解答と解説
問題52
統合失調症の特徴的な症状に関する問題です。
答えは、「2」です。
統合失調症は、現実と想像の区別が難しくなる精神疾患です。主な症状には、幻覚や妄想、混乱した考えや言動があります。
1 振戦せん妄
【×】誤りです。振戦せん妄とは、手や体が震えて、不安や混乱、幻覚などが現れることです。アルコール依存症の人が急に飲酒をやめたときに起こる症状です。
2 妄想
【○】正しい選択肢です。妄想は、現実とは違うことを本当だと信じ込むことです。統合失調症や認知症の人にみられる症状です。
3 強迫性障害
【×】誤りです。強迫性障害は、強い不安を消すために、繰り返し同じ行動を繰り返す病気です。何度も手を洗ってしまう、鍵がしっかりかかっているか何度も確認してしまうなどです。
4 抑うつ気分
【×】誤りです。抑うつ気分は、長期間にわたって気分が落ち込み、興味や喜びを感じにくくなる状態です。うつ病の人に見られる症状です。
5 健忘
【×】誤りです。健忘は、記憶の一部または全部を思い出せなくなる状態です。ストレスや脳の損傷、老化などで見られる症状です。