介護保険制度かいごほけんせいどは、 2000年ねん4月がつに 始はじまりました。

介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんでは、 「1997年ねんに 介護保険法かいごほけんほうが 成立せいりつ・公布こうふ」 「2000年ねんに 介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまった」 という年代ねんだいも大切たいせつです。

でも、年代ねんだいだけを 覚おぼえるのではなく、 「なぜ介護保険制度かいごほけんせいどが 必要ひつようになったのか」 を理解りかいすることも大切たいせつです。

このページでは、 介護保険制度かいごほけんせいどができる前まえの 日本にほんから、 社会しゃかいの変化へんか、 制度せいどが作つくられた 理由りゆう、 その後ごの改正かいせいまでを 順番じゅんばんに見みていきます。
「なぜできたのか」がわかると、 国家試験こっかしけんの 選択肢せんたくしも 考かんがえやすくなります。

1.介護保険制度かいごほけんせいどができる前まえはどうだった?

介護保険制度かいごほけんせいどが始はじまる前まえ、 高齢者こうれいしゃの介護かいごを支ささえていたものは、 大おおきく3つありました。

🏠 老人福祉制度ろうじんふくしせいど

老人ろうじんホームやホームヘルプサービスなどがありました。

1963年ねん  老人福祉法ろうじんふくしほう

サービスは「措置制度そちせいど」という 仕組しくみで提供ていきょうされていました。

🏥 老人医療制度ろうじんいりょうせいど

高齢者こうれいしゃが 医療いりょうを受うけるための 制度せいどがありました。

1973年ねん  老人医療費無料化ろうじんいりょうひむりょうか

1982年ねん  老人保健法ろうじんほけんほう

👪 家族かぞくによる介護かいご

介護保険制度かいごほけんせいどができる前まえは、 家族かぞくによる介護かいごも 大おおきな役割やくわりを 持もっていました。

特とくに、 同居どうきょする家族かぞくや 女性じょせいが介護かいごをすることが 多おおい状況じょうきょうでした。

老人福祉制度ろうじんふくしせいど

1963年ねんに 老人福祉法ろうじんふくしほう が制定せいていされました。

老人ろうじんホームやホームヘルプサービスなどの 福祉ふくしサービスは、 「措置制度そちせいど」 という仕組しくみで 提供ていきょうされていました。

老人医療制度ろうじんいりょうせいど

高齢者こうれいしゃの 医療いりょうについても、 別べつの制度せいどがありました。

1973年ねん
老人医療費無料化ろうじんいりょうひむりょうか
↓
1982年ねん
老人保健法ろうじんほけんほう

1973年ねんには、 一定いっていの所得しょとく 以下いかの70歳以上さいいじょうの 高齢者こうれいしゃについて、 医療費いりょうひが無料むりょうになりました。

高齢者こうれいしゃが 医療いりょうを受うけやすくなりましたが、 その後ご、 「社会的入院しゃかいてきにゅういん」 という別べつの問題もんだいも 出でてきます。

「社会的入院しゃかいてきにゅういん」については、 このあとの項目こうもくで 詳くわしく説明せつめいします。

家族かぞくによる介護かいご

介護保険制度かいごほけんせいどができる前まえは、 家族かぞくによる介護かいごも 大おおきな役割やくわりを 持もっていました。

特とくに、 同居どうきょする家族かぞくや 女性じょせいが介護かいごをすることが 多おおい状況じょうきょうでした。

特とくに覚おぼえよう! 「措置制度そちせいど」

措置制度そちせいどとは、 行政ぎょうせいが、 利用りようするサービスや 施設しせつなどを 決きめる仕組しくみです。

今いまの 介護保険制度かいごほけんせいどのように、 利用者りようしゃが 自分じぶんでサービスを選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくする仕組しくみとは 違ちがいました。

以前いぜん: 措置制度そちせいど 介護保険制度かいごほけんせいど
行政ぎょうせいがサービスを 決きめる 利用者りようしゃがサービスを 選えらぶ
行政ぎょうせいからサービスを 提供ていきょうされる 利用者りようしゃと 事業者じぎょうしゃが 契約けいやくする
措置そち 契約けいやく
措置そち → 契約けいやく

行政ぎょうせいが 決きめる仕組しくみから、 利用者りようしゃが 選えらぶ仕組しく へ変かわりました。

介護保険制度かいごほけんせいどができる 前まえ

老人福祉制度ろうじんふくしせいど + 老人医療制度ろうじんいりょうせいど + 家族かぞくによる介護かいご
↓
高齢者こうれいしゃの 生活せいかつや 介護かいごを 支ささえていました。
では、なぜこの仕組しくみだけでは 足たりなくなったのでしょうか?
次つぎに、 日本にほんの社会しゃかいが どう変かわったのかを 見みていきます。

2.社会しゃかいはどう変かわった?

介護保険制度かいごほけんせいどができるまでに、 日本にほんの社会しゃかいは 大おおきく変かわりました。

高齢者こうれいしゃや 介護かいごが必要ひつような 人ひとが増ふえる一方いっぽうで、 家族かぞくの形かたちや 働はたらき方かたも 変かわっていきました。

👴👵
高齢者こうれいしゃが増ふえた

高齢者こうれいしゃが増ふえ、 介護かいごが必要ひつような 高齢者こうれいしゃも 増ふえていきました。

⏳
介護かいごする期間きかんが 長ながくなった

介護かいごが必要ひつような 期間きかんも 長ながくなっていきました。

🏠
家族かぞくの形かたちが 変かわった

核家族かくかぞくが増ふえ、 一人暮ひとりぐらしの 高齢者こうれいしゃや、 高齢者こうれいしゃだけで 生活せいかつする 世帯せたいも 増ふえていきました。

核家族かくかぞくとは?
夫婦ふうふと子こども、 または夫婦ふうふだけなどの、 人数にんずうの少すくない 家族かぞくのことです。
👵→👴
介護かいごする家族かぞくも 高齢こうれいになった

介護かいごをする人ひとも 高齢こうれいになりました。 いわゆる「老老介護ろうろうかいご」です。

💼
女性じょせいが働はたらくことが 増ふえた

女性じょせいの 就労しゅうろうや 社会参加しゃかいさんかが 進すすみました。

👤
家族かぞくだけでは 支ささえにくくなった

家族かぞくの人数にんずうや 生活せいかつの形かたちが 変かわり、 家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなっていきました。

以前いぜんは、 「家族かぞくの中なかの だれかが家いえにいて、 介護かいごする」 ということが多おおくありました。

しかし、家族かぞくの形かたちや 働はたらき方かたが 変かわり、このような介護かいごが 難むずかしくなっていきました。
社会しゃかいの変化へんかを 整理せいりすると……
高齢化こうれいか
+
核家族化かくかぞくか
+
老老介護ろうろうかいご
+
女性じょせいの 社会進出しゃかいしんしゅつ
↓
家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなった

介護かいごを 家族かぞくだけに 任まかせる仕組しくみでは、 対応たいおうしにくくなっていきました。

大切たいせつなポイント

「高齢者こうれいしゃが 増ふえた」だけではありません。
高齢化こうれいかと 家族かぞく・ 生活せいかつ・ 働はたらき方かたの 変化へんかが重かさなり、 家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなった ことが重要じゅうようです。

家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなると、 どのような問題もんだいが 起おきたのでしょうか?
次つぎは、 「社会的入院しゃかいてきにゅういん」などの 問題もんだいを見みていきます。

3.どんな問題もんだいが起おきた?

高齢化こうれいかや 家族かぞくの変化へんかによって、 今いままでの仕組しくみだけでは 対応たいおうしにくい 問題もんだいが出でてきました。

高齢者こうれいしゃや 介護かいごが 必要ひつような 人ひとが増ふえた
↓
家族かぞくの形かたちや 働はたらき方かたが 変かわった
↓
家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなった

家族かぞくだけでは 介護かいごできない

高齢者こうれいしゃが増ふえ、 介護かいごが必要ひつような 人ひとも増ふえました。

さらに、 介護かいごする期間きかんも 長ながくなっていきました。

しかし、 家族かぞくの人数にんずうや 生活せいかつの形かたち、 働はたらき方かたも 変かわっています。

介護かいごを 必要ひつようとする 人ひとは増ふえる
↓
家族かぞくだけで 介護かいごすることは 難むずかしくなる

このように、 家族かぞくだけに 介護かいごを 任まかせる仕組しくみでは、 対応たいおうしにくくなっていきました。

もう1つの大おおきな 問題もんだい「社会的入院しゃかいてきにゅういん」
社会的入院しゃかいてきにゅういんとは?

病気びょうきの 治療ちりょうではなく、 介護かいごなどの理由りゆうで、 長ながい間あいだ 病院びょういんに 入院にゅういんすることです。

1973年ねんには、 一定いっていの所得しょとく 以下いかの70歳以上さいいじょうの 高齢者こうれいしゃについて、 医療費いりょうひが 無料むりょうになりました。

高齢者こうれいしゃが 医療いりょうを 受うけやすくなるという 大切たいせつな意味いみがありました。

しかし、その一方いっぽうで、 病気びょうきの治療ちりょうではなく、 介護かいごが必要ひつような 高齢者こうれいしゃが、 長ながい間あいだ 病院びょういんに 入院にゅういんするケースも 増ふえました。

なぜ社会的入院しゃかいてきにゅういんが 増ふえた?

🏠

在宅介護ざいたくかいごサービスが 十分じゅうぶんではなかった

🏢

介護施設かいごしせつも 十分じゅうぶんではなかった

👪

家族かぞくだけでは 介護かいごできなかった

↓
病院びょういんが 生活せいかつの場所ばしょのように なってしまうことがあった
社会的入院しゃかいてきにゅういんが 増ふえると……

・医療費いりょうひが増ふえる
・病院びょういんが、 高齢者こうれいしゃの 生活せいかつの場所ばしょになる

病院びょういんは、 本来ほんらいは 病気びょうきを 治療ちりょうする場所ばしょです。 高齢者こうれいしゃが 生活せいかつする場所ばしょとして、 必かならずしも 適てきしているわけではありませんでした。
ここまでの流ながれ

社会しゃかいが変かわる
↓
家族かぞくだけでは 介護かいごが 難むずかしくなる
↓
在宅介護ざいたくかいごサービスや 介護施設かいごしせつも 十分じゅうぶんではない
↓
今いままでの 制度せいどだけでは 対応たいおうしにくくなった

では、こうした問題もんだいに 対応たいおうするために、 なぜ新あたらしい 制度せいどが 必要ひつようになったのでしょうか?
次つぎは、 介護保険制度かいごほけんせいどが 必要ひつようになった 理由りゆうを 整理せいりします。

4.なぜ新あたらしい 法律ほうりつ・ 制度せいどが 必要ひつようになった?

ここまで、 日本にほんの 社会しゃかいがどう 変かわったのか、 そして、どんな 問題もんだいが 起おきたのかを 見みてきました。

大切たいせつなのは、 問題もんだいだけを 覚おぼえるのではなく、 「その問題もんだいを 解決かいけつするために、 どんな考かんがえ方かたが 必要ひつようになったのか」 を考かんがえることです。

問題もんだい → 必要ひつようになった 考かんがえ方かた → 新あたらしい 制度せいど
問題もんだい①
家族かぞくだけでは 介護かいごできない

高齢化こうれいかや 家族かぞくの 変化へんかによって、 家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなりました。

↓
必要ひつようになった 考かんがえ方かた
介護かいごを 家族かぞくだけの 問題もんだいにしない
↓
新あたらしい 制度せいど
社会全体しゃかいぜんたいで 介護かいごを 支ささえる
問題もんだい②
利用者りようしゃが サービスを選えらびにくい

措置制度そちせいどでは、 行政ぎょうせいが 利用りようするサービスなどを 決きめていました。

↓
必要ひつようになった 考かんがえ方かた
本人ほんにんが 必要ひつようなサービスを 選えらぶ
↓
新あたらしい 制度せいど
利用者りようしゃがサービスを 選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくする
問題もんだい③
病院びょういんが 介護かいごの 役割やくわりまで 担になっていた

在宅介護ざいたくかいごサービスや 介護施設かいごしせつが 十分じゅうぶんではなく、 社会的入院しゃかいてきにゅういんが 問題もんだいになりました。

↓
必要ひつようになった 考かんがえ方かた
医療いりょうだけでなく、 介護かいごを 受うけられる 仕組しくみを 整ととのえる
↓
新あたらしい 制度せいど
介護かいごを 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 介護保険制度かいごほけんせいど
介護かいごを 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる

こうした問題もんだいに 対応たいおうするために、 新あたらしい 仕組しくみとして 介護保険制度かいごほけんせいど が作つくられました。

行政ぎょうせいが 決きめる
↓
利用者りようしゃが 選えらぶ
家族かぞくが 中心ちゅうしん
↓
社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる
介護かいごを 受うける
↓
自立じりつした 生活せいかつを 支ささえる
ここで覚おぼえたいこと

介護保険制度かいごほけんせいどは、 「高齢者こうれいしゃが 増ふえたから」 だけで作つくられたわけではありません。

高齢化こうれいかに 加くわえて、 家族かぞくの 変化へんか、 措置制度そちせいどの 問題もんだい、 社会的入院しゃかいてきにゅういんなどが 重かさなり、 今いままでの 仕組しくみでは 対応たいおうしにくくなった ことが大切たいせつです。

では、 介護保険制度かいごほけんせいどは どのような流ながれで 作つくられたのでしょうか?
次つぎは、 介護保険制度かいごほけんせいどが できるまでの流ながれを 年表ねんぴょうで 見みていきます。

5.介護保険制度かいごほけんせいどができるまで

介護保険制度かいごほけんせいどは、 突然とつぜんできたわけではありません。

高齢者こうれいしゃを 支ささえる 制度せいどやサービスが 少すこしずつ 整ととのえられ、 その流ながれの中なかで 介護保険制度かいごほけんせいどが 作つくられました。

1963年ねん
老人福祉法ろうじんふくしほう
老人ろうじんホームや ホームヘルプサービスなどの 老人福祉ろうじんふくしの 制度せいどが 整ととのえられていきました。
1973年ねん
老人医療費無料化ろうじんいりょうひむりょうか
一定いっていの 所得しょとく 以下いかの 70歳以上さいいじょうの 高齢者こうれいしゃについて、 医療費いりょうひが 無料むりょうになりました。
1982年ねん
老人保健法ろうじんほけんほう
介護保険制度かいごほけんせいどが できる前まえの 老人医療制度ろうじんいりょうせいどの 流ながれの1つです。
1989年ねん
ゴールドプラン
高齢者こうれいしゃのための 施設しせつや 在宅ざいたくサービスを 増ふやしていく 計画けいかくです。
1994年ねん
新しんゴールドプラン
新あたらしい 高齢者介護こうれいしゃかいごの 仕組しくみについて、 本格的ほんかくてきな 検討けんとうが 進すすんでいきました。
1997年ねん
介護保険法かいごほけんほうが 成立せいりつ・ 公布こうふ
介護保険制度かいごほけんせいどの 法律ほうりつが 成立せいりつしました。
★★★ 重要じゅうよう
💡 ことばの補足ほそく
成立せいりつ :法律ほうりつとして 決きまること
公布こうふ :決きまった 法律ほうりつを 国民こくみんに 知しらせること
施行しこう :法律ほうりつを 実際じっさいに 使つかい 始はじめること
改正かいせい :今いまある 法律ほうりつの 内容ないようを 変かえること
成立せいりつ → 公布こうふ → 施行しこう
2000年ねん4月がつ
介護保険制度かいごほけんせいどスタート
介護保険制度かいごほけんせいどが 実際じっさいに 始はじまりました。
★★★ 重要じゅうよう
2005年ねん
介護保険法かいごほけんほう 改正かいせい
「介護予防かいごよぼう」を 重視じゅうしする 方向ほうこうが 強つよくなりました。
2006年ねん
改正内容かいせいないよう 施行しこう
2005年ねんの 改正かいせいの 内容ないようが 施行しこうされました。
試験しけんで 特とくに 覚おぼえたい2つ
1997年ねん
介護保険法かいごほけんほう
成立せいりつ・ 公布こうふ
2000年ねん
介護保険制度かいごほけんせいど
スタート
年とし 出来事できごと
1963年ねん 老人福祉法ろうじんふくしほう
1973年ねん 老人医療費無料化ろうじんいりょうひむりょうか
1982年ねん 老人保健法ろうじんほけんほう
1989年ねん ゴールドプラン
1994年ねん 新しんゴールドプラン
1997年ねん 介護保険法かいごほけんほう 成立せいりつ・ 公布こうふ
2000年ねん 介護保険制度かいごほけんせいどスタート
2005年ねん 介護保険法かいごほけんほう 改正かいせい
2006年ねん 改正内容かいせいないよう 施行しこう
年代ねんだいは、 すべて同おなじように 覚おぼえなくてもOK

特とくに、 1997年ねんの 介護保険法かいごほけんほう 成立せいりつ・ 公布こうふ と、 2000年ねんの 介護保険制度かいごほけんせいどスタート は区別くべつして 覚おぼえておきましょう。

介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまると、 介護かいごの 仕組しくみは どう変かわったのでしょうか?
次つぎは、 制度せいどが 始はじまる 前まえと 後あとを 比くらべてみます。

6.新あたらしい 制度せいどで 何なにが 変かわった?

2000年ねんに 介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまり、 介護かいごの 仕組しくみや 考かんがえ方かたは 大おおきく 変かわりました。

以前いぜんと 介護保険制度かいごほけんせいどを 比くらべながら、 何なにが 変かわったのかを 見みてみましょう。

BEFORE|以前いぜん
行政ぎょうせいが サービスを決きめる
→
AFTER|介護保険制度かいごほけんせいど
利用者りようしゃが サービスを選えらぶ
BEFORE|以前いぜん
措置そち
→
AFTER|介護保険制度かいごほけんせいど
契約けいやく
BEFORE|以前いぜん
家族かぞくが 中心ちゅうしんの 介護かいご
→
AFTER|介護保険制度かいごほけんせいど
社会全体しゃかいぜんたいで 介護かいごを 支ささえる
BEFORE|以前いぜん
「お世話せわ」が 中心ちゅうしん
→
AFTER|介護保険制度かいごほけんせいど
自立じりつを 支ささえる
BEFORE|以前いぜん
福祉ふくしと 医療いりょうが 別々べつべつ
→
AFTER|介護保険制度かいごほけんせいど
総合的そうごうてきに 利用りようする
特とくに 覚おぼえたい3つの 変化へんか
措置そち
↓
契約けいやく
家族かぞくによる 介護かいご
↓
社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる
お世話せわが 中心ちゅうしん
↓
自立支援じりつしえん
大切たいせつなポイント

介護保険制度かいごほけんせいどでは、 利用者りようしゃが サービスを選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくします。

また、 介護かいごを 家族かぞくだけの 問題もんだいにするのではなく、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 仕組しくみになりました。

そして、 本人ほんにんが 持もっている 力ちからを 使つかいながら 生活せいかつできるように 支ささえる 「自立支援じりつしえん」 も大切たいせつな 考かんがえ方かたです。

では、 介護保険制度かいごほけんせいどでは、 どのような考かんがえ方かたを 特とくに 大切たいせつにしているのでしょうか?
次つぎは、 国家試験こっかしけんでも 大切たいせつな 考かんがえ方かたを 整理せいりします。

7.試験しけんで 大切たいせつな 考かんがえ方かた

介護保険制度かいごほけんせいどでは、 制度せいどの 仕組しくみだけでなく、 介護かいごをするときの 考かんがえ方かたも 大切たいせつです。

特とくに、 「自立支援じりつしえん」 「利用者本位りようしゃほんい」 「社会保険方式しゃかいほけんほうしき」 の3つを確認かくにんしておきましょう。

① 自立支援じりつしえん
やさしい意味いみ

本人ほんにんが 持もっている 力ちからを 使つかいながら、 できるだけ自分じぶんらしく 生活せいかつできるように 支ささえることです。

できないことを、すべて代かわりにすることが 介護かいごではありません。
なぜ大切たいせつ?

本人ほんにんができることまで 介護職かいごしょくが すべて行おこなうと、 本人ほんにんが 体からだを 動うごかす 機会きかいが 少すくなくなることがあります。

その結果けっか、 できていたことまで、 できなくなる可能性かのうせいがあります。

以前いぜんとの違ちがい

「何なんでもしてあげる」のではなく、 本人ほんにんが できることを大切たいせつにする という考かんがえ方かたです。

② 利用者本位りようしゃほんい
やさしい意味いみ

サービスを利用りようする 本人ほんにんを 中心ちゅうしんに 考かんがえることです。

利用者りようしゃがサービスを 選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくします。
なぜ大切たいせつ?

本人ほんにんの 希望きぼうや 選択せんたくを 大切たいせつにするためです。

以前いぜんとの違ちがい

措置制度そちせいどでは、 行政ぎょうせいが サービスを決きめていました。

行政ぎょうせいが 決きめる
↓
本人ほんにんが 選えらぶ
③ 社会保険方式しゃかいほけんほうしき
やさしい意味いみ

介護かいごを 家族かぞくだけで 支ささえるのではなく、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 仕組しくみです。

40歳以上さいいじょうの 人ひとが 保険料ほけんりょうを 負担ふたんし、 社会全体しゃかいぜんたいで 介護かいごを 支ささえます。
なぜ大切たいせつ?

高齢化こうれいかや 家族かぞくの 変化へんかによって、 家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなったためです。

以前いぜんとの違ちがい

家族かぞくが 中心ちゅうしんになって 介護かいごする 考かんがえ方かたから、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 方向ほうこうに 変かわりました。

3つの考かんがえ方かたを 整理せいりしよう
自立支援じりつしえん
本人ほんにんが できることを大切たいせつにする
利用者本位りようしゃほんい
本人ほんにんの 希望きぼうや 選択せんたくを 大切たいせつにする
社会保険方式しゃかいほけんほうしき
介護かいごを 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる
では、 介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまれば、 すべての問題もんだいは 解決かいけつしたのでしょうか?
次つぎは、 制度せいどが 始はじまった後あとに 出でてきた 新あたらしい 問題もんだいを 見みていきます。

8.制度せいどが 始はじまったあと、 どんな問題もんだいが 出でた?

介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまったことで、 介護かいごの 仕組しくみは 大おおきく 変かわりました。

しかし、 「制度せいどができた = すべての問題もんだいが 解決かいけつした」 というわけではありません。

制度せいどが 始はじまって 変かわったこと
利用者りようしゃが サービスを選えらぶ
介護かいごを 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる
自立支援じりつしえんを 大切たいせつにする
では、制度せいどが 始はじまったあと、 どんな新あたらしい 課題かだいが 出でてきたのでしょうか?
👥
利用者りようしゃが 増ふえた

介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまると、 介護かいごサービスを 利用りようする 人ひとが 急速きゅうそくに 増ふえていきました。

💴
介護給付費かいごきゅうふひが 増ふえた

サービスを利用りようする 人ひとが 増ふえると、 介護かいごに 必要ひつような お金かねである 介護給付費かいごきゅうふひも 増ふえていきました。

💡 介護給付費かいごきゅうふひとは?
介護かいごサービスのために 使つかわれる お金かねのことです。
📈
保険料ほけんりょうが 上あがった

制度せいどが 始はじまったあと、 保険料ほけんりょうの 上昇じょうしょうも 課題かだいになりました。

🚶
軽度者けいどしゃへの 支援しえんに 課題かだい

比較的ひかくてき 介護かいごの 必要ひつようが 少すくない 人ひとへの 支援しえんについても、 課題かだいが 出でてきました。

制度せいどが 広ひろがると……
介護かいごサービスを 利用りようする 人ひとが 増ふえる
↓
介護給付費かいごきゅうふひが 増ふえる
↓
制度せいどを これからも続つづけていくために、 見直みなおしが 必要ひつようになる
自立支援じりつしえんの 面めんでも 課題かだいがありました

たとえば、まだ 自分じぶんで できることがある人ひとに、 掃除そうじも、 料理りょうりも、 買かい物ものも、 すべて介護職かいごしょくが 行おこなったら、 どうなるでしょうか?

本人ほんにんが 体からだを 動うごかす 機会きかいが 少すくなくなる
↓
できていたことまで できなくなる可能性かのうせいがある
本人ほんにんが できることまで、 介護職かいごしょくが すべて行おこなうのは、 自立支援じりつしえんとは いえません。
ここまでの流ながれ

介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまる
↓
サービスを利用りようする 人ひとが 増ふえる
↓
介護給付費かいごきゅうふひも 増ふえる
↓
軽度者けいどしゃへの 支援しえんや 自立支援じりつしえんの 進すすめ方かたにも 課題かだいが 出でる
↓
制度せいどの 見直みなおしが 必要ひつようになった

こうした課題かだいに 対応たいおうするため、 2005年ねんに 介護保険法かいごほけんほうが 改正かいせいされました。
次つぎは、 なぜ2005年ねんに 改正かいせいされたのかを 見みていきます。

9.なぜ改正かいせいされた?

介護保険制度かいごほけんせいどが 始はじまったあと、 利用者りようしゃや 介護給付費かいごきゅうふひが 増ふえ、 軽度者けいどしゃへの 支援しえんにも 課題かだいが 出でてきました。

そこで、2005年ねんに 介護保険法かいごほけんほうが 大おおきく 改正かいせいされました。

改正前かいせいまえの 問題もんだい → 何なにを 変かえた? → 何なにを 解決かいけつしようとした?
① 改正前かいせいまえの 問題もんだい
サービスの利用者りようしゃや 介護給付費かいごきゅうふひが 増ふえた

制度せいどが 広ひろがるにつれて、 介護かいごサービスを 利用りようする 人ひとが 増ふえました。 それにともない、 介護給付費かいごきゅうふひも 増ふえていきました。

↓
② 何なにを 変かえた?
「介護予防かいごよぼう」を 重視じゅうしする 方向ほうこうへ

介護かいごが 必要ひつようになってから 支ささえるだけではなく、 できるだけ 要介護状態ようかいごじょうたいに ならないようにする 考かんがえ方かたが 強つよくなりました。

↓
③ 何なにを 解決かいけつしようとした?
要介護状態ようかいごじょうたいになることや、 状態じょうたいが 悪化あっかすることを できるだけ防ふせぐ
大切たいせつなキーワードは 「介護予防かいごよぼう」

2005年ねんの 改正かいせいでは、 介護予防かいごよぼう が重視じゅうしされました。

できるだけ 要介護状態ようかいごじょうたいにならない
↓
要介護状態ようかいごじょうたいになっても、 できるだけ悪化あっかしない
地域包括支援ちいきほうかつしえんセンター

2005年ねんの 改正かいせいで、 地域包括支援ちいきほうかつしえんセンターが 設もうけられました。

地域支援事業ちいきしえんじぎょう

2005年ねんの 改正かいせいで、 地域支援事業ちいきしえんじぎょうが 設もうけられました。

地域密着型ちいきみっちゃくがたサービス

2005年ねんの 改正かいせいに 関係かんけいする 重要じゅうような 用語ようごです。

施設しせつの 居住費きょじゅうひ・ 食費しょくひの 見直みなおし

2005年ねんの 改正かいせいで、 施設しせつの 居住費きょじゅうひ・ 食費しょくひについても 見直みなおしが 行おこなわれました。

試験しけんでは、 改正内容かいせいないようだけを 覚おぼえるのではなく、 「なぜ改正かいせいされたのか」 まで考かんがえましょう。

制度開始後せいどかいしごに 利用者りようしゃや 介護給付費かいごきゅうふひが 増ふえ、 軽度者けいどしゃへの 支援しえんにも 課題かだいが 出でたため、 「介護予防かいごよぼう」 を重視じゅうしする 方向ほうこうへ 見直みなおされました。
2005年ねん 改正かいせいの 流ながれ

利用者りようしゃ・ 介護給付費かいごきゅうふひが 増ふえる
↓
軽度者けいどしゃへの 支援しえんにも 課題かだい
↓
介護予防かいごよぼうを 重視じゅうし
↓
地域包括支援ちいきほうかつしえんセンター・ 地域支援事業ちいきしえんじぎょう・ 地域密着型ちいきみっちゃくがたサービスなど

介護保険制度かいごほけんせいどは、 2005年ねんの 改正かいせいのあとも、 社会しゃかいの 変化へんかに 合あわせて 見直みなおされていきました。
次つぎは、 その後ご、 「地域包括ちいきほうかつケア」へ どうつながっていったのかを 見みていきます。

10.その後ごは どう変かわっていった?

2005年ねんの 改正かいせいのあとも、 日本にほんでは 高齢化こうれいかが さらに進すすみました。

社会しゃかいでは、 さらにこんな変化へんかが 進すすみました
  • 一人暮ひとりぐらしの 高齢者こうれいしゃが 増ふえた
  • 認知症にんちしょうの 高齢者こうれいしゃが 増ふえた
  • 医療いりょうだけ、 介護かいごだけでは 支ささえにくい 人ひとが 増ふえた

そこで重要じゅうようになったのが、 「地域包括ちいきほうかつケアシステム」 です。

地域包括ちいきほうかつケアシステムとは?

医療いりょう、 介護かいご、 介護予防かいごよぼう、 住すまい、 生活支援せいかつしえんを 別々べつべつに 考かんがえるのではなく、 地域ちいきの 中なかで 一体的いったいてきに 支ささえる 考かんがえ方かたです。

医療いりょう
介護かいご
介護予防かいごよぼう
住すまい
生活支援せいかつしえん
↓
地域ちいきの 中なかで 一体的いったいてきに 支ささえる
大切たいせつなポイント

介護保険制度かいごほけんせいどは、 2000年ねんに 始はじまってからも、 社会しゃかいの 変化へんかに 合あわせて、 少すこしずつ 変かえられてきました。

ここまでの流ながれ

2000年ねん 介護保険制度かいごほけんせいどスタート
↓
2005年ねん 介護予防かいごよぼうを 重視じゅうしする 方向ほうこうへ
↓
さらに高齢化こうれいかが 進すすむ
↓
地域包括ちいきほうかつケアシステムへ

ここまでの歴史れきしを 理解りかいすると、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんの 選択肢せんたくしも 考かんがえやすくなります。
次つぎは、 試験問題しけんもんだいを 見みるときの 考かんがえ方かたを 整理せいりします。

11.試験問題しけんもんだいでは どう考かんがえる?

ここまで、 介護保険制度かいごほけんせいどが なぜ必要ひつようになったのかを 見みてきました。

この歴史れきしを 理解りかいすると、 国家試験こっかしけんの 選択肢せんたくしを 考かんがえるときの ヒントになります。

制度せいどが できた理由りゆうを 思おもい出だす
↓
制度せいどが 目指めざしている 方向ほうこうを 考かんがえる
↓
選択肢せんたくしが その方向ほうこうに 合あっているかを 考かんがえる
迷まよったときは、 「本人ほんにん・ 自立じりつ・ 社会全体しゃかいぜんたい」を 考かんがえてみよう
本人ほんにん
本人ほんにんが 選えらんでいる?

介護保険制度かいごほけんせいどでは、 利用者りようしゃが サービスを選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくします。

自立じりつ
できることまで 奪うばっていない?

本人ほんにんが できることまで 介護職かいごしょくが すべて行おこなうのではなく、 本人ほんにんの 力ちからを 使つかえるように 支ささえます。

社会全体しゃかいぜんたい
家族かぞくだけに 負担ふたんさせていない?

介護保険制度かいごほけんせいどは、 介護かいごを 家族かぞくだけの 問題もんだいにせず、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 仕組しくみです。

例れい① 「介護かいごは、 基本的きほんてきに 家族かぞくが 責任せきにんを 持もって 行おこなう」
考かんがえるヒント: 社会全体しゃかいぜんたい
介護保険制度かいごほけんせいどは、 家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなったことを 背景はいけいに、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 仕組しくみとして 作つくられました。

そのため、 介護保険制度かいごほけんせいどの 考かんがえ方かたを 問とう問題もんだいでは、 「家族かぞくだけが 責任せきにんを 持もつ」という 考かんがえ方かたが 制度せいどの 方向ほうこうに 合あっているかを 考かんがえます。
例れい② 「市町村しちょうそんが 利用りようする 介護かいごサービスを 決定けっていする」
考かんがえるヒント: 本人ほんにん
以前いぜんの 措置制度そちせいどでは、 行政ぎょうせいが サービスを決きめていました。

介護保険制度かいごほけんせいどでは、 利用者りようしゃが サービスを選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくします。

「措置そちではなく 契約けいやく」 「行政ぎょうせいではなく 利用者本位りようしゃほんい」 という変化へんかを 思おもい出だして 考かんがえます。
例れい③ 「利用者りようしゃが できることも、 介護職かいごしょくが すべて代かわりに 行おこなう」
考かんがえるヒント: 自立じりつ
介護保険制度かいごほけんせいどでは、 自立支援じりつしえんが 大切たいせつです。

本人ほんにんが できることまで すべて代かわりに 行おこなうのではなく、 本人ほんにんの 力ちからを 使つかえるように 支ささえる 考かんがえ方かたです。
⚠️ 3つの言葉ことばだけで 答こたえを 決きめない

「本人ほんにん」 「自立じりつ」 「社会全体しゃかいぜんたい」 という言葉ことばが 出でたからといって、 それだけで正解せいかいになるわけではありません。

また、 「家族かぞくが 介護かいごしている」 という表現ひょうげんがあるからといって、 すぐに間違まちがいになるわけでもありません。

問題もんだいの 状況じょうきょうによって、 答こたえは 変かわります。
3つの考かんがえ方かたは、 選択肢せんたくしを 考かんがえるときの ヒントとして 使つかいましょう。

試験しけんで 迷まよったら

① 本人ほんにんが 選えらんでいる?
② 本人ほんにんの 自立じりつにつながっている?
③ 家族かぞくだけに 負担ふたんを 任まかせていない?

制度せいどが なぜ作つくられたのかを 思おもい出だして、 選択肢せんたくしを 考かんがえてみましょう。

次つぎは、 実際じっさいの 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんの 過去問かこもんで、 ここまで学まなんだ 考かんがえ方かたを 確認かくにんしてみましょう。

12.過去問かこもんで 確認かくにんしよう

ここまで学まなんだ 内容ないようを、 実際じっさいの 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんの 過去問かこもんで 確認かくにんしてみましょう。

答こたえだけを 覚おぼえるのではなく、 「なぜその答こたえになるのか」 を、このページで学まなんだ 歴史れきしや 制度せいどの 考かんがえ方かたと 結むすびつけてみましょう。

措置そち → 契約けいやく
第だい36回かい・ 問題もんだい10

社会福祉しゃかいふくし 基礎構造改革きそこうぞうかいかくについて 問とう問題もんだいです。

「措置制度そちせいどから 利用契約制度りようけいやくせいどへ」 という流ながれを 理解りかいできているかを 確認かくにんできます。

第だい36回かい・ 問題もんだい10を解とく
自立支援じりつしえん
第だい37回かい・ 問題もんだい2

利用者りようしゃの 自立じりつを どのように考かんがえるかを 問とう問題もんだいです。

「自立支援じりつしえんだから、 いつでも自分じぶんで やってもらえばよい」 という考かんがえ方かたではなく、 本人ほんにんの 状況じょうきょうや 理由りゆうを 考かんがえる ことが大切たいせつだと 確認かくにんできます。

第だい37回かい・ 問題もんだい2を解とく
介護保険制度かいごほけんせいど
第だい38回かい・ 問題もんだい16

介護保険制度かいごほけんせいどの サービス利用りように 関かんする 問題もんだいです。

介護保険かいごほけんの サービスは 誰だれが 使つかえるのか、 どのようなルールがあるのかを 確認かくにんできます。

第だい38回かい・ 問題もんだい16を解とく
地域包括支援ちいきほうかつしえんセンター
第だい38回かい・ 問題もんだい20

地域包括支援ちいきほうかつしえんセンターの 役割やくわりについて 問とう問題もんだいです。

一人ひとりの 高齢者こうれいしゃだけでなく、 地域全体ちいきぜんたいの 課題かだいを 考かんがえる という視点してんを 確認かくにんできます。

第だい38回かい・ 問題もんだい20を解とく
過去問かこもんを 解とくときのポイント

答こたえだけを 覚おぼえるのではなく、

「なぜこの制度せいどが 作つくられたのか」
「どんな問題もんだいを 解決かいけつしようとしたのか」
「本人ほんにん・ 自立じりつ・ 社会全体しゃかいぜんたいという 方向ほうこうに 合あっているか」

を考かんがえながら 選択肢せんたくしを 見みてみましょう。

4問もんで 確認かくにんすること

・措置そちから 契約けいやくへの 変化へんか
・自立支援じりつしえんは、 本人ほんにんの 状況じょうきょうを 考かんがえること
・介護保険制度かいごほけんせいどの サービス利用りようのルール
・地域ちいきで 高齢者こうれいしゃを 支ささえる 考かんがえ方かた

次つぎは、 このページで学まなんだ 年代ねんだいと 重要じゅうような 言葉ことばを 整理せいりします。

13.絶対ぜったいに 覚おぼえたい 年代ねんだい・ 用語ようご

ここでは、 介護保険制度かいごほけんせいどを 理解りかいするために 大切たいせつな 年代ねんだいと 用語ようごを 重要度じゅうようどごとに 整理せいりします。

★★★ 必かならず 覚おぼえたい
1997年ねん 介護保険法かいごほけんほう 成立せいりつ・ 公布こうふ

介護保険制度かいごほけんせいどの 法律ほうりつが 成立せいりつした 重要じゅうような 年としです。

2000年ねん 介護保険制度かいごほけんせいどスタート

介護保険制度かいごほけんせいどが 実際じっさいに 始はじまった 年としです。

措置そちから 契約けいやくへ

行政ぎょうせいが サービスを決きめる 仕組しくみから、 利用者りようしゃが サービスを選えらび、 事業者じぎょうしゃと 契約けいやくする 仕組しくみに 変かわりました。

自立支援じりつしえん

本人ほんにんが 持もっている 力ちからを 使つかいながら、 できるだけ 自分じぶんらしく 生活せいかつできるように 支ささえる 考かんがえ方かたです。

★★ できれば 覚おぼえたい
2005年ねん 介護保険法かいごほけんほう 改正かいせい

「介護予防かいごよぼう」を 重視じゅうしする 方向ほうこうが 強つよくなりました。

2006年ねん 改正内容かいせいないよう 施行しこう

2005年ねんの 改正かいせいの 内容ないようが 施行しこうされました。

利用者本位りようしゃほんい

サービスを利用りようする 本人ほんにんの 希望きぼうや 選択せんたくを 大切たいせつにする 考かんがえ方かたです。

社会保険方式しゃかいほけんほうしき

介護かいごを 家族かぞくだけで 支ささえるのではなく、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 仕組しくみです。

地域包括支援ちいきほうかつしえんセンター

2005年ねんの 改正かいせいで、 地域包括支援ちいきほうかつしえんセンターが 設もうけられました。

地域密着型ちいきみっちゃくがたサービス

2005年ねんの 改正かいせいに 関係かんけいする 重要じゅうような 用語ようごです。

★ 流ながれを 理解りかいできればよい
1963年ねん 老人福祉法ろうじんふくしほう

介護保険制度かいごほけんせいどが できる前まえの 老人福祉制度ろうじんふくしせいどを 理解りかいするための 年代ねんだいです。

1973年ねん 老人医療費無料化ろうじんいりょうひむりょうか

その後ごの 社会的入院しゃかいてきにゅういんの 問題もんだいを 理解りかいする 流ながれとして 確認かくにんします。

1982年ねん 老人保健法ろうじんほけんほう

介護保険制度かいごほけんせいど 成立前せいりつまえの 老人医療制度ろうじんいりょうせいどの 流ながれとして 確認かくにんします。

1989年ねん ゴールドプラン

高齢者こうれいしゃのための 施設しせつや 在宅ざいたくサービスを 増ふやしていく 計画けいかくです。

1994年ねん 新しんゴールドプラン

新あたらしい 高齢者介護こうれいしゃかいごの 仕組しくみを 考かんがえていく 流ながれの 中なかにあります。

試験前しけんまえに 最低限さいていげん 確認かくにんするなら

1997年ねん: 介護保険法かいごほけんほう 成立せいりつ・ 公布こうふ
2000年ねん: 介護保険制度かいごほけんせいどスタート
措置そち → 契約けいやく
自立支援じりつしえん・ 利用者本位りようしゃほんい・ 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる

最後さいごに、 このページで学まなんだ 内容ないようを 短みじかく 振ふり返かえります。

14.まとめ

介護保険制度かいごほけんせいどは、 高齢化こうれいかや 家族かぞくの 変化へんかなどによって、 家族かぞくだけで 介護かいごを 支ささえることが 難むずかしくなった 社会しゃかいの 中なかで 作つくられました。

高齢者こうれいしゃが 増ふえる
↓
家族かぞくだけで 介護かいごすることが 難むずかしくなる
↓
社会的入院しゃかいてきにゅういんなどの 問題もんだいが 出でる
↓
介護かいごを 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえる 仕組しくみが 必要ひつようになる
↓
2000年ねん 介護保険制度かいごほけんせいどスタート
家族介護かぞくかいご ↓ 社会全体しゃかいぜんたい

介護かいごを 家族かぞくだけに 任まかせず、 社会全体しゃかいぜんたいで 支ささえます。

措置そち ↓ 契約けいやく

行政ぎょうせいが 決きめるのではなく、 利用者りようしゃが サービスを選えらびます。

お世話せわ ↓ 自立支援じりつしえん

本人ほんにんが できることを 大切たいせつにしながら、 生活せいかつを 支ささえます。

年代ねんだいも 最後さいごに 確認かくにん
1997年ねん
介護保険法かいごほけんほう 成立せいりつ・ 公布こうふ
2000年ねん
介護保険制度かいごほけんせいどスタート
2005年ねん
介護保険法かいごほけんほう 改正かいせい・ 介護予防かいごよぼうを 重視じゅうし
2006年ねん
改正内容かいせいないよう 施行しこう
試験問題しけんもんだいを 考かんがえるときは
① 本人ほんにんが 選えらんでいる?
② 本人ほんにんの 自立じりつにつながっている?
③ 家族かぞくだけに 負担ふたんを 任まかせていない?

ただし、この3つだけで 答こたえを 決きめるのではありません。
問題もんだいの 状況じょうきょうを 読よみながら、 制度せいどが 目指めざしている 方向ほうこうを 考かんがえる ヒントとして使つかいましょう。

年代ねんだいだけを 暗記あんきするのではなく、 「なぜこの制度せいどが 必要ひつようになったのか」 を理解りかいすることが 大切たいせつです。

社会しゃかいが どう変かわり、 どんな問題もんだいが 起おき、 その問題もんだいを 解決かいけつするために どんな仕組しくみが 作つくられたのか。

この流ながれを 思おもい出だしながら、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんの 問題もんだいを 考かんがえてみましょう。