介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんでは、 「多職種たしょくしゅと 連携れんけいする」 「共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 協働きょうどうする」 などの表現ひょうげんが 使つかわれます。

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は、 どちらも 人ひとや 職種しょくしゅが 一緒いっしょに 支援しえんするとき に使つかわれる 言葉ことばです。

ただし、 「連携れんけい」は 情報じょうほうや 役割やくわりを つなぐ イメージ、 「協働きょうどう」は 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 一緒いっしょに 取とり組くむ イメージがあります。

意味いみが 重かさなることもあるので、 試験しけんでは 「誰だれと?」 「何なにのために?」 を確認かくにんしながら 読よむことが 大切たいせつです。

✓ この記事きじで 確認かくにんすること

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」の 意味いみと 使つかい方かた を確認かくにんし、 実際じっさいの 過去問かこもんで どのように 使つかわれているのか を見みていきます。 また、 「連携れんけい」 「協働きょうどう」の 読よみ分わけ方かた と、 関連かんれんする 「協力きょうりょく」との 違ちがいも 確認かくにんします。

1.「連携れんけい」 「協働きょうどう」とは?

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は、 どちらも 複数ふくすうの 人ひとや 職種しょくしゅが 一緒いっしょに 取とり組くむ ときに使つかわれる 言葉ことばです。

意味いみは 重かさなりますが、 「連携れんけい」は つなぐ、 「協働きょうどう」は 同おなじ 目標もくひょうに 向むかって 一緒いっしょに 取とり組くむ というイメージをもつと 理解りかいしやすくなります。

2つの意味いみを 確認かくにん
連携れんけい ↓ 情報じょうほうや 役割やくわりを つなぎながら、 一緒いっしょに 進すすめる
協働きょうどう ↓ 同おなじ 目標もくひょうに 向むかって、 一緒いっしょに 取とり組くむ
💡 簡単かんたんな イメージで覚おぼえると
連携れんけい 「つなぐ」 → 人ひと・ 職種しょくしゅ・ 情報じょうほう・ 役割やくわりなどを つなぐ
協働きょうどう 「同おなじゴールに 向むかって 一緒いっしょにする」 → 共通きょうつうの 目標もくひょうのために 一緒いっしょに 取とり組くむ
例れいで 見みてみよう
介護福祉職かいごふくしししょくが 看護師かんごしと 連携れんけいする。 ↓ 必要ひつような 情報じょうほうを 伝つたえたり、 それぞれの 役割やくわりを つないだりして 支援しえんする
複数ふくすうの 専門職せんもんしょくが 協働きょうどうする。 ↓ 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって、 それぞれの 専門性せんもんせいを 生いかしながら 一緒いっしょに 取とり組くむ
⚠ 「連携れんけい」と 「協働きょうどう」を 完全かんぜんに 分わけなくてもOK

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は、 意味いみが 重かさなる 部分ぶぶんがあります。

「連携れんけいは ○○だけ」 「協働きょうどうは ○○だけ」 のように、 無理むりに 分わけて 覚おぼえる 必要ひつようはありません。

連携れんけい → 「つなぐ」に注目ちゅうもく
協働きょうどう → 「共通きょうつうの 目標もくひょう」 「一緒いっしょに 取とり組くむ」 に注目ちゅうもく
3つの言葉ことばを 簡単かんたんに 整理せいりすると
連携れんけい 情報じょうほうや 役割やくわりを つないで進すすめる → キーワードは「つなぐ」
協働きょうどう 同おなじ 目標もくひょうに 向むかって 一緒いっしょに 取とり組くむ → キーワードは「共通きょうつうの 目標もくひょう」
協力きょうりょく 相手あいてを 助たすける・ 力ちからを 貸かす → キーワードは「助たすける」
試験しけんで 見みることがある 形かたち
連携れんけい
~と 連携れんけいする
多職種連携たしょくしゅれんけい
連携れんけいを 促進そくしんする
協働きょうどう
~と 協働きょうどうする
共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 協働きょうどうする
協働きょうどうする パートナー
協力きょうりょく
~に 協力きょうりょくする
協力きょうりょくを 求もとめる

2.過去問かこもんではどう 使つかわれる?

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は、 介護福祉士国家試験かいごふくししこっかしけんで 繰くり返かえし 使つかわれています。

実際じっさいの 文章ぶんしょうを 見みながら、 「誰だれと?」 「何なにのために?」 「どのように一緒いっしょにする?」 を確認かくにんしてみましょう。

第だい38回かい 問題もんだい9
実際じっさいの 文章ぶんしょう
次つぎの 記述きじゅつのうち、 介護老人保健施設かいごろうじんほけんしせつにおける 在宅復帰ざいたくふっきに 向むけたカンファレンスで、 介護福祉士かいごふくししが 連携れんけいする 職種しょくしゅ の役割やくわりとして、 最もっとも 適切てきせつなものを 1つ選えらびなさい。
「連携れんけいする 職種しょくしゅ」とは?
介護福祉士かいごふくししが ほかの職種しょくしゅと 連携れんけいする ↓ それぞれの 専門的せんもんてきな 役割やくわりを つなぎながら、 一緒いっしょに 支援しえんする
この問題もんだいでは ここを確認かくにん
誰だれと? → 介護福祉士かいごふくししと ほかの専門職せんもんしょく
何なにのために? → 利用者りようしゃの 在宅復帰ざいたくふっきのため
何なにをつなぐ? → それぞれの 職種しょくしゅの 専門性せんもんせいや 役割やくわり
💡 「連携れんけい」では 相手あいての 役割やくわりにも 注目ちゅうもく

この問題もんだいでは、 「連携れんけいが 大切たいせつ」と わかるだけでは 答こたえられません。 「その職種しょくしゅは 何なにをする 専門職せんもんしょく?」 まで確認かくにんすることが 必要ひつようです。

第だい37回かい 問題もんだい71・ 選択肢せんたくし3
実際じっさいの 文章ぶんしょう
複数ふくすうの 専門職せんもんしょくが 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 協働きょうどうし 、 課題解決かだいかいけつに 取とり組くむ。
この文章ぶんしょうには 「協働きょうどう」の 意味いみが 表あらわれています
共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 協働きょうどうする ↓ 同おなじゴールのために、 複数ふくすうの 専門職せんもんしょくが 一緒いっしょに 取とり組くむ
「協働きょうどう」を 読よむヒント
誰だれが? → 複数ふくすうの 専門職せんもんしょく
何なにのために? → 共通きょうつうの 目標もくひょうを 達成たっせいするため
どうする? → 一緒いっしょに 課題解決かだいかいけつに 取とり組くむ
💡 「共通きょうつうの 目標もくひょう」に 注目ちゅうもく

「協働きょうどう」は、 ただ同おなじ 場所ばしょで 仕事しごとをすることではありません。 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 一緒いっしょに 取とり組くむ ことがポイントです。

第だい38回かい 問題もんだい31・ 選択肢せんたくし5
実際じっさいの 文章ぶんしょう
利用者支援りようしゃしえんで 協働きょうどうする パートナー として接せっする。
「協働きょうどうする パートナー」とは?
家族かぞくを 協働きょうどうする パートナーとして考かんがえる ↓ 利用者りようしゃを 支ささえるために 一緒いっしょに 取とり組くむ 相手あいてとして 考かんがえる

この問題もんだいでは、 利用者りようしゃの 家族かぞくとの 関係かんけいづくりが 問とわれています。

「協働きょうどう」は、 専門職せんもんしょくどうしだけに 使つかう 言葉ことばではありません。 家族かぞくも、 利用者りようしゃを 支ささえるために 一緒いっしょに 取とり組くむ 相手あいて として表あらわされています。

💡 「協働きょうどう」 =専門職せんもんしょくどうしだけではない

「誰だれと 協働きょうどうするのか」は、 問題もんだいによって 変かわります。 職種名しょくしゅめいだけでなく、 「同おなじ 目的もくてきのために 一緒いっしょに 取とり組くむ 相手あいてか」 を見みましょう。

過去問かこもんの 使つかわれ方かたを 整理せいりすると
連携れんけい → 職種しょくしゅ・ 情報じょうほう・ 役割やくわりなどを つなぐ
協働きょうどう → 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 一緒いっしょに 取とり組くむ
協力きょうりょく → 相手あいてを 助たすける・ 力ちからを 貸かす
過去問かこもんからわかるポイント

「連携れんけい」 「協働きょうどう」が 出でたら、 「誰だれと?」 「何なにのために?」 「どう一緒いっしょにする?」 を確認かくにんしましょう。

3.問題もんだいを 解とくときのポイント

「連携れんけい」や 「協働きょうどう」が 出でたら、 「誰だれと?」 「何なにのために?」 「どう一緒いっしょにする?」 を確認かくにんしましょう。

また、 介護かいごの 問題もんだいでは、 相手あいての 職種しょくしゅや 役割やくわりが 適切てきせつか まで読よむことが 大切たいせつです。

💡 まずは3つを確認かくにん
① 誰だれと? ↓ 一緒いっしょに 支援しえんする 相手あいてを 確認かくにん
② 何なにのために? ↓ 共通きょうつうの 目的もくてきや 目標もくひょうを 確認かくにん
③ どう一緒いっしょにする? ↓ つなぐ? 一緒いっしょに 取とり組くむ? 力ちからを 貸かす?
4つの順番じゅんばんで 読よもう
1
「連携れんけい」 「協働きょうどう」 「協力きょうりょく」の どの言葉ことば? まず使つかわれている 言葉ことばを 確認かくにん
2
「誰だれと?」を 確認かくにん 専門職せんもんしょく? 家族かぞく? 利用者りようしゃ? 地域ちいきの 人ひと?
3
「何なにのために?」を 確認かくにん 在宅復帰ざいたくふっき? 課題解決かだいかいけつ? 利用者支援りようしゃしえん? 安全あんぜんな 生活せいかつ?
4
「どう一緒いっしょにする?」を 考かんがえる 情報じょうほうや 役割やくわりをつなぐ? 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって 取とり組くむ?
「どう一緒いっしょにする?」 で考かんがえると
連携れんけい 人ひと・ 職種しょくしゅ・ 情報じょうほう・ 役割やくわりをどうする? → つなぐ
協働きょうどう 共通きょうつうの 目標もくひょうのためにどうする? → 一緒いっしょに 取とり組くむ
協力きょうりょく 相手あいてのためにどうする? → 助たすける・ 力ちからを 貸かす
文章ぶんしょうを やさしく読よみ換かえると
介護福祉職かいごふくしししょくが 看護師かんごしと 連携れんけいする。 ↓ 介護福祉職かいごふくしししょくと 看護師かんごしが、 情報じょうほうや 役割やくわりを つなぎながら 支援しえんする
複数ふくすうの 専門職せんもんしょくが 協働きょうどうする。 ↓ 同おなじ 目標もくひょうに 向むかって、 一緒いっしょに 取とり組くむ
周まわりの 人ひとに 協力きょうりょくを 求もとめる。 ↓ 「手伝てつだってください」 「力ちからを 貸かしてください」と お願ねがいする
⚠ 「連携れんけい」と 「協働きょうどう」を 無理むりに 完全かんぜんに 分わけない

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は、 どちらも 人ひとや 職種しょくしゅが 一緒いっしょに 支援しえんするときに 使つかわれ、 意味いみが 重かさなる 部分ぶぶんがあります。

そのため、 「連携れんけいは 必ず○○」 「協働きょうどうは 必ず△△」 のように決きめすぎないようにしましょう。

連携れんけい → 「つなぐ」に注目ちゅうもく
協働きょうどう → 「共通きょうつうの 目標もくひょう」 「一緒いっしょに 取とり組くむ」 に注目ちゅうもく
⚠ 「連携れんけい」 「協働きょうどう」 と書かいてあれば 正ただしい、ではありません

介護かいごでは、 多職種たしょくしゅで 連携れんけい・ 協働きょうどうすることは 大切たいせつです。

しかし、 試験しけんでは、 「その相手あいてと 一緒いっしょにすることが 適切てきせつか」 「その職種しょくしゅの 役割やくわりとして 正ただしいか」 まで確認かくにんする 必要ひつようがあります。

職種しょくしゅの 役割やくわりまで 確認かくにんしよう

「連携れんけいする 職種しょくしゅ」が 出でたときは、 言葉ことばの 意味いみだけではなく、 それぞれの 専門職せんもんしょくが 何なにをする 人ひとなのか を考かんがえます。

連携れんけいは、 一人ひとりで すべてを行おこなうことではありません。 必要ひつような 専門職せんもんしょくと 情報じょうほうや 役割やくわりを つなぐことがポイントです。

「この専門職せんもんしょくの 仕事しごとは 何なに?」 と確認かくにんしてから 選択肢せんたくしを 判断はんだんする
問題もんだいではこの順番じゅんばん

① 誰だれと?
↓
② 何なにのために?
↓
③ どう一緒いっしょにする?
↓
④ 相手あいての 役割やくわりや 対応たいおうは 適切てきせつ?

4.まとめ

「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は、 どちらも 複数ふくすうの 人ひとや 職種しょくしゅが 一緒いっしょに 支援しえんするとき に使つかわれる 言葉ことばです。

3つの言葉ことばを 確認かくにん
連携れんけい ↓ 情報じょうほうや 役割やくわりを つなぎながら、 一緒いっしょに 進すすめる
協働きょうどう ↓ 共通きょうつうの 目標もくひょうに 向むかって、 一緒いっしょに 取とり組くむ
協力きょうりょく ↓ 相手あいてを 助たすけたり、 力ちからを 貸かしたりする
簡単かんたんな キーワードで覚おぼえると
連携れんけい 人ひと・ 職種しょくしゅ・ 情報じょうほう・ 役割やくわりを 結むすびつける → 「つなぐ」
協働きょうどう 同おなじ 目標もくひょうのために 一緒いっしょに 取とり組くむ → 「共通きょうつうの 目標もくひょう」
協力きょうりょく 必要ひつようなときに 相手あいてを 助たすける → 「力ちからを 貸かす」
💡 「連携れんけい」と 「協働きょうどう」は 意味いみが 重かさなることもあります

2つを 完全かんぜんに 分わけて 覚おぼえる 必要ひつようはありません。 「連携れんけい」では 「つなぐ」、 「協働きょうどう」では 「共通きょうつうの 目標もくひょう」 というイメージをもって 文章ぶんしょうを 読よみましょう。

試験しけんではここを確認かくにん

「連携れんけい」 「協働きょうどう」が 出でたら、 「誰だれと?」 「何なにのために?」 を確認かくにんして 読よみましょう。