総合問題3
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次の事例を読んで、問題120から問題122について答えなさい。
[事例]
Aさん(42歳,男性)は,知的障害がある。父親(72歳)と二人暮らしをしている。
半年前,Aさんに血便がみられたため病院を受診したところ,大腸がん(colorectal
cancer)と診断され,S状結腸ストーマを造設した。パウチの交換に支援が必要とな
り,退院後は父親が自宅で介護をしていた。父親の介護負担が大きくなったため,居
宅介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
問題120
次のうち,Aさんの正常時の便の性状として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 水様から粥状
2 流動状から液状
3 半流動から粥状
4 泥状から軟便
5 軟便から固形状
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題120
S状結腸ストーマを造設した人の、正常な便の性状に関する問題です。
答えは、「5」です。
ストーマとは、手術によって腸の一部をおなかの表面に出してつくった、便などを出すための出口です。
この問題では、Aさんに造設されたストーマの場所に注目します。
大腸には、便から水分を吸収する働きがあります。便は大腸を進むほど水分が少なくなり、だんだん形のある便になります。S状結腸は、大腸の終わりに近い部分です。
S状結腸ストーマから出る便は、一般的に軟らかい便から固形に近い便になります。
1 水様から粥状
【×】誤りです。水様とは、水のようにほとんど形がない状態、粥状とは、おかゆのように水分が多く、やわらかい状態です。大腸の終わりにあるS状結腸ストーマの正常な便としては水分が多すぎます。
2 流動状から液状
【×】誤りです。流動状とは、水分が多く、流れるような状態、液状とは、ほとんど液体のような状態です。大腸の終わりにあるS状結腸ストーマの正常な便としては不適切です。
3 半流動から粥状
【×】誤りです。半流動とは、液体に近いですが、少し形が残っている状態です。S状結腸ストーマの正常な便よりもやわらかい状態です。
4 泥状から軟便
【×】誤りです。泥状とは、泥のようにやわらかく、形がほとんどない状態、軟便とは、普通の便よりやわらかいですが、ある程度形がある便です。S状結腸ストーマでは軟便がみられることはありますが、正常な便は、固形に近い便です。
5 軟便から固形状