のように、 行為こういと 虐待ぎゃくたいの 種類しゅるいを 結むすびつけて 覚おぼえることが 大切たいせつです。

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいを 整理せいりしよう

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいについては、 高齢者虐待防止法こうれいしゃぎゃくたいぼうしほうで 決きめられています。

この法律ほうりつでは、 高齢者こうれいしゃとは、 65歳以上さいいじょうの 人ひと とされています。

① 養護者ようごしゃによる 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたい

高齢者こうれいしゃの 生活せいかつを 支ささえたり、 世話せわをしたりしている 人ひとによる 虐待ぎゃくたいです。

家族かぞくなどが、 養護者ようごしゃに あたることがあります。

② 養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによる 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたい

介護施設かいごしせつや 介護かいごの 事業所じぎょうしょなどで 働はたらく 職員しょくいんによる 虐待ぎゃくたいです。

介護福祉職かいごふくししょくも 対象たいしょうになります。

覚おぼえておこう

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいは、 「養護者ようごしゃによるもの」 と 「養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによるもの」 の2つに分わけて 考かんがえます。

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいの 5つの種類しゅるい

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいには、 次つぎの5つがあります。

種類しゅるい 内容ないよう
身体的虐待しんたいてきぎゃくたい 体からだを 傷きずつけたり、 正当せいとうな 理由りゆうなく 身体しんたいを 拘束こうそくしたりする
介護かいご・ 世話せわの 放棄ほうき・ 放任ほうにん 必要ひつような 介護かいごや 世話せわをしない
心理的虐待しんりてきぎゃくたい ひどい言葉ことばや 態度たいどなどで、 心こころを 傷きずつける
性的虐待せいてきぎゃくたい わいせつな行為こういをしたり、 させたりする
経済的虐待けいざいてきぎゃくたい 本人ほんにんの お金かねや 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかうなど

65歳未満さいみまんでも 対象たいしょうになることがあります

高齢者虐待防止法こうれいしゃぎゃくたいぼうしほうでは、 高齢者こうれいしゃは 原則げんそくとして 65歳以上さいいじょうです。

ただし、 65歳未満さいみまんの 障害者しょうがいしゃでも、 養介護施設ようかいごしせつを 利用りようしていたり、 養介護事業ようかいごじぎょうの サービスを受うけていたりする 場合ばあいは、 養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによる 虐待ぎゃくたいについて、 高齢者こうれいしゃとして 扱あつかわれることがあります。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいの 問題もんだいでは、 まず 「養護者ようごしゃによる 虐待ぎゃくたいか」 、 「養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによる 虐待ぎゃくたいか」 を確認かくにんしましょう。

そして、 「どの虐待ぎゃくたいにあたるか」 を考かんがえます。
高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいは 5つの種類しゅるい があることも 確認かくにんしておきましょう。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいを 整理せいりしよう

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいについては、 障害者虐待防止法しょうがいしゃぎゃくたいぼうしほうで 決きめられています。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいを 考かんがえるときは、 「だれが虐待ぎゃくたいしたのか」 を確認かくにんすることが 大切たいせつです。

① 養護者ようごしゃによる 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい

障害者しょうがいしゃの 生活せいかつを 支ささえたり、 世話せわをしたりしている 人ひとによる 虐待ぎゃくたいです。

家族かぞくや 親族しんぞく、 同居人どうきょにんなどが、 養護者ようごしゃに あたることがあります。

② 障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとうによる 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい

障害者福祉施設しょうがいしゃふくししせつや 障害福祉しょうがいふくしの サービス事業所じぎょうしょなどで 働はたらく 職員しょくいんによる 虐待ぎゃくたいです。

施設しせつや 事業所じぎょうしょで 支援しえんをする 職員しょくいんが 対象たいしょうになります。

③ 使用者しようしゃによる 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい

障害者しょうがいしゃが 働はたらいている 会社かいしゃなどで、 事業主じぎょうぬしや 仕事しごとを 管理かんりする 人ひとなどによる 虐待ぎゃくたいです。

職場しょくばでの 虐待ぎゃくたいも、 障害者虐待防止法しょうがいしゃぎゃくたいぼうしほうの 対象たいしょうになります。

覚おぼえておこう

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいでは、 2つに分わけました。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいでは、 養護者ようごしゃ・ 障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとう・ 使用者しようしゃ の3つに 分わけて 考かんがえます。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいにも 5つの種類しゅるいがあります

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいも、 基本的きほんてきには 次つぎの5つに 分わけられます。

種類しゅるい 内容ないよう
身体的虐待しんたいてきぎゃくたい 体からだを 傷きずつけたり、 正当せいとうな 理由りゆうなく 身体しんたいを 拘束こうそくしたりする
放棄ほうき・ 放置ほうち 必要ひつような 世話せわや 支援しえんをしない、 長ながい 時間じかん 放置ほうちする
心理的虐待しんりてきぎゃくたい ひどい言葉ことばや 拒絶的きょぜつてきな 態度たいどなどで、 心こころを 傷きずつける
性的虐待せいてきぎゃくたい わいせつな行為こういをしたり、 させたりする
経済的虐待けいざいてきぎゃくたい 本人ほんにんのお金かねや 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかうなど

試験しけんで 覚おぼえるポイント

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいでは、 使用者しようしゃによる 虐待ぎゃくたいも 含ふくまれます。

問題もんだいを 読よんだら、 まず 「家族かぞくなど?」 「福祉施設ふくししせつの 職員しょくいん?」 「職場しょくばの 使用者しようしゃ?」 と考かんがえましょう。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいを 整理せいりしよう

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいについては、 障害者虐待防止法しょうがいしゃぎゃくたいぼうしほうで 決きめられています。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいを 考かんがえるときは、 「だれが虐待ぎゃくたいしたのか」 を確認かくにんすることが 大切たいせつです。

① 養護者ようごしゃによる 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい

障害者しょうがいしゃの 生活せいかつを 支ささえたり、 世話せわをしたりしている 人ひとによる 虐待ぎゃくたいです。

家族かぞくや 親族しんぞく、 同居人どうきょにんなどが、 養護者ようごしゃに あたることがあります。

② 障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとうによる 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい

障害者福祉施設しょうがいしゃふくししせつや 障害福祉しょうがいふくしの サービス事業所じぎょうしょなどで 働はたらく 職員しょくいんによる 虐待ぎゃくたいです。

施設しせつや 事業所じぎょうしょで 支援しえんをする 職員しょくいんが 対象たいしょうになります。

③ 使用者しようしゃによる 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたい

障害者しょうがいしゃが 働はたらいている 会社かいしゃなどで、 事業主じぎょうぬしや 仕事しごとを 管理かんりする 人ひとなどによる 虐待ぎゃくたいです。

職場しょくばでの 虐待ぎゃくたいも、 障害者虐待防止法しょうがいしゃぎゃくたいぼうしほうの 対象たいしょうになります。

覚おぼえておこう

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいでは、 2つに分わけました。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいでは、 養護者ようごしゃ・ 障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとう・ 使用者しようしゃ の3つに 分わけて 考かんがえます。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいにも 5つの種類しゅるいがあります

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいも、 基本的きほんてきには 次つぎの5つに 分わけられます。

種類しゅるい 内容ないよう
身体的虐待しんたいてきぎゃくたい 体からだを 傷きずつけたり、 正当せいとうな 理由りゆうなく 身体しんたいを 拘束こうそくしたりする
放棄ほうき・ 放置ほうち 必要ひつような 世話せわや 支援しえんをしない、 長ながい 時間じかん 放置ほうちする
心理的虐待しんりてきぎゃくたい ひどい言葉ことばや 拒絶的きょぜつてきな 態度たいどなどで、 心こころを 傷きずつける
性的虐待せいてきぎゃくたい わいせつな行為こういをしたり、 させたりする
経済的虐待けいざいてきぎゃくたい 本人ほんにんのお金かねや 財産ざいさんを 勝手かってに 使つかうなど

試験しけんで 覚おぼえるポイント

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいでは、 使用者しようしゃによる 虐待ぎゃくたいも 含ふくまれます。

問題もんだいを 読よんだら、 まず 「家族かぞくなど?」 「福祉施設ふくししせつの 職員しょくいん?」 「職場しょくばの 使用者しようしゃ?」 と考かんがえましょう。

通報つうほうと 守秘義務しゅひぎむを 理解りかいしよう

介護福祉職かいごふくししょくや 福祉施設ふくししせつの 職員しょくいんには、 仕事しごとで 知しった 利用者りようしゃの 情報じょうほうを 守まもる 義務ぎむがあります。 これを 守秘義務しゅひぎむ といいます。

では、 利用者りようしゃが 虐待ぎゃくたいを 受うけていると 思おもわれるとき、 外部がいぶに 通報つうほうすると、 守秘義務しゅひぎむに 違反いはんするのでしょうか。

覚おぼえておこう

法律ほうりつに 基もとづいて 虐待ぎゃくたいを 通報つうほうすることは、 守秘義務しゅひぎむを 理由りゆうに 止とめることはできません。

通報つうほうと 守秘義務しゅひぎむの 違ちがいを 考かんがえよう

法律ほうりつに 基もとづく 通報つうほう

虐待ぎゃくたいを 受うけたと 思おもわれる 人ひとを 発見はっけんし、 法律ほうりつで 決きめられた 窓口まどぐちへ 知しらせます。

利用者りようしゃの 情報じょうほうを 必要ひつようのない 人ひとに 話はなす

仕事しごとで 知しった 利用者りようしゃの 病気びょうきや 生活せいかつ、 家族かぞくなどの 情報じょうほうを、 必要ひつようのない 人ひとに 話はなすことです。

虐待ぎゃくたいの 通報つうほうは、 本人ほんにんを 守まもり、 早はやく 対応たいおうするために 必要ひつようなものです。

通報つうほうした 職員しょくいんも 守まもられます

障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとうが、 法律ほうりつに 基もとづいて 虐待ぎゃくたいを 通報つうほうした 場合ばあい、 そのことを理由りゆうに 解雇かいこなどの 不利益ふりえきな 扱あつかいを 受うけないことが 法律ほうりつで 決きめられています。

「不利益ふりえきな 扱あつかい」とは?

たとえば、 通報つうほうしたことを 理由りゆうに、 仕事しごとを 辞やめさせるなど、 通報つうほうした 人ひとに 不利ふりな 扱あつかいをすることです。

また、 市町村しちょうそんなどで 通報つうほうを 受うけた 職員しょくいんにも、 通報つうほうした 人ひとが 分わかる 情報じょうほうを 漏もらさないことが 求もとめられています。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

「守秘義務しゅひぎむがあるので、 虐待ぎゃくたいを 通報つうほうしてはいけない」 は間違まちがいです。

法律ほうりつに 基もとづく 通報つうほうでは、 守秘義務しゅひぎむを 理由りゆうに 通報つうほうを しないという判断はんだんはしません。

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいでは、 施設しせつの 職員しょくいんが 通報つうほうした 場合ばあい、 業務上ぎょうむじょうの 守秘義務違反しゅひぎむいはんにはならない という点てんが、 実際じっさいの 国家試験こっかしけんでも 問とわれています。

虐待ぎゃくたいが 起おきたとき、 どのように対応たいおうする?

虐待ぎゃくたいについて 通報つうほうがあると、 市町村しちょうそんなどは、 本人ほんにんの 安全あんぜんや 虐待ぎゃくたいの 状況じょうきょうを 確認かくにんします。

通報つうほうを 受うけただけで すぐに結論けつろんを 出だすのではなく、 必要ひつような 情報じょうほうを 集あつめて 対応たいおうします。

虐待ぎゃくたいへの 対応たいおうの 基本きほんの 流ながれ

① 相談そうだん・ 通報つうほうを 受うける 虐待ぎゃくたいについて、 どのようなことが 起おきているのかを 確認かくにんします。
↓
② 本人ほんにんの 安全あんぜんを 確認かくにんする 本人ほんにんの 体からだや 心こころの 状態じょうたいを 確認かくにんし、 急いそいで 保護ほごする 必要ひつようがあるかを 考かんがえます。
↓
③ 事実じじつを 確認かくにんする 本人ほんにんや 関係者かんけいしゃから 話はなしを 聞きくなどして、 虐待ぎゃくたいの 状況じょうきょうを 確認かくにんします。
↓
④ 必要ひつような 保護ほご・ 支援しえんをする 虐待ぎゃくたいの 状況じょうきょうや 危険きけんの 大おおきさに 応おうじて、 本人ほんにんを 守まもるための 支援しえんをします。
↓
⑤ その後ごも 状況じょうきょうを 確認かくにんする 虐待ぎゃくたいが 再ふたたび 起おきていないか、 本人ほんにんが 安心あんしんして 生活せいかつできているかを 確認かくにんします。

覚おぼえておこう

虐待ぎゃくたいへの 対応たいおうでは、 まず本人ほんにんの 安全あんぜんを 確認かくにんすること が大切たいせつです。
危険きけんが 大おおきい 場合ばあいは、 本人ほんにんを 安全あんぜんな 場所ばしょで 保護ほごするなどの 対応たいおうが 必要ひつようになることもあります。

虐待ぎゃくたいをした 人ひとへの 支援しえんも 考かんがえます

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいでは、 虐待ぎゃくたいを 受うけた 高齢者こうれいしゃを 守まもるだけでなく、 養護者ようごしゃへの 支援しえんも 大切たいせつです。

介護かいごの 負担ふたんや 生活せいかつの 問題もんだいなどが 虐待ぎゃくたいにつながっている 場合ばあいは、 必要ひつような サービスにつなぐなど、 養護者ようごしゃを 支援しえんすることも 虐待ぎゃくたいの 再発防止さいはつぼうしにつながります。

本人ほんにんへの 対応たいおう

・安全あんぜんの 確認かくにん
・必要ひつような 保護ほご
・生活せいかつや 介護かいごの 支援しえん

養護者ようごしゃへの 対応たいおう

・介護負担かいごふたんの 確認かくにん
・相談そうだんや 支援しえん
・必要ひつような サービスにつなぐ

試験しけんで 覚おぼえるポイント

虐待ぎゃくたいへの 対応たいおうでは、 本人ほんにんの 安全あんぜんを 確認かくにんする ことが重要じゅうようです。

また、 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいでは、 高齢者こうれいしゃを 守まもることだけでなく、 養護者ようごしゃへの 支援しえんも 行おこなう ことを覚おぼえておきましょう。

身体拘束しんたいこうそくとは?

身体拘束しんたいこうそくとは、 本人ほんにんの 体からだや 行動こうどうを 制限せいげんし、 自由じゆうに 動うごけないようにすることです。

介護かいごでは、 転倒てんとうなどの 事故じこを 防ふせぐためであっても、 簡単かんたんに 身体拘束しんたいこうそくを 行おこなってよいわけではありません。

覚おぼえておこう

身体拘束しんたいこうそくは、 本人ほんにんの 行動こうどうの 自由じゆうを 制限せいげんする 行為こうい です。
介護かいごでは、 原則げんそくとして 行おこなわないことが 基本きほんです。

どのような行為こういが 身体拘束しんたいこうそくになる?

身体拘束しんたいこうそくは、 体からだを 縛しばることだけではありません。 本人ほんにんが 自由じゆうに 動うごけないようにする 行為こういには、 いろいろなものがあります。

例れい どのように行動こうどうを 制限せいげんする?
車くるまいすから 立たてないようにする ベルトなどを使つかって、 本人ほんにんが 立たったり 移動いどうしたりできないようにする
ベッドから 降おりられないようにする 本人ほんにんが 自分じぶんで ベッドから降おりられないようにする
手てを 自由じゆうに 使つかえないようにする ミトンなどを使つかい、 本人ほんにんが 自分じぶんで 手てを 使つかえないようにする
自分じぶんで 出でられないようにする 居室きょしつなどから 本人ほんにんが 自由じゆうに 出でられないようにする

なぜ身体拘束しんたいこうそくは 問題もんだいになる?

体からだへの 影響えいきょう

動うごく 機会きかいが 減へることで、 筋力きんりょくや 体力たいりょくが 低下ていかすることがあります。

心こころへの 影響えいきょう

不安ふあんや 恐怖きょうふ、 苦痛くつうを 感かんじることがあります。

生活せいかつへの 影響えいきょう

自分じぶんで 動うごくことや、 自分じぶんで 選えらぶことが 難むずかしくなります。

尊厳そんげんへの 影響えいきょう

本人ほんにんの 意思いしや 自由じゆうが 大切たいせつにされない 状態じょうたいにつながることがあります。

「安全あんぜんのため」なら 身体拘束しんたいこうそくをしてもよい?

本人ほんにんが 転倒てんとうしそう、 点滴てんてきなどを 外はずしそう、という 理由りゆうだけで、 すぐに身体拘束しんたいこうそくを 選えらぶのではありません。

まず、 身体拘束しんたいこうそくをしないで 安全あんぜんに 生活せいかつできる 方法ほうほうがないかを 考かんがえます。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

「事故じこを 防ふせぐためなら、 身体拘束しんたいこうそくをしてよい」 と考かんがえないようにしましょう。

身体拘束しんたいこうそくは 原則げんそくとして 行おこないません。
例外れいがいとなる 「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」には、 次つぎに 学まなぶ 3つの要件ようけん をすべて満みたす 必要ひつようがあります。

「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」の 3つの要件ようけん

身体拘束しんたいこうそくは、 原則げんそくとして 行おこないません。

ただし、 本人ほんにんや 他ほかの 利用者りようしゃなどの 生命せいめいや 身体しんたいを 守まもるために、 「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」があります。

この場合ばあいでも、 次つぎの 3つの要件ようけんを すべて満みたす 必要ひつようがあります。

① 切迫性せっぱくせい

本人ほんにんや 他ほかの 利用者りようしゃなどの 生命せいめいや 身体しんたいが 危険きけんになる 可能性かのうせいが とても高たかいことです。

確認かくにんすること
「今いま、 生命せいめいや 身体しんたいに 大おおきな 危険きけんがあるか?」

② 非代替性ひだいたいせい

身体拘束しんたいこうそくを 行おこなう 以外いがいに、 安全あんぜんを 守まもる 方法ほうほうがないことです。

確認かくにんすること
「身体拘束しんたいこうそくをしない 別べつの 方法ほうほうはないか?」

③ 一時性いちじせい

身体拘束しんたいこうそくや 行動こうどうの 制限せいげんが、 一時的いちじてきなものであることです。

確認かくにんすること
「必要ひつような 時間じかんだけに 限かぎっているか?」

覚おぼえておこう

切迫性せっぱくせい・ 非代替性ひだいたいせい・ 一時性いちじせい の3つすべてを 満みたすことが 必要ひつようです。
1つだけ、または2つだけでは 認みとめられません。

職員しょくいん 一人ひとりで 決きめない

「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」かどうかは、 一人ひとりの 職員しょくいんだけで 判断はんだんするのではありません。

本人ほんにんの 状態じょうたいや 他ほかの 方法ほうほうがないかを、 組織そしきとして 慎重しんちょうに 検討けんとうします。

行おこなった 場合ばあいは 記録きろくする

やむを得えず 身体拘束しんたいこうそくを 行おこなった 場合ばあいは、 身体拘束しんたいこうそくを 行おこなった 時間じかんや 本人ほんにんの 状態じょうたい、 理由りゆうなどを 記録きろくします。

また、 身体拘束しんたいこうそくを 続つづける 必要ひつようがあるかを 確認かくにんし、 必要ひつようがなくなったら 早はやく 解除かいじょします。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」の 3つの要件ようけんは、 切迫性せっぱくせい・ 非代替性ひだいたいせい・ 一時性いちじせい です。

「3つのうち、どれか1つを 満みたせばよい」 は間違まちがいです。
3つすべてを 満みたす ことを覚おぼえておきましょう。

虐待ぎゃくたい・ 身体拘束しんたいこうそくを 防ふせぐための 介護かいご

虐待ぎゃくたいや 身体拘束しんたいこうそくを 防ふせぐためには、 「してはいけない」と 覚おぼえるだけでは 十分じゅうぶんではありません。

本人ほんにんが なぜそのような 行動こうどうをしているのかを 考かんがえ、 本人ほんにんに 合あった 介護かいごの 方法ほうほうを 探さがすことが 大切たいせつです。

① 行動こうどうの 理由りゆうを 考かんがえる

「立たち上あがるから 危あぶない」と 考かんがえるだけでなく、 なぜ立たち上あがろうとしているのか を考かんがえます。

② 環境かんきょうを 見直みなおす

ベッドや家具かぐの 位置いち、 照明しょうめい、 音おと、 室温しつおんなど、 生活環境せいかつかんきょうを 見直みなおします。

③ 別べつの 方法ほうほうを 探さがす

身体拘束しんたいこうそくを 行おこなう 前まえに、 本人ほんにんの 安全あんぜんを 守まもる 別べつの 方法ほうほうがないか を考かんがえます。

④ 一人ひとりで 判断はんだんしない

介護職かいごしょくだけで 考かんがえず、 看護職かんごしょくなど 他ほかの 職種しょくしゅとも 相談そうだんします。

⑤ 本人ほんにんの 気持きもちを 確認かくにんする

本人ほんにんが 何なにを 望のぞんでいるのか、 何なにに 不安ふあんを 感かんじているのかを 確認かくにんします。

⑥ 家族かぞくの 負担ふたんにも 目めを 向むける

在宅介護ざいたくかいごでは、 家族かぞくの 介護負担かいごふたんが 大おおきくなっていないかも 確認かくにんします。 必要ひつように 応おうじて、 介護かいごサービスの 利用りようなどを 考かんがえます。

覚おぼえておこう

本人ほんにんの 行動こうどうだけを 止とめようとするのではなく、 「なぜ、その行動こうどうをしているのか」 を考かんがえることが 大切たいせつです。

例れい: 点滴てんてきを 抜ぬこうとする 場合ばあい

点滴てんてきを 抜ぬこうとするからといって、 すぐに手てを 動うごかせないようにするのではありません。

まず、 点滴てんてきが 気きになっているのか、 痛いたみや かゆみがあるのか、 不安ふあんがあるのかなどを 考かんがえます。

そして、 点滴てんてきが 見みえにくいように 位置いちを 工夫くふうするなど、 身体拘束しんたいこうそくを 行おこなわない 方法ほうほうを 考かんがえます。

試験しけんで 覚おぼえるポイント

問題もんだいで 利用者りようしゃの 行動こうどうが 書かかれていたら、 すぐに行動こうどうを 止とめる と考かんがえないようにしましょう。

まず、 原因げんいんや 理由りゆうを 考かんがえる → 環境かんきょうを 整ととのえる → 別べつの 方法ほうほうを 考かんがえる という流ながれを 意識いしきしましょう。

試験しけんではここを 確認かくにんしよう

虐待ぎゃくたいや 身体拘束しんたいこうそくの 問題もんだいでは、 問題文もんだいぶんを 読よんで、 「何なにを 聞きかれているのか」 を見分みわけることが 大切たいせつです。

次つぎの6つに 分わけて 考かんがえてみましょう。

① どの虐待ぎゃくたい?

問題文もんだいぶんに 書かかれている 行為こういから、 5つの虐待ぎゃくたいの どれにあたるかを 考かんがえます。

→ 体からだ? 心こころ? 世話せわ? お金かね?

② だれによる虐待ぎゃくたい?

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいか、 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいかを 確認かくにんし、 虐待ぎゃくたいをした 人ひとにも 注目ちゅうもくします。

→ 家族かぞく? 施設しせつの 職員しょくいん? 職場しょくばの 使用者しようしゃ?

③ どこへ通報つうほうする?

虐待ぎゃくたいを 発見はっけんした 場面ばめんでは、 通報先つうほうさきを 確認かくにんします。

→ 市町村しちょうそん? 都道府県とどうふけん?

④ 守秘義務しゅひぎむは?

「仕事しごとで 知しった 情報じょうほうだから 通報つうほうできない」 と考かんがえないようにします。

→ 法律ほうりつに 基もとづく 通報つうほう?

⑤ 身体拘束しんたいこうそくの 問題もんだい?

本人ほんにんの 行動こうどうを 制限せいげんする 行為こういが 書かかれていたら、 身体拘束しんたいこうそくについて 考かんがえます。

→ 原則げんそくは? 3つの要件ようけんは?

⑥ 介護福祉職かいごふくししょくは どうする?

利用者りようしゃの 行動こうどうだけを 止とめるのではなく、 原因げんいんや 理由りゆうを 考かんがえます。

→ まず 何なにを 確認かくにんする? 別べつの 方法ほうほうはある?

試験しけんのポイント

虐待ぎゃくたいの 問題もんだいを 見みたら、 まず 「どの虐待ぎゃくたい?」 「だれによる虐待ぎゃくたい?」 を確認かくにんしましょう。

そのあと、 通報つうほう・ 守秘義務しゅひぎむ・ 身体拘束しんたいこうそく・ 介護福祉職かいごふくししょくの 対応たいおう のどれを 聞きかれているのかを 考かんがえると、 選択肢せんたくしを 整理せいりしやすくなります。

試験しけんでよく 間違まちがえるポイント

○か×かを考かんがえてから、 「答こたえを見みる」を 押おして 確認かくにんしましょう。

1

虐待ぎゃくたいとは、 殴なぐる・ 蹴けるなど、 体からだを 傷きずつける 行為こういだけをいう。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
×

虐待ぎゃくたいには、 身体的虐待しんたいてきぎゃくたいだけでなく、 心理的虐待しんりてきぎゃくたい、 性的虐待せいてきぎゃくたい、 介護かいご・ 世話せわの 放棄ほうき・ 放任ほうにん、 経済的虐待けいざいてきぎゃくたいなどがあります。

2

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいには、 職場しょくばの 使用者しようしゃによる 虐待ぎゃくたいも 含ふくまれる。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
○

障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいは、 養護者ようごしゃ・ 障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとう・ 使用者しようしゃ による 虐待ぎゃくたいに 分わけて 考かんがえます。

3

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいは、 養護者ようごしゃによるものと、 養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによるものに 分わけられる。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
○

高齢者虐待防止法こうれいしゃぎゃくたいぼうしほうでは、 養護者ようごしゃによるものと、 養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによるもの に分わけて 考かんがえます。

4

虐待ぎゃくたいは、 虐待ぎゃくたいであることが 完全かんぜんに 分わかってから 通報つうほうする。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
×

「虐待ぎゃくたいを 受うけたと 思おもわれる」 段階だんかい で、 必要ひつような 通報つうほうを 考かんがえます。

5

介護福祉職かいごふくししょくには 守秘義務しゅひぎむがあるため、 虐待ぎゃくたいを 発見はっけんしても 外部がいぶへ 通報つうほうしてはいけない。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
×

法律ほうりつに 基もとづく 虐待ぎゃくたいの 通報つうほうでは、 守秘義務しゅひぎむを 理由りゆうに 通報つうほうをしない という判断はんだんはしません。

6

転倒てんとうなどの 事故じこを 防ふせぐためなら、 身体拘束しんたいこうそくを 行おこなってよい。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
×

身体拘束しんたいこうそくは、 原則げんそくとして 行おこないません。 事故防止じこぼうしだけを 理由りゆうにして、 すぐに身体拘束しんたいこうそくを 選えらぶのではありません。

7

「緊急きんきゅうやむを 得えない 場合ばあい」には、 切迫性せっぱくせい・ 非代替性ひだいたいせい・ 一時性いちじせいの 3つすべてを 満みたす 必要ひつようがある。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
○

3つのうち1つや2つではなく、 切迫性せっぱくせい・ 非代替性ひだいたいせい・ 一時性いちじせいの 3つすべて を満みたすことが 必要ひつようです。

8

高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいへの 対応たいおうでは、 虐待ぎゃくたいを 受うけた 高齢者こうれいしゃだけでなく、 養護者ようごしゃへの 支援しえんも 考かんがえる。

○ それとも × ?
答こたえを 見みる
○

高齢者こうれいしゃを 守まもることに 加くわえて、 介護負担かいごふたんなどを 確認かくにんし、 養護者ようごしゃに 必要ひつような 支援しえんをする ことも大切たいせつです。

まとめ

虐待ぎゃくたい・ 身体拘束しんたいこうそくについて、 試験しけんの 前まえに 確認かくにんしておきたい ポイントをまとめます。

✓ 虐待ぎゃくたいは5つ

身体的虐待しんたいてきぎゃくたい、 心理的虐待しんりてきぎゃくたい、 性的虐待せいてきぎゃくたい、 放棄ほうき・ 放任ほうにんなど、 経済的虐待けいざいてきぎゃくたいがあります。

✓ 高齢者虐待こうれいしゃぎゃくたいは2つに 分わける

養護者ようごしゃによる 虐待ぎゃくたいと、 養介護施設従事者等ようかいごしせつじゅうじしゃとうによる 虐待ぎゃくたいです。

✓ 障害者虐待しょうがいしゃぎゃくたいは3つに 分わける

養護者ようごしゃ、 障害者福祉施設従事者等しょうがいしゃふくししせつじゅうじしゃとう、 使用者しようしゃによる 虐待ぎゃくたいです。

✓ 虐待ぎゃくたいは 「疑うたがい」の 段階だんかいでも 対応たいおうする

虐待ぎゃくたいが 完全かんぜんに 分わかってから 動うごくのではありません。

✓ 通報つうほうと 守秘義務しゅひぎむを 分わけて 考かんがえる

法律ほうりつに 基もとづく 通報つうほうは、 守秘義務しゅひぎむを 理由りゆうに 止とめることはできません。

✓ 身体拘束しんたいこうそくは 原則げんそくとして 行おこなわない

「安全あんぜんのため」 「転倒てんとうを 防ふせぐため」 だけで身体拘束しんたいこうそくを 選えらびません。

✓ 3つの要件ようけんはすべて 必要ひつよう

切迫性せっぱくせい・ 非代替性ひだいたいせい・ 一時性いちじせいの 3つすべてを満みたす 必要ひつようがあります。

✓ 行動こうどうの 理由りゆうを 考かんがえる

利用者りようしゃの 行動こうどうを すぐに止とめるのではなく、 原因げんいんや 理由りゆう、 別べつの 方法ほうほうを 考かんがえます。

試験しけんのポイント

虐待ぎゃくたいの 問題もんだいでは、 「どの虐待ぎゃくたい?」 「だれによる虐待ぎゃくたい?」 をまず確認かくにんしましょう。

通報つうほうの 問題もんだいでは、 「どこへ通報つうほうする?」 「守秘義務しゅひぎむとの 関係かんけいは?」 を確認かくにんします。

身体拘束しんたいこうそくの 問題もんだいでは、 「原則げんそくとして 行おこなわない」 「3つの要件ようけんを すべて満みたす」 を思おもい 出だしましょう。

実際じっさいの 過去問かこもんに 挑戦ちょうせんしよう

ここまで学まなんだ 内容ないようを、 実際じっさいの 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんの 問題もんだいで 確認かくにんしてみましょう。

虐待ぎゃくたいの 種類しゅるい、 通報つうほう、 守秘義務しゅひぎむ、 身体拘束しんたいこうそくなどが、 どのように問題もんだいに 出でているかを 確認かくにんできます。

問題文もんだいぶんを 読よんだら、 「どの虐待ぎゃくたい?」 「だれによる虐待ぎゃくたい?」 「どこへ通報つうほうする?」 を意識いしきして 解といてみましょう。

虐待ぎゃくたい・ 身体拘束しんたいこうそくの 過去問かこもんに 挑戦ちょうせんする