生活支援せいかつしえん技術ぎじゅつ

試験用タイマー
02:00
開始ボタンを押すとタイマーがスタートします(目安時間:2分)

問題もんだい51

Aさん(85歳さい,男性だんせい,要介護ようかいご3)は,アルツハイマー型認知症がたにんちしょう(dementia of the Alzheimer’s type)と診断しんだんされ,認知症対応型共同生活介護にんちしょうたいおうがたきょうどうせいかつかいご(認知症高齢者にんちしょうこうれいしゃグループホーム)で生活せいかつをしている。入所時にゅうしょじ,Aさんは,尿意にょういや便意べんいはあり,自分じぶんでトイレに行いって排泄はいせつできていた。最近さいきん,認知機能にんちきのうの低下ていかによって,トイレ以外いがいの場所ばしょで排泄はいせつするようになった。
次つぎの記述きじゅつのうち,Aさんの状態じょうたいに合あわせた介護福祉職かいごふくししょくの対応たいおうとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 骨盤底筋訓練こつばんていきんくんれんを行おこなう。
2 紙かみおむつを使用しようする。
3 一日いちにちの水分摂取量すいぶんせっしゅりょうを減へらす。
4 ほかの利用者りようしゃと同おなじ時間じかんにトイレへ誘導ゆうどうする。
5 トイレの出入口でいりぐちに「トイレ」と書かいた紙かみを貼はる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとうと解説かいせつ

問題もんだい51

認知症にんちしょうのある利用者りようしゃに対たいする排泄支援はいせつしえんに関かんする問題もんだいです。

答こたえは、「5」です。

認知機能にんちきのうとは、記憶きおくする、考かんがえる、判断はんだんする、時間じかんや場所ばしょを理解りかいするなどの脳のうの働はたらきのことです。

Aさんは、認知機能にんちきのうの低下により、トイレの場所ばしょがわからなくなったり、何なにをすればいいのかわからなくなったりしている状態じょうたいです。

認知症にんちしょうの利用者りようしゃへの支援しえんでは、できなくなったことを責せめるのではなく、わかりやすい環境かんきょうを整ととのえて、できることを支援しえんすることが大切たいせつです。


1 骨盤底筋訓練こつばんていきんくんれんを行おこなう。

【×】誤あやまりです。骨盤底筋訓練こつばんていきんくんれんとは、排尿はいにょうや排便はいべんをコントロールする筋肉きんにくを鍛きたえる訓練くんれんのことです。Aさんは尿意にょういや便意べんいはあるため、この訓練くんれんを行おこなったからといって今いまの課題かだいを改善かいぜんすることにはつながりません。

2 紙かみおむつを使用しようする。

【×】誤あやまりです。Aさんは尿意にょういや便意べんいはあり、トイレに行いって排泄はいせつすることはできていました。紙かみおむつを使用しようするのではなく、トイレを利用りようしやすい環境かんきょうを整ととのえることを優先ゆうせんします。

3 一日いちにちの水分摂取量すいぶんせっしゅりょうを減へらす。

【×】誤あやまりです。トイレの失敗しっぱいを減へらすために水分量すいぶんりょうを減へらすことは、脱水だっすいや便秘べんぴ、尿路感染症にょうろかんせんしょうなどの原因げんいんになり危険きけんです。水分すいぶんを減へらすのではなく、トイレを利用りようしやすい環境かんきょうを整ととのえることを優先ゆうせんします。

4 ほかの利用者りようしゃと同おなじ時間じかんにトイレへ誘導ゆうどうする。

【×】誤あやまりです。介護かいごでは個別こべつケアが基本きほんです。排泄はいせつのタイミングは人いとによって違ちがうため、本人ほんにんの排泄はいせつパターンや生活せいかつリズムに合あわせてトイレへ誘導ゆうどうします。

5 トイレの出入口でいりぐちに「トイレ」と書かいた紙かみを貼はる。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。Aさんは認知機能にんちきのうの低下ていかにより、トイレの場所ばしょがわからなくなっていると考かんがえられます。Aさんがトイレの場所ばしょを認識にんしきしやすいようにすることが適切てきせつな支援しえんです。

♯アルツハイマー型認知症がたにんちしょう ♯認知機能にんちきのう