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総合問題そうごうもんだい2

次つぎの事例じれいを読よんで、問題もんだい117から問題もんだい119までについて答こたえなさい。

[事例じれい]

Dさん(70歳さい,男性だんせい)は,自宅じたくで妻つまと二人暮ふたりぐらしで,年金収入ねんきんしゅうにゅうで生活せいかつしている。ある日ひ,車くるまを運転中うんてんちゅうに事故じこに遭あい救急搬送きゅうきゅうはんそうされた。医師いしからは,第だい4胸髄節きょうずいせつまで機能きのうが残存ざんぞんしている脊髄損傷せきずいそんしょう(spinal cord injury)と説明せつめいを受うけた。Dさんは,入院中にゅういんちゅうに要介護ようかいご3の認定にんていを受うけた。
Dさんは,退院後たいいんごは自宅じたくで生活せいかつすることを望のぞんでいた。妻つまは一緒いっしょに暮くらしたいと思おもうが,Dさんの身体状況しんたいじょうきょうを考かんがえると不安ふあんを感かんじていた。介護支援専門員かいごしえんせんもんいん(ケアマネジャー)は,「退院後たいいんごは,在宅復帰ざいたくふっきを目的もくてきに,一定いっていの期間きかん,リハビリテーション専門職せんもんしょくがいる施設しせつで生活せいかつしてはどうか」とDさんに提案ていあんした。Dさんは妻つまと退院後たいいんごの生活せいかつについて話はなし合あった結果けっか,一定期間施設いっていきかんしせつに入所にゅうしょして,その間あいだに,自宅じたくの住宅改修じゅうたくかいしゅうを行おこなうことにして,介護支援専門員かいごしえんせんもんいん(ケアマネジャー)に居宅介護住宅改修費きょたくかいごじゅうたくかいしゅうひについて相談そうだんした。

問題もんだい119

Dさんが施設入所しせつにゅうしょしてから3か月後げつご,住宅改修じゅうたくかいしゅうを終おえた自宅じたくに戻もどることになった。Dさんは自宅じたくでの生活せいかつを楽たのしみにしている。その一方いっぽうで,不安ふあんも抱かかえていたため,担当たんとうの介護福祉士かいごふくししは,理学療法士りがくりょうほうしと作業療法士さぎょうりょうほうしに相談そうだんして,生活上せいかつじょうの留意点りゅういてんを記載きさいした冊子さっしを作成さくせいして,Dさんに手渡てわたした。
次つぎの記述きじゅつのうち,冊子さっしの内容ないようとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 食事しょくじでは,スプーンを自助具じじょぐで手てに固定こていする。
2 移動いどうには,リクライニング式車しきくるまいすを使用しようする。
3 寝具しんぐは,エアーマットを使用しようする。
4 更衣こういは,ボタンエイドを使用しようする。
5 外出がいしゅつするときには,事前じぜんに多機能たきのうトイレの場所ばしょを確認かくにんする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとうと解説かいせつ

問題もんだい119

生活上せいかつじょうの留意点りゅういてんに関かんする問題もんだいです。

答こたえは、「5」です。

脊髄せきずいが損傷そんしょうすると、損傷そんしょうした部位ぶいより下したの神経領域しんけいりょういきの感覚かんかくと運動機能うんどうきのうが失うしなわれます。

Dさんは、第だい4胸髄節きょうずいせつまで機能きのうが残存ざんぞんしているとのことなので、体幹たいかん、下肢麻痺かしまひの状態じょうたいです。

1 食事しょくじでは,スプーンを自助具じじょぐで手てに固定こていする。

【×】誤あやまりです。Dさんは、上肢じょうひは問題もんだいないと考かんがえられるため、適切てきせつではありません。

2 移動いどうには,リクライニング式車しきくるまいすを使用しようする。

【×】誤あやまりです。リクライニング式車しきくるまいすは、お尻しりにかかる体圧たいあつを分散ぶんさんでき褥瘡予防じょくそうよぼうなどに適てきした車くるまいすです。Dさんは上半身じょうはんしんは動うごくため、自力じりきでプッシュアップができると考かんがえられ、必要ひつようありません。

3 寝具しんぐは,エアーマットを使用しようする。

【×】誤あやまりです。エアーマットは、空気くうきの浮力ふりょくにより体からだにかかる圧あつを分散ぶんさんできる寝具しんぐです。自力じりきで寝返ねがえりが難むずかしい人ひとなどに適てきしています。Dさんは上半身じょうはんしんは動うごくため、必要ひつようありません。

4 更衣こういは,ボタンエイドを使用しようする。

【×】誤あやまりです。ボタンエイドは手指しゅしの細こまかい動うごきが難むずかしい人ひと、関節炎かんせつえん、リウマチなどで、手てや手首てくびが変形へんけいしたり、握力あくりょくが低下ていかし、ボタンをとめることが難むずかしい人ひとに適てきした自助具じじょぐです。Dさんは上半身じょうはんしんは動うごくため、必要ひつようありません。

5 外出がいしゅつするときには,事前じぜんに多機能たきのうトイレの場所ばしょを確認かくにんする。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。下肢麻痺かしまひの状態じょうたいで車くるまいす移動いどうのため、車くるまいすでも使用しようできる多機能たきのうトイレの場所ばしょを確認かくにんすることが適切てきせつです。

#脊髄損傷せきずいそんしょう #下肢麻痺かしまひ #ボタンエイド