介護福祉士国家試験では、「慢性」「緩慢」など、「慢」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
慢性・緩慢
では、「慢」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「慢」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
慢
基本イメージ
ゆっくり・長く続く
ここでは「慢性」「緩慢」に使われる意味を覚えます。「自慢」「我慢」などの「慢」を、すべて「ゆっくり」と考えるわけではありません。
この漢字が入る言葉
慢性緩慢
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
慢性
慢長く続く
+
性性質・特徴
意味を合わせると
↓
慢性
病気や症状などが、長い期間続くことです。「性」は、そのような特徴がある、というイメージです。
緩慢
意味を合わせると
↓
緩慢
動きや進み方がゆっくりしていることです。「動作が緩慢」は、体の動きがゆっくりしている、という意味です。
言葉の違いを整理しよう
何についての言葉かを確認しましょう。
慢性
病気や症状などが長く続く
慢性は「続く期間」、緩慢は「動きや進み方の速さ」に注目します。
「慢性」だけで、病気が軽いとは判断できません。また「緩慢」は「動けない」という意味ではありません。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
長い言葉も、知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「動作緩慢」=「動作」+「緩慢」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「動作」は体を動かすこと。「緩慢」はゆっくりしていることです。
「体の動きがゆっくりしていることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「動作緩慢」は、動作が遅いことです。「ぎこちない」は動きがなめらかではないことなので、同じ意味ではありません。
緩慢=動く速さがゆっくり。動き方がなめらかかどうかとは、分けて考えましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
慢= ゆっくり・長く続く
慢性
病気や症状などが長く続く
「動作が緩慢」だからといって、「なまけている」と決めつけないようにしましょう。ここでは、動きの速さを表しています。
漢字から考えてみよう
この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「慢性」は、どちらのイメージですか?
A 病気や症状などが長く続く
B 病気が必ず軽い
答え
A 病気や症状などが長く続く
「慢」の、長く続くというイメージです。
漢字から考えるポイント
期間と、症状の重さは分けて考えましょう。
問題 2
「動作が緩慢」は、どちらの意味ですか?
A 全く動けない
B 動きがゆっくりしている
答え
B 動きがゆっくりしている
「緩慢」は動きや進み方がゆっくりしていることです。
漢字から考えるポイント
「ぎこちない」とも同じ意味ではありません。
実際の過去問に挑戦
「慢」が使われた問題を確認しましょう。
「慢」が使われた過去問
第35回 問題42
慢性
問題文に「慢性硬膜下血腫」が出てきます。長い病名の中から「慢性」を見つけてみましょう。病気の具体的な特徴は、リンク先の解説で確認しましょう。
第34回 問題123
緩慢
選択肢4で「動作は緩慢」と使われています。リンク先は、この過去問の表現を紹介した「緩慢」の解説ページです。動きの速さに注目しましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味をつかんだら、問題で何を選ぶように求められているかも確認しましょう。
今日の漢字
慢
基本イメージ
ゆっくり・長く続く
いっしょに覚えよう
慢性
病気や症状などが長く続く
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。