介護福祉士国家試験では、「維持」「維持期」など、「維」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
維持・維持期
では、「維」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「維」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
維
基本イメージ
今ある状態を
そのまま保つ
「維」には「つなぐ・ささえる・たもつ」という意味があります。ここでは「維持」の「たもつ」というイメージを覚えましょう。
この漢字が入る言葉
維持維持期
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
維持
意味を合わせると
↓
維持
今ある状態や機能を保って続けることです。「筋力を維持する」なら、今ある筋力が低下しないように保つことです。
維持期
意味を合わせると
↓
維持期
リハビリテーションで使われる言葉です。回復した力や残っている力を使い、生活に必要な機能を保つ・高めることを目指す時期です。「生活期」とも呼ばれます。
言葉の関係を整理しよう
「維持期」は、「維持」に時期を表す「期」を加えた言葉です。
維持
今の状態や機能を保つ
維持期
生活機能を保つ・高める時期
維持は「今の状態を保つこと」。維持期は、リハビリテーションの時期を表す言葉です。
維持期も、機能を保つだけでなく、生活をよりよくするための支援を続けます。
「維持」は、何もしないという意味ではありません。今の状態を保つために、活動や支援が必要なこともあります。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「筋力を維持する」=「筋力」+「維持」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「筋力」は筋肉の力。「維持」は保って続けることです。
「今ある筋肉の力を保つことかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「筋力を維持する」は、筋力が低下しないように保つことです。今より強くする「向上」とは分けて読みましょう。
「維持」を見つけたら、何を保つのかを確認しましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
維= そのまま保つ
維持と向上
維持は今の状態を保つこと。向上は今よりよくなること。
維持と保持
どちらも状態を保つことに関係し、意味が重なることもあります。「維持は長時間、保持は短時間」と決めないようにしましょう。
何を維持するのか、その方法は適切かを問題文から考えましょう。
漢字から考えてみよう
「維」のイメージをヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「筋力を維持する」は、どちらの意味ですか?
A 今ある筋力を保つ
B 筋力を今より強くする
答え
A 今ある筋力を保つ
「維持」は保って続けることです。
漢字から考えるポイント
「維持・向上」は、それぞれの意味を確認しましょう。
問題 2
「維持期」について、適切なのはどちらですか?
A 何もしなくても機能が保たれる時期
B 生活機能を保つ・高めるための支援を続ける時期
答え
B 生活機能を保つ・高めるための支援を続ける時期
維持期も、本人の力を生かしたリハビリテーションや支援を行います。
漢字から考えるポイント
「維持」を「何もしない」と考えないようにしましょう。
実際の過去問に挑戦
「維持」が使われた問題を確認しましょう。
「維」が使われた過去問
第35回 問題21
立位姿勢を維持する
問題文に「立位姿勢を維持する」という表現が登場します。立った姿勢を保つ、という意味を確認しましょう。
第38回 問題115
下肢筋力を維持する
選択肢に「下肢筋力を維持する」という表現があります。足の筋力を保つという目的と、方法が適切かを分けて考えましょう。
問題を解くときのヒント
何を保つのかを確認してから、問題で問われていることを考えましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
維持
今の状態や機能を保つ
維持期
生活機能を保つ・高める時期
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。
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