介護福祉士国家試験では、「回避」「避難」など、「避」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
回避・避難
では、「避」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「避」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
避
基本イメージ
危険や望ましくないことを
さける
「避ける」とも読みます。何をさけるのかに注目しましょう。
この漢字が入る言葉
回避避難
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
回避
意味を合わせると
↓
回避
危険や望ましくないことなどをさけることです。「危険を回避する」「トラブルを回避する」のように使います。「まわってさける」は覚えるためのヒントで、実際に遠回りすることだけを指すわけではありません。
避難
意味を合わせると
↓
避難
災害などの危険をさけ、身の安全を確保することです。安全な場所へ移動することなどを指します。避難所に行くことだけが避難ではありません。
言葉の違いを整理しよう
どちらも「さける」というイメージがあります。使われる場面を確認しましょう。
回避
危険や望ましくないことをさける
避難
災害などの危険から身を守る
回避は危険やトラブルなどをさけること。避難は災害などの危険から身を守ることです。
「危険を回避する」「安全な場所に避難する」のように覚えましょう。
「回避」は、場所を移動することだけではありません。方法を変えてトラブルをさける場合にも使います。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「危険を回避する」=「危険」+「回避」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「危険」は、けがや事故などが起こるおそれがあること。「避」はさけることです。
「危ないことにあわないようにすることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「危険を回避する」は、危険をさけることです。たとえば、滑りやすい通路を避けて別の安全な通路を使うことが考えられます。
「避」を見つけたら、何をさけるのかを確認しましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
避= さける
回避
何をさけるのか、その方法は適切かを確認する。
避難
危険から身を守ること。避難所へ行くことだけに限らない。
「危険を回避するため」と書いてあっても、その方法が正解とは限りません。本人の状況や希望も読みましょう。
漢字から考えてみよう
「避」のイメージをヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「トラブルを回避する」は、どちらの意味ですか?
答え
A トラブルをさける
「避」はさけることです。
漢字から考えるポイント
何をさけるのかを確認しましょう。
問題 2
「避難」について、適切なのはどちらですか?
A 必ず学校の体育館に行くこと
B 災害などの危険から身を守ること
答え
B 災害などの危険から身を守ること
「避」はさける、「難」は災いや困難というイメージです。
漢字から考えるポイント
避難先は避難所だけではありません。
実際の過去問に挑戦
「避」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「避」が使われた過去問
第35回 問題73
危険を回避する
問題文に「危険を回避する」という表現があります。危険をさけるという目的を確認して、適切な対応を考えましょう。
第38回 問題4
避難所
避難所での生活支援について考える問題です。「避難」に場所を表す「所」がついていることにも注目しましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味と、選択肢の対応が適切かを分けて考えましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
回避
危険や望ましくないことをさける
避難
災害などの危険から身を守る
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。
参考:漢字ペディア「避」・「回避」・内閣府「避難」についての資料