認知症にんちしょうの理解りかい

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問題もんだい41

アルツハイマー型認知症がたにんちしょう(dementia of the Alzheimer’s type)の,もの盗とられ妄想もうそうに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 説明せつめいをすれば自身じしんの考かんがえの誤あやまりに気きづくことが多おおい。
2 本人ほんにんの不安ふあんから生しょうじることが多おおい。
3 現実げんじつに存在そんざいしない人ひとが犯人はんにんとされる。
4 主おもに幻視げんしが原因げんいんである。
5 症状しょうじょうの予防よぼうには抗精神病薬こうせいしんびょうやくが有効ゆうこうである。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとうと解説かいせつ

問題もんだい41

アルツハイマー型認知症がたにんちしょうのもの盗とられ妄想もうそうに関かんする問題もんだいです。

答こたえは、「2」です。

妄想もうそうは、認知症にんちしょうのBPSD(行動こうどう・心理症状しんりしょうじょう)の心理症状しんりしょうじょうの1つです。

誤あやまった考かんがえを、根拠こんきょもないのに強つよく信しんじじてしまっている状態じょうたいです。

もの盗とられ妄想もうそうは、本人ほんにんにとって大切たいせつなものを「盗ぬすまれた」と思おもい込こんでしまうことです。

自分じぶんが失なくしてしまったという非ひを認みとめたくない、自分じぶんが認知症にんちしょうだと認みとめたくないなど様々さまざまな気持きもから、自分じぶんにとって都合つごうよく信しんじてしまっている状態じょうたいです。

対処法たいしょほうも含ふくめて、しっかりおさえておきたいところです。

認知症にんちしょうの「もの盗とられ妄想もうそう」への対処法たいしょほう

否定ひていをしない

妄想もうそうだとわかっていても、否定ひていすると怒いかりの気持きもちがより大おおきくなり、介護かいご者しゃに対たいする不安ふあんな気持きもちが増まします。
話はなしを落おち着ついて聞きき、共感きょうかんの姿勢しせいを見みせることで、本人ほんにんの不安ふあんも和やわららぎます。

盗ぬすまれたと言いわない

本人ほんにんの「盗ぬすまれた」という訴うったえに対たいし、介護者かいごしゃは「盗ぬすまれた」という言葉ことばを意識的いしきてきに使つかわない工夫くふうをしましょう。
「盗ぬすまれた」と「失なくした」「無なくなった」は違ちがいます。
「盗ぬすまれた」という被害ひがいの意識いしきを少すこしでもなくすことで、不安ふあんな気持きもちがなくなることもあります。

盗とられたものを一緒いっしょに探さがす

本人ほんにんが持もっている可能性かのうせいもありますが、無なくなって困こまっているという相手あいての気持きもちを受うけ止とめ、一緒いっしょに探さがしましょう。
ポイントは、一緒いっしょに探さがして、本人ほんにんに見みつけてもらうことです。
介護者かいごしゃだけで探さがして見みつけても「盗ぬすまれた」という妄想もうそうは消きえません。
介護者かいごしゃが先さきに見みつけたとしても、本人ほんにんが見みつけられるように誘導ゆうどうするようにしましょう。
見みつけたときに「よかったですね」などの声掛こえかけも大切たいせつです。

話はなしを聞きいて不安ふあんな気持きもちを和やわらげる

もの盗とられ妄想もうそうなどの被害妄想ひがいもうそうは、自分じぶんの病気びょうきや孤独こどくなどといったその状況じょうきょうに対たいする不安ふあんからくるものも多おおいです。
本人ほんにんの気持きもちをしっかり聞きき、共感きょうかんすることも大切たいせつなポイントです。
自分じぶんが一人ひとりではないという安心感あんしんかんがあるだけで、被害妄想ひがいもうそうの軽減けいげんにつながります。

上うえでも説明せつめいした通とおり、もの盗とられ妄想もうそうは本人ほんにんの不安ふあんから生しょうじることが多おおいです。

選択肢せんたくし「2」が正解せいかいとなります。

不安ふあんを解消かいしょうする、軽減けいげんするための対処法たいしょほうもしっかりとおさえておきましょう。

#アルツハイマー型認知症がたにんちしょう #もの盗とられ妄想もうそう #BPSD