介護福祉士国家試験では、「感覚」「覚醒」「自己覚知」など、「覚」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
感覚・覚醒・自己覚知
では、「覚」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「覚」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
覚
基本イメージ
感じる・気づく・目がさめる
「漢字を覚える」の「覚える」を知っている人もいるでしょう。「覚」には、記憶するだけでなく、感じる・気づく・目がさめるという意味もあります。
この漢字が入る言葉
感覚覚醒自己覚知
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
感覚
意味を合わせると
↓
感覚
光や音、温度、痛みなどを感じる働きです。見える、聞こえる、触られたことがわかる、などが例です。
覚醒
意味を合わせると
↓
覚醒
眠りから目がさめることです。「夜中に覚醒する」は、夜中に目がさめるという意味です。
自己覚知
自己自分自身
+
覚知気づいて知る
意味を合わせると
↓
自己覚知
自分自身の気持ちや考え方、大切にしていること、得意・不得意などを理解することです。たとえば「私は急いでいると、相手の返事を待たずに話してしまう」と気づくことです。自分の考えを利用者に押しつけないためにも大切です。
言葉の違いを整理しよう
「覚」のどの意味が使われているかを確認しましょう。
感覚
光・音・温度などを感じる
自己覚知
自分の気持ちや考え方などを理解する
感覚は「感じる働き」、覚醒は「眠りからさめること」、自己覚知は「自分自身について気づき、理解すること」です。
たとえば、「冷たいと感じる」は感覚の例です。「朝、眠りから目がさめる」は覚醒の例です。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
長い言葉も、知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「感覚機能」=「感覚」+「機能」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「感覚」は光や音などを感じること。「機能」は働きです。
「見たり聞いたりして、感じる働きのことかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「感覚機能」は、見る・聞く・温度を感じるなどの働きです。「感覚機能が低下する」なら、どの感覚の働きが弱くなるのかに注目しましょう。
視覚は見る感覚、聴覚は聞く感覚です。「覚」と組み合わせた漢字もヒントになります。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
覚= 感じる・気づく・目がさめる
感覚
光・音・温度などを感じる
自己覚知
自分の気持ちや考え方などを理解する
「覚」を、すべて「覚える=記憶する」と考えないようにしましょう。感覚・覚醒・自己覚知では、使われている意味が違います。
漢字から考えてみよう
この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「感覚」の例は、どちらですか?
A 手に触れたものを冷たいと感じる
B 昨日の予定を思い出す
答え
A 手に触れたものを冷たいと感じる
温度などを感じる働きが感覚です。
漢字から考えるポイント
記憶することとの違いを確認しましょう。
問題 2
「深夜に覚醒した」は、どちらの意味ですか?
A 深夜に眠り始めた
B 深夜に目がさめた
答え
B 深夜に目がさめた
覚醒は、眠りから目がさめることです。
漢字から考えるポイント
「覚」も「醒」も、さめるというイメージです。
実際の過去問に挑戦
「覚」が使われた問題を確認しましょう。
「覚」が使われた過去問
第34回 問題74
感覚機能
問題文に「感覚機能」が出てきます。年を重ねることによる変化を考える問題です。見る・聞くなど、どの働きについての説明かを確認しましょう。
第36回 問題29
覚醒
選択肢5に「深夜に覚醒してしまう」と出てきます。「深夜に目がさめる」という意味です。眠る時間と目がさめる時間に注目しましょう。
第37回 問題3
自己覚知
選択肢4に「自己覚知」が出てきます。自分を理解することと、自分について相手に話す「自己開示」との違いを確認しましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味をつかんだら、問題で何を選ぶように求められているかも確認しましょう。
今日の漢字
覚
基本イメージ
感じる・気づく・目がさめる
いっしょに覚えよう
感覚
光・音・温度などを感じる
自己覚知
自分の気持ちや考え方などを理解する
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。