生活支援技術
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問題55
Aさん(82歳,女性,要介護1)は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を週1回利用し,生活援助を受けながら,自宅で一人暮らしをしている。調理はAさん本人が行うなど,できることは自分で行いたいと思っている。ある日,訪問介護員(ホームヘルパー)はAさんから買物リストを渡されて,近くのスーパーで食材を購入してきた。
次の記述のうち,Aさんへの生活援助における訪問介護員(ホームヘルパー)の対
応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 依頼された食材が安かったので,リストに書かれた数より多く購入した。
2 おつりとレシート,購入した食材の確認を,Aさんにすべて任せた。
3 冷蔵庫を開けたとき,賞味期限切れの食材があったため廃棄した。
4 買物リストは,次から訪問介護員(ホームヘルパー)が書くことを提案した。
5 購入した食材で調理しにくいものがないか,Aさんに確認した。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題55
訪問介護における生活援助と本人の自立支援に関する問題です。
答えは、「5」です。
訪問介護における生活援助とは、自宅で生活する利用者が、日常生活を続けられるように家事などを支援する介護保険サービスです。
生活援助は、利用者の身体に直接触れる「身体介護」と異なり、掃除、洗濯、調理、買い物などを支援します。
1 依頼された食材が安かったので,リストに書かれた数より多く購入した。
【×】誤りです。Aさんは買物リストを作り、必要な食材を訪問介護員に依頼しています。たとえ安くても、本人の希望を確認せずに訪問介護員の判断で多く買うことは適切ではありません。
2 おつりとレシート,購入した食材の確認を,Aさんにすべて任せた。
【×】誤りです。すべてを本人に任せるだけでは、生活援助として不十分です。訪問介護員は買物を代行した立場なので、本人と一緒に確認します。
3 冷蔵庫を開けたとき,賞味期限切れの食材があったため廃棄した。
【×】誤りです。廃棄とはいらないものを捨てることです。賞味期限が切れている食材であっても、訪問介護員が勝手にAさんの物を捨ててはいけません。
4 買物リストは,次から訪問介護員(ホームヘルパー)が書くことを提案した。
【×】誤りです。Aさんは、できることは自分で行いたいと思っています。Aさんができること、していることの代行を提案することは、本人の自立を妨げてしまいます。
5 購入した食材で調理しにくいものがないか,Aさんに確認した。
【○】正しい選択肢です。本人の意思と生活のしやすさを確認する適切な対応です。Aさんは自分で調理を行ってるため、購入した食材が使いやすいか、調理しにくいものがないかを本人に確認することは大切です。Aさんができることを続けるための支援にもなります。