「~ようとする」は、 「なにかをしようとして 行動こうどうする」ときや、 「もうすぐ なにかが こる」ときに 使つか文法ぶんぽうです。

このページでは、 「~ようとする」の 意味いみ使つかかたを、 やさしい 日本語にほんご例文れいぶん説明せつめいします。 「~ようとしている」 「~ようとしない」の 意味いみや、 「~てみる」 「~ようにする」との ちがい、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんでの 使つかわれ かた確認かくにんします。

1.「~ようとする」の 意味いみ

「~ようとする」には、 おおきく 2つの意味いみ があります。

基本きほん意味いみ

① 「~しよう」として 行動こうどうする

② もうすぐ~する・~する 直前ちょくぜんである

① 「~しよう」として 行動こうどうする

ひとなにかをしようと かんがえて、 そのための 行動こうどうはじめる ときに使つかいます。

れい Aさんは 自分じぶんがろう としています
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 自分じぶんとうとして うごいています。
② もうすぐ~する

なにかが こる 直前ちょくぜん 状態じょうたいあらわすときにも 使つかいます。

れい 電車でんしゃ出発しゅっぱつしよう としています
やさしい 日本語にほんご 電車でんしゃ もうすぐ 出発しゅっぱつします。
ひと行動こうどうでは、 「~しようとする 気持きもち・ うごき」を あらわします
たとえば、 利用者りようしゃ自分じぶんふくようとしています。

このぶんでは、 利用者りようしゃが 「自分じぶんふくたい」と かんがえて、 実際じっさいようとしている 様子ようす あらわしています。
ひと意思いしがない 場合ばあいにも 使つかいます
しずもうとしています。
→ もうすぐ しずみます。
あめろうとしています。
→ もうすぐ あめりそうです。
電車でんしゃ出発しゅっぱつしようとしています。
電車でんしゃは もうすぐ 出発しゅっぱつします。
💡 「~した」とは ちがいます
がりました。
実際じっさいがりました。

がろうとしました。
がろうとして 行動こうどうしました。

「~ようとした」は、 実際じっさい最後さいごまで できたかどうかは かりません。
おぼかた

ひと+~ようとする
→ 「~しようとして 行動こうどうする」

出来事できごと+~ようとしている
→ 「もうすぐ~する」

「~ようとする」を たら、 「だれかが なにかをしようとしているのか」 「もうすぐ なにかが こるのか」 かんがえてみましょう。

2.ぶんかたちおぼえよう

「~ようとする」の まえには、 動詞どうし 意向形いこうけい がきます。

意向形いこうけいとは、 「~しよう」 「~しようと おもう」 などで使つか動詞どうしかたちです。

「~ようとする」では、 この意向形いこうけいのあとに 「とする」をつけます。
基本きほんかたち
動詞どうし意向形いこうけいとする
れい: 「べる」の 場合ばあい
べる べよう べようとする
動詞どうしの グループごとに 確認かくにんしよう
① 1グループの 動詞どうし
最後さいごの 「うだん」を 「おだん+う」に えます。
こう こうとする
とう とうとする
もう もうとする
はな はなそう はなそうとする
② 2グループの 動詞どうし
「る」をって、 「よう」をつけます。
べる べよう べようとする
よう ようとする
きる きよう きようとする
③ 3グループの 動詞どうし
「する」と「る」は 特別とくべつかたちです。
する しよう しようとする
よう ようとする
よく使つかかたちおぼえよう
がる がろうとする
ある あるこうとする
べる べようとする
つたえる つたえようとする
はな はなそうとする
うしろの 「する」の かたちわります
~ようとする れい自分じぶんとうとする。
~ようとします れい自分じぶんとうとします。
~ようとした れい自分じぶんとうとした。
~ようとしている れい自分じぶんとうとしている。
~ようとしない れい食事しょくじべようとしない。
💡 「~ようとする」の 「よう」は、 「~ようにする」の 「よう」とは ぶんつくかたちがいます
あるこうとする
→ 「あるく」の 意向形いこうけいあるこう」を 使つかいます。

あるくようにする
→ 「あるく」の 辞書形じしょけいのあとに 「ようにする」をつけます。

かたちているので、 間違まちがえないようにしましょう。
ぶんかたち

動詞どうし意向形いこうけい + とする

れい
く → こうとする
つ → とうとする
べる → べようとする
する → しようとする
る → ようとする

試験問題しけんもんだいでは、 「~よう」の まえ動詞どうしなに確認かくにんすると、 「なにをしようとしているのか」が かりやすくなります。

3.どんなときに 使つかう?

「~ようとする」は、 ひとなにかをしようとして 行動こうどうするときや、 なにかが こる 直前ちょくぜんあらわすときに 使つかいます。

ひと主語しゅごのときは、 「~したいと おもって、 そのために うごく」 という意味いみ使つかうことが おおいです。

また、 電車でんしゃ天気てんきなどについては、 「もうすぐ~する」 という意味いみになります。
なにかをしようとして 行動こうどうする
ひとが 「これをしたい」 「これをしよう」と おもって、 そのための 行動こうどうはじめる ときに使つかいます。
れい Aさんは 自分じぶんで ベッドから きよう としました
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 自分じぶんで ベッドから きるために うごこうとしました。
なにかをしようと 努力どりょくする・ 挑戦ちょうせんする
すぐにできるかどうかは からなくても、 自分じぶんでやってみよう」 としている 様子ようす あらわすことができます。
れい 利用者りようしゃ自分じぶんふくよう としています
やさしい 日本語にほんご 利用者りようしゃは、 自分じぶんふくようとして 行動こうどうしています。
もうすぐ なにかが こる
出来事できごと はじまる 直前ちょくぜん 状態じょうたいあらわすときにも 使つかいます。
れい 電車でんしゃ出発しゅっぱつしよう としています
やさしい 日本語にほんご 電車でんしゃ もうすぐ 出発しゅっぱつします。
主語しゅごると、 意味いみかりやすくなります
ひとが ~ようとする → ~しようと おもって、 行動こうどうする

れい: Aさんは 自分じぶんあるこうとしています。
出来事できごとものが ~ようとしている → もうすぐ~する

れいしずもうとしています。
介護かいご事例文じれいぶんでは、 「本人ほんにん行動こうどう」に 注目ちゅうもくしよう
自分じぶんとうとする
自分じぶんつために うごこうとしている
自分じぶんべようとする
自分じぶんべるための 行動こうどうをしている
なにかを つたえようとする
相手あいてなにかを つたえるために 行動こうどうしている
💡 「~ようとする」だけでは、 最後さいごまで できたかどうかは かりません
Aさんは がろうとしました。

このぶんから かるのは、 Aさんが がろうとして 行動こうどうした ことです。

実際じっさいがることが できたかどうかは、 このぶんだけでは かりません。
おぼかた

ひと+~ようとする
→ ~しようとして 行動こうどうする

出来事できごと+~ようとしている
→ もうすぐ~する

試験問題しけんもんだいでは、 「だれが なにをしようとしているのか」 確認かくにんすると、 事例じれい内容ないようかりやすくなります。

4.例文れいぶん確認かくにんしよう

「~ようとする」を 使つかった 例文れいぶんながら、 意味いみ確認かくにんしましょう。

ひとについて 使つかうときは、 「~しようとして 行動こうどうする」 という意味いみになります。

出来事できごとについて 使つかうときは、 「もうすぐ~する」 という意味いみになることがあります。
ひと行動こうどう
Aさんは 自分じぶんがろう としています
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 自分じぶんがるために うごいています。
ポイント: いまがろうとしている 様子ようすです。
~ようとした
Bさんは 自分じぶんで ドアを けよう としました
やさしい 日本語にほんご → Bさんは、 自分じぶんで ドアを けるために 行動こうどうしました。
ポイント: ドアを 実際じっさいけることが できたかどうかは かりません。
~ようとしている
利用者りようしゃ自分じぶん食事しょくじべよう としています
やさしい 日本語にほんご 利用者りようしゃは、 自分じぶんべようとして 行動こうどうしています。
ポイント: 本人ほんにんが 「自分じぶんべよう」としている 様子ようすかります。
つたえようとする
Cさんは 介護福祉職かいごふくししょくなにかを はなそう としています
やさしい 日本語にほんご → Cさんは、 介護福祉職かいごふくししょくなにかを つたえようとしています。
ポイント: なにはなしたのかではなく、 はなそうとしている 行動こうどう注目ちゅうもくします。
もうすぐ~する
電車でんしゃ出発しゅっぱつしよう としています
やさしい 日本語にほんご 電車でんしゃは もうすぐ 出発しゅっぱつします。
ポイント: 出発しゅっぱつする 直前ちょくぜん状態じょうたいです。
もうすぐ~する
しずもう としています
やさしい 日本語にほんご → もうすぐ しずみます。
ポイント: この場合ばあいは、 ひと意思いしではなく、 出来事できごとこる 直前ちょくぜんあらわしています。
2つの意味いみ整理せいりしよう
ひとが ~ようとする → ~しようとして 行動こうどうする

れい自分じぶんとうとする
自分じぶんつために 行動こうどうする
出来事できごとが ~ようとしている → もうすぐ~する

れいしずもうとしている
→ もうすぐ しず
例文れいぶんむときの 確認かくにんポイント
1 「~よう」の まえ動詞どうし確認かくにんする
2 主語しゅごひとなら、 なにをしようとしている?」 かんがえる
3 出来事できごとについての ぶんなら、 「もうすぐ~する」という 意味いみ確認かくにんする
4 「~ようとした」だけでは、 実際じっさいにできたとは かぎらない ことをおぼえておく
💡 「しようとした」と「した」を おな意味いみまないようにしよう
Aさんは がろうとしました。
がるために 行動こうどうしました。

Aさんは がりました。
実際じっさいがりました。

試験問題しけんもんだいでは、 このちがいを 正確せいかくることが 大切たいせつです。

5.「~ようとした・~ようとしている・~ようとしない」の ちが

「~ようとする」は、 うしろの 「する」の かたちわると、 意味いみすこわります。

「~ようとした」 「~ようとしている」 「~ようとしない」 の3つを 区別くべつして めるようにしましょう。

試験問題しけんもんだいでは、 「した・している・しない」 ちがいを 見落みおとさないことが 大切たいせつです。
① ~ようとした
~しようとして 行動こうどうした

過去かこに、 なにかをしようとして 行動こうどうしたことを あらわします。

れい Aさんは 自分じぶんがろう としました
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 自分じぶんがるために うごこうとしました。
② ~ようとしている
いま、 ~しようとしている

いまなにかをしようとして 行動こうどうしている 様子ようすあらわします。

れい Aさんは 自分じぶんがろう としています
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 いま自分じぶんがるために うごいています。
③ ~ようとしない
~しようとする 行動こうどうられない

なにかをするための 行動こうどうせないときに 使つかいます。

れい Bさんは 食事しょくじべよう としません
やさしい 日本語にほんご → Bさんには、 食事しょくじべようとする 行動こうどうられません。
おな動詞どうしくらべてみよう
あるこうとした あるこうとして 行動こうどうした
あるこうとしている いまあるこうとして 行動こうどうしている
あるこうとしない あるこうとする 行動こうどうられない
「~ようとしない」は 文脈ぶんみゃく確認かくにんしよう
食事しょくじべようとしない

べるための 行動こうどうられない
はなそうとしない

はなそうとする 行動こうどうられない
きようとしない

きようとする 行動こうどうられない
💡 「~ようとしない」= 「~したくない」とは かならずしも えません
たとえば、 Bさんは 食事しょくじべようとしない。

というぶんだけでは、 Bさんが べたくない」と おもっている めつけることは できません。

体調たいちょういたみ、 不安ふあん認知機能にんちきのう変化へんかなど、 いろいろな理由りゆうかんがえられます。

試験問題しけんもんだいでは、 前後ぜんご文章ぶんしょうんで、 理由りゆう確認かくにんする ことが 大切たいせつです。
おぼかた

~ようとした
→ ~しようとして 行動こうどうした

~ようとしている
いま、 ~しようとして 行動こうどうしている

~ようとしない
→ ~しようとする 行動こうどうられない

試験問題しけんもんだいでは、 「した・している・しない」 て、 本人ほんにんが どのような 行動こうどうをしているのかを 確認かくにんしましょう。

6.「~ようとする」と 「~てみる」は なにちがう?

「~ようとする」と 「~てみる」は、 どちらも なにかを ためすときに 使つかうことがありますが、 注目ちゅうもくするところが ちがいます。

「~ようとする」は、 その行動こうどうはじめようとすること 注目ちゅうもくします。

「~てみる」は、 実際じっさいに その行動こうどうをして、 どうなるか ためすこと 注目ちゅうもくします。
① ~ようとする
~しようとして 行動こうどうする
行動こうどうはじめようとすることに 注目ちゅうもく
れい Aさんは 日本語にほんごはなそう としました
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 日本語にほんごはなそうとして 行動こうどうしました。
② ~てみる
実際じっさいに ~してみる
実際じっさい行動こうどうして ためすことに 注目ちゅうもく
れい Aさんは 日本語にほんごはなして みました
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 実際じっさい日本語にほんご使つかって はなしてみました。
おな動詞どうしくらべてみよう
Bさんは 自分じぶんふくよう としました。
→ Bさんは、 自分じぶんふくようとして 行動こうどうしました。

最後さいごまで ることができたかは かりません。
Bさんは 自分じぶんふくみました。
→ Bさんは、 自分じぶんふくることを 実際じっさいためしました。
Cさんは 一人ひとりあるこう としました。
→ Cさんは 一人ひとりあるこうとして うごきました。
Cさんは 一人ひとりあるいて みました。
→ Cさんは 一人ひとりあるくことを 実際じっさいためしました。
ちがいを 見分みわけよう
~ようとする → 「これをしよう」と おもって、 行動こうどうはじめようとする

行動こうどうはじまりや こころみに 注目ちゅうもく
~てみる 実際じっさいに その行動こうどうをして ため

実際じっさいに やってみることに 注目ちゅうもく
ほかの れい確認かくにんしよう
はし使つかおうとする
はし使つかおうとして 行動こうどうする
はし使つかってみる
実際じっさいはし使つかって ため
自分じぶん気持きもちを つたえようとする
気持きもちを つたえようとして 行動こうどうする
自分じぶん気持きもちを つたえてみる
実際じっさい気持きもちを つたえてみる
💡 「~ようとした」は、 行動こうどう最後さいごまでできたとは かぎりません
Aさんはドアを けようとしました。

このぶんでは、 Aさんがドアを けようとして 行動こうどうしたことは かります。

しかし、 ドアが 実際じっさいいたかどうかは かりません。

「~てみる」は、 実際じっさいに その行動こうどうをして ためすことを あらわします。
おぼかた

~ようとする
→ ~しようとして 行動こうどうする
行動こうどうはじまり・ こころみに 注目ちゅうもく

~てみる
実際じっさいに ~して ため
実際じっさいに やってみることに 注目ちゅうもく

まよったときは、 「しようとしている 行動こうどう?」 「実際じっさいに やってためしている?」 かんがえてみましょう。

7.「~ようとする」と 「~ようにする」は なにちがう?

「~ようとする」と 「~ようにする」は、 かたちていますが、 意味いみ使つかかたちがいます。

「~ようとする」は、 いま、 その行動こうどうを しようとすること 注目ちゅうもくします。

「~ようにする」は、 そうできるように 意識いしきしたり、 努力どりょくしたりすること 注目ちゅうもくします。
① ~ようとする
~しようとして 行動こうどうする
→ そのときの 行動こうどうこころみに 注目ちゅうもく
れい Aさんは 自分じぶんあるこう としています
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 いま自分じぶんあるこうとして うごいています。
② ~ようにする
できるだけ~する
意識いしき努力どりょく注目ちゅうもく
れい Aさんは 毎日まいにち ある ようにしています
やさしい 日本語にほんご → Aさんは、 毎日まいにち あるくことを 意識いしきして つづけています。
おな動詞どうしくらべてみよう
Bさんは 自分じぶんべよう としています。
いま自分じぶんべようとして 行動こうどうしています。

そのときの 行動こうどう注目ちゅうもく しています。
Bさんは できるだけ 自分じぶんべる ようにしています。
→ できるだけ 自分じぶんべるように 意識いしきしています。

継続的けいぞくてき意識いしき注目ちゅうもく しています。
Cさんは なにかを はなそう としています。
いまなにかを はなそうとしている 様子ようすです。
Cさんは 自分じぶん気持きもちを はなようにしています。
自分じぶん気持きもちを はなすように 意識いしきしています。
見分みわける 方法ほうほう
いま、 その行動こうどうを しようとしている ~ようとする

れい自分じぶんとうとしています。
そうできるように 意識いしきする・ 努力どりょくする ~ようにする

れい毎日まいにち 運動うんどうするようにします。
そうすることを 継続けいぞくして 意識いしきしている ~ようにしている

れいからないときは、 職員しょくいん確認かくにんするようにしています。
介護かいご事例文じれいぶんでは 意味いみ区別くべつしよう
利用者りようしゃ自分じぶんとうとしている。

いま利用者りようしゃつために うごこうとしている 様子ようすです。
利用者りようしゃが できることは 自分じぶんでするようにする。

→ できることは 自分じぶんでするように 意識いしきする、 またはそのような 支援しえんをするという 意味いみです。
介護福祉職かいごふくししょくは、 利用者りようしゃはなし最後さいごまで くようにしている。

はなし最後さいごまで くことを 普段ふだんから 意識いしきしています。
💡 「よう」の まえ動詞どうしかたちちがいます
あるこうとする
あるく → あるこう → あるこうとする

あるくようにする
→ 「あるく」のあとに 「ようにする」をつけます。

あるこうとする あるくようにする では、 動詞どうしかたち意味いみちがいます。
おぼかた

~ようとする
→ ~しようとして 行動こうどうする
→ そのときの 行動こうどうこころみに 注目ちゅうもく

~ようにする
→ できるだけ~するように 意識いしきする
努力どりょく意識いしき注目ちゅうもく

試験問題しけんもんだいでは、 いま、 しようとしている 行動こうどうなのか」 「そうするように 意識いしきしているのか」 かんがえると、 意味いみ見分みわけやすくなります。

8.試験しけんでは どう使つかわれる?

「~ようとする」は、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけん事例文じれいぶん選択肢せんたくしでも 使つかわれています。

試験しけんでは、 本人ほんにんなにをしようとしているのか」 ることが 大切たいせつです。

「~ようとする」を つけたら、 「~しようとして 行動こうどうする」 かんがえて んでみましょう。
だい38かい問題もんだい88・ 選択肢せんたくし5)
実際じっさい試験しけんではこんな かたちています
さら模様もようを おかずと 間違まちがえて、 スプーンで すくおうとする
やさしい 日本語にほんご さら模様もようものだと 間違まちがえて、 スプーンで すくおうとしている という意味いみです。
文法ぶんぽうポイント すくう → すくおう → すくおうとする

「すくおうとして 行動こうどうする」 という意味いみです。
だい38かい問題もんだい90)
実際じっさい試験しけんではこんな かたちています
Aさんは、3か月前げつまえから、 何度なんども トイレ以外いがい 排泄はいせつしようとする 様子ようすがみられた。
やさしい 日本語にほんご → Aさんには、 トイレではない 場所ばしょ排泄はいせつしようとする 行動こうどう何度なんどられました。
文法ぶんぽうポイント 排泄はいせつする → 排泄はいせつしよう → 排泄はいせつしようとする

排泄はいせつしようとして 行動こうどうする」 という意味いみです。
だい37かい問題もんだい77)
実際じっさい試験しけんではこんな かたちています
Bさんは、 自身じしん発語はつご会話かいわ つづけようとしている が、 介護福祉職かいごふくししょくには、 その内容ないよう十分じゅうぶん理解りかいすることが できなかった。
やさしい 日本語にほんご → Bさんは、 自分じぶん言葉ことば会話かいわ つづけようとしています。

しかし、 介護福祉職かいごふくししょくは、 はなし内容ないようを よく理解りかいできませんでした。
文法ぶんぽうポイント つづける → つづけよう → つづけようとしている

Bさんが 会話かいわつづけようとしている 様子ようす あらわしています。
だい35かい問題もんだい120)
実際じっさい試験しけんではこんな かたちています
ある上着うわぎそであたま れようとしている Dさんに 介護福祉職かいごふくししょくこえをかけると、 「どうすればよいかわからない」と こたえた。
やさしい 日本語にほんご → Dさんは、 ふくようとして、 上着うわぎそであたま れようとしていました。

しかし、 どうすればよいか からない 状態じょうたいでした。
文法ぶんぽうポイント れる → れよう → れようとしている

あたまれた」という 結果けっかではなく、 あたまれようとしている 行動こうどう あらわしています。
試験しけんでは、 本人ほんにんの 「行動こうどう」や 「様子ようす」を ろう
~ようとする → ~しようとして 行動こうどうする
~ようとしている いま、 ~しようとしている 様子ようす
排泄はいせつしようとする 排泄はいせつしようとして 行動こうどうする
会話かいわつづけようとしている 会話かいわつづけようとしている 様子ようす
💡 「~ようとする」があっても、 実際じっさいに その行動こうどうが できたとはかぎりません
たとえば、 あたまれようとしている というぶんは、 あたまれようとしている 行動こうどうあらわしています。

実際じっさいあたまれた という意味いみではありません。

試験問題しけんもんだいでは、 「しようとしたこと」と 「実際じっさいにしたこと」 けて むことが 大切たいせつです。
💡 選択肢せんたくしに 「~ようとする」があっても、 その選択肢せんたくしただしいとは かぎりません
このページでは、 「~ようとする」が 実際じっさい試験しけんで どのように 使つかわれているかを 確認かくにんするために、 事例文じれいぶん選択肢せんたくし紹介しょうかいしています。

問題もんだいくときは、 文法ぶんぽう意味いみと、 問題もんだいわれている 内容ないよう けて かんがえましょう。
試験しけんでの かた
① 「~よう」の まえ動詞どうし確認かくにんする
② 「なにを しようとしているのか」を かんがえる
③ 「~ようとしている」なら、 いま行動こうどう様子ようす確認かくにんする
④ 「~した」と 「~しようとした」を おな意味いみまない

9.試験問題しけんもんだいむときのポイント

試験問題しけんもんだいで 「~ようとする」を つけたら、 言葉ことばだけを るのではなく、 前後ぜんご文章ぶんしょう確認かくにんしましょう。

「~ようとする」を ただしく むためには、 だれが、 なにを、 しようとしているのか」 確認かくにんすることが 大切たいせつです。

つぎの4つの 順番じゅんばんんでみましょう。
1 「~よう」の まえ動詞どうし確認かくにんする

まず、 なにをしようとしているのか」 確認かくにんします。

れい Aさんは 自分じぶん がろうとしている
がる → がろう → がろうとしている

→ Aさんは、 「がる」 行動こうどうを しようとしています。
2 「する」の うしろの かたち確認かくにんする

「~ようと」のあとが 「する・した・している・しない」 のどのかたちなのかを 確認かくにんします。

かたちによる 意味いみちが
あるこうとする あるこうとして 行動こうどうする
あるこうとした あるこうとして 行動こうどうした
あるこうとしている いまあるこうとしている
あるこうとしない あるこうとする 行動こうどうられない
3 だれが その行動こうどうを しようとしているのかを 確認かくにんする

介護かいご事例問題じれいもんだいでは、 利用者りようしゃ家族かぞく介護福祉職かいごふくししょくなど、 いろいろなひと登場とうじょうします。

そのため、 だれ行動こうどうなのか」 間違まちがえないようにしましょう。

れい Bさんは、 介護福祉職かいごふくししょく なにかを つたえようとしている
だれが?
→ Bさん

なにをしようとしている?
なにかを つたえようとしている
4 やさしい 日本語にほんごえる

意味いみかりにくいときは、 みじか言葉ことばえてみましょう。

れい Aさんは、 トイレ以外いがい 排泄はいせつしようとする 様子ようすがみられた。
やさしい 日本語にほんごにすると

→ Aさんは、 トイレではない 場所ばしょ排泄はいせつしようとして 行動こうどうしていました。
練習れんしゅうしてみよう
① Aさんは 自分じぶんくつこうとした。
→ Aさんは、 自分じぶんくつくために 行動こうどうしました。
実際じっさいけたかどうかは かりません。
② Bさんは なにかを はなそうとしている。
→ Bさんは、 いまなにかを はなそうとしています。
③ Cさんは 食事しょくじべようとしない。
→ Cさんには、 食事しょくじべようとする 行動こうどうられません。
💡 行動こうどうだけを て、 理由りゆうめつけないようにしよう
たとえば、 Aさんは 食事しょくじべようとしない。

というぶんから かるのは、 べようとする 行動こうどうられない ということです。

べたくない」 「わがままである」などと、 理由りゆうまで めつけてはいけません。

試験問題しけんもんだいでは、 本人ほんにん体調たいちょう生活状況せいかつじょうきょう前後ぜんご文章ぶんしょう確認かくにんして かんがえましょう。
試験問題しけんもんだいむ4つのポイント

① 「~よう」の まえ動詞どうし確認かくにんする

② 「する・した・している・しない」を 確認かくにんする

だれなにをしようとしているのか 確認かくにんする

④ やさしい 日本語にほんごえる

とくに、 「~ようとした」= 「実際じっさいにできた」 ではない ことを おぼえておきましょう。

10.まとめ

「~ようとする」は、 ひと行動こうどう出来事できごと直前ちょくぜんあらわ文法ぶんぽうです。

試験問題しけんもんだいでは、 だれが、 なにを しようとしているのか」 確認かくにんすると、 意味いみかりやすくなります。
「~ようとする」の 基本きほん意味いみ
① ~しようとして 行動こうどうする

れい自分じぶんとうとする
自分じぶんつために 行動こうどうする
② もうすぐ~する

れい電車でんしゃ出発しゅっぱつしようとしている
電車でんしゃは もうすぐ 出発しゅっぱつする
よく使つかかたち
~ようとする → ~しようとして 行動こうどうする
~ようとした → ~しようとして 行動こうどうした
~ようとしている いま、 ~しようとしている 様子ようす
→ もうすぐ~する
~ようとしない → ~しようとする 行動こうどうられない
ている 文法ぶんぽうとの ちが
~ようとする → その行動こうどうはじめようとする・ こころみる
~てみる 実際じっさいに その行動こうどうをして ため
~ようにする → そうできるように 意識いしきする・ 努力どりょくする
やさしい 日本語にほんごえてみよう
がろうとした
がるために 行動こうどうした
はなそうとしている
いまはなそうとしている
べようとしない
べようとする 行動こうどうられない
しずもうとしている
→ もうすぐ しず
試験問題しけんもんだいでは ここを確認かくにんしよう
① 「~よう」の まえ動詞どうしなに
② 「する・した・している・しない」の どのかたち
だれなにを しようとしているのか
実際じっさいに その行動こうどうが できたのか、 しようとしただけなのか
💡 「~ようとした」= 「実際じっさいにした」 ではありません
Aさんは とうとした。

→ Aさんが つために 行動こうどうしたことは かります。

しかし、 実際じっさいつことが できたかどうかは かりません。

試験問題しけんもんだいでは、 「したこと」と 「しようとしたこと」を けて みましょう。
最後さいごおぼえておこう
~ようとする = ~しようとして 行動こうどうする
~ようとした = ~しようとして 行動こうどうした
~ようとしているいま、 ~しようとしている / もうすぐ~する
~ようとしない = ~しようとする 行動こうどうられない

試験しけんでは、 だれが、 なにを しようとしているのか」 確認かくにんすることが 大切たいせつです。