こころとからだのしくみ
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問題68
Aさん(98歳,女性)は,認知症(dementia)があるが,食事動作は自立していた。最近,配膳されても食事動作が始まらないことが増えてきた。介護福祉職が献立や食材などの説明をしたところ,Aさんは食べ始めるようになった。
次の摂食嚥下の5期のうち,介護福祉職が支援した期として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 先行期
2 準備期
3 口腔期
4 咽頭期
5 食道期
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題68
摂食・嚥下の5つの段階と、それぞれの段階で行う支援に関する問題です。
答えは、「1」です。
1 先行期
【○】正しい選択肢です。先行期とは、食べ物を見て、何を食べるのか、どのように食べるのかを理解し、食べ始めるまでの段階です。Aさんは、食事が配膳されても食べ始めることができませんでしが、介護福祉職が献立や食材を説明すると、食べ始めることができました。これは、食べ物を認識して食事を始めるための先行期を支援した場面です。
2 準備期
【×】誤りです。準備期とは、食べ物を口に入れ、歯でかんで、飲み込みやすい形にまとめる段階です。Aさんが食べ始められなかったのはこの段階ではありません。
3 口腔期
【×】誤りです。口腔期とは、口の中でまとめた食べ物を、舌を使ってのどへ送る段階です。Aさんが困っていたのは、この段階ではありません。
4 咽頭期
【×】誤りです。咽頭期とは、食べ物をのどから食道へ送る段階です。咽頭期では、食べ物が気管に入らないようにしながら飲み込みます。今回の支援は、飲み込みの段階ではなく、食べ始める前の段階です。
5 食道期
【×】誤りです。食道期とは、食べ物が食道を通って胃へ送られる段階です。食道期は、食べ物を飲み込んだ後の段階です。Aさんが食べ始められなかったこととは関係がありません。
♯食事介助 ♯接触 ♯嚥下