社会の理解
問題17
「感染症法」に基づいて,結核(tuberculosis)を発症した在宅の高齢者に,医療費の公費負担の申請業務や家庭訪問指導などを行う機関として,適切なものを1つ選びなさい。
1 基幹相談支援センター
2 地域活動支援センター
3 保健所
4 老人福祉センター
5 医療保護施設
(注)「感染症法」とは,「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」のことである。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題17
感染症法に関する問題です。
答えは、「3」です。
感染症は、感染力や病気にかかったときの症状の重さや危険度によって、法定の分類に基づいて5つのカテゴリーに分けられます。
診断した医師は都道府県知事に届け出る義務があります。
1 基幹相談支援センター
【×】誤りです。基幹相談支援センターは、障害者総合支援法に基づいた、地域における障害者の相談支援の中核的な役割を担う機関です。障害者が日常で必要な支援が受けられるように、専門の相談員がサポートします。
2 地域活動支援センター
【×】誤りです。地域活動支援センターは、障害者総合支援法に基づき、障害のある人が地域で安心して生活できるよう支援する施設です。障害者を通わせて、創作的活動や生産活動の機会を提供したり、社会との交流を促進する活動が行われます。
3 保健所
【○】正しい選択肢です。保健所は、地域保健法に定められた機関で、食品衛生、環境衛生、難病、精神保健、感染症予防、健康相談など住民に身近な保健サービスを行います。
結核は、2つめに危険性が高い「2類感染症」に分類され、保健所が聞き取りや健診などの業務や指導を行います。
4 老人福祉センター
【×】誤りです。老人福祉センターとは、老人福祉法に基づく老人福祉施設で、無料または低額な料金で、健康相談、趣味活動、運動教室などさまざまなサポートを提供します。
5 医療保護施設
【×】誤りです。医療保護施設とは、生活保護法に基づき、経済的な理由で適切な医療を受けられない人々に医療サービスを提供する施設です。無料または低額な料金で、治療や看護を受けることができます。
#感染症法 #保健所 #結核