個別問題

【第36回試験】問題5(人間関係とコミュニケーション)

人間関係にんげんかんけいとコミュニケーション

問題もんだい5

介護かいご老人ろうじん福祉ふくし施設しせつでは,感染症かんせんしょう流行りゅうこうしたために,緊急的きんきゅうてき介護体制かいごたいせい事業じぎょう継続けいぞくすることになった。さらに労務ろうむ管理かんり担当たんとうする職員しょくいんからは,介護かいご福祉ふくししょく精神的せいしんてき健康けんこうまもることを目的もくてきとした組織的そしきてきなマネジメントに必要性ひつようせいについて提案ていあんがあった。
つぎ記述きじゅつのうち,このマネジメントに該当がいとうするものとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 感染防止対策かんせんほうしたいさく強化きょうかする。
2 多職種たしょくしゅチームでの連携れんけい強化きょうかする。
3 利用者りようしゃのストレスをコントロールする。
4 介護福祉職かいごふくししょく症候群しょうこうぐん(バーンアウト(burnout))を防止ぼうしする。
5 利用者家族りようしゃかぞく面会方法めんかいほうほう見直みなおす。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい5

介護かいご福祉ふくししょく精神的せいしんてき健康けんこうまもることを目的もくてきとしたマネジメントかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

マネジメントは目的もくてきにより、方法ほうほうことなります。

今回こんかいは「介護かいご福祉ふくししょく精神的せいしんてき健康けんこうまもること」を目的もくてきにしたマネジメントをわれていることをあたまれて、選択肢せんたくし確認かくにんしましょう。

1 感染防止対策かんせんほうしたいさく強化きょうかする。

【×】あやまりです。すでに緊急的きんきゅうてき介護体制かいごたいせい事業じぎょう継続けいぞくする段階だんかいですので、感染防止対策かんせんほうしたいさく十分じゅうぶん対応たいおうされているとかんがえられます。この段階だんかいで、感染防止対策かんせんほうしたいさく強化きょうかすることは、精神的せいしんてき負担ふたんをかけてしまうため適切てきせつではありません。

2 多職種たしょくしゅチームでの連携れんけい強化きょうかする。

【×】あやまりです。多職種たしょくしゅチームでの連携れんけい強化きょうかすることは、介護かいご福祉ふくししょく精神的せいしんてき健康けんこうまもることにつながるマネジメントではありません。

3 利用者りようしゃのストレスをコントロールする。

【×】あやまりです。組織的そしきてきなマネジメントと利用者りようしゃのストレスコントロールはべつかんがえるものであり、適切てきせつではありません。

4 介護福祉職かいごふくししょく症候群しょうこうぐん(バーンアウト(burnout))を防止ぼうしする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。症候群しょうこうぐん(バーンアウト)とは、一定いってい期間きかん過度かど緊張きんちょうとストレスのもとかれた場合ばあい発生はっせいする、無気力感むきりょくかん疲労感ひろうかんなどの症状しょうじょうです。感染症かんせんしょう流行りゅうこうし、介護かいご福祉ふくししょく感染かんせん拡大かくだいしないように緊張感きんちょうかんのもとで業務ぎょうむおこなっていることかんがえられるため、症候群しょうこうぐん(バーンアウト)を防止ぼうしするマネジメントがもっと適切てきせつです。

5 利用者家族りようしゃかぞく面会方法めんかいほうほう見直みなおす。

【×】あやまりです。利用者家族りようしゃかぞく面会方法めんかいほうほう見直みなおすことは、一時的いちじてきなルールの変更へんこうであり、組織的そしきてきなマネジメントにかんするものではありません。

#症候群しょうこうぐん #バーンアウト