介護福祉士国家試験では、「摂取」「食事摂取」「水分摂取」など、「摂」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
摂取・食事摂取・水分摂取
では、「摂」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「摂」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
摂
基本イメージ
取り入れる
食べ物・水分など
→
体の中へ
たとえば、ごはんを食べたり、水を飲んだりして、体の中に入れるイメージです。「摂取」の読み方は「せっしゅ」です。
この漢字が入る言葉
摂取食事摂取水分摂取
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
摂取
意味を合わせると
↓
摂取
外から取り入れることです。介護では、食べ物や水分、栄養などを体に取り入れることについてよく使います。
食事摂取
食事食べるもの
+
摂取取り入れる
意味を合わせると
↓
食事摂取
食事をとることです。「食事を摂取する」は、やさしく言うと「食事を食べる」という意味です。
水分摂取
水分水など
+
摂取取り入れる
意味を合わせると
↓
水分摂取
水分を体に取り入れることです。水やお茶などを飲むことが例です。食べ物に含まれる水分もあります。
言葉の関係を整理しよう
何を取り入れるのかに注目しましょう。
摂取
食べ物や水分などを体に取り入れる
食事摂取
食事をとる・食べる
水分摂取
水分を体に取り入れる
「摂取」の前にある言葉が、取り入れるものを表します。
食事摂取は「食事」、水分摂取は「水分」です。
前に学んだ「排」は外へ出すイメージ。「摂」は中へ取り入れるイメージです。体に入るものと出るものを分けて考えましょう。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
長い言葉も、知っている部分に分けてみましょう。
たとえば
「1日の水分摂取量」
STEP 1
言葉を分ける
「水分摂取量」=「水分」+「摂取」+「量」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「摂取」は取り入れること。「量」は、どのくらいあるかを表します。
「体に取り入れた水分が、どのくらいかということかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「水分摂取量」は、体に取り入れた水分の量です。「排尿量」は、体から出た尿の量です。
水分摂取量は「入る水分」、排尿量は「出る尿」。似た長い言葉も、分けて読むと違いがわかります。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
摂= 取り入れる
摂取
食べ物や水分などを体に取り入れる
食事摂取
食事をとる・食べる
水分摂取
水分を体に取り入れる
「摂取」を「食べることだけ」と覚えないようにしましょう。水分や栄養などを取り入れることにも使います。
漢字から考えてみよう
この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「食事を摂取する」は、どちらの意味ですか?
A 食事を食べる
B 食事を片付ける
答え
A 食事を食べる
ここでの「摂取」は、体に取り入れることです。
漢字から考えるポイント
何を摂取するのかに注目しましょう。
問題 2
「水分摂取量」は、どちらの意味ですか?
A 体から出た尿の量
B 体に取り入れた水分の量
答え
B 体に取り入れた水分の量
「水分」「摂取」「量」に分けて考えます。
漢字から考えるポイント
排尿量との違いを確認しましょう。
実際の過去問に挑戦
「摂」が使われた問題を確認しましょう。
「摂」が使われた過去問
第38回 問題47
食事を摂取する
問題文で、食事をほぼ自力で「摂取している」と説明されています。自分の力で食べている、という意味で読みましょう。
第35回 問題96
水分摂取量
問題文に「水分摂取量」と「排尿量」が出てきます。体に入る水分と、体から出る尿を分けて読みましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味をつかんだら、問題で何を選ぶように求められているかも確認しましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
摂取
食べ物や水分などを体に取り入れる
食事摂取
食事をとる・食べる
水分摂取
水分を体に取り入れる
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。