コミュニケーション技術ぎじゅつ

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問題もんだい33

Aさん(72歳さい,男性だんせい)は記憶障害きおくしょうがいがあり,介護施設かいごしせつに入居にゅうきょしている。ある日ひ,介護福祉職かいごふくししょくにAさんが,「あの,ちょっとお願ねがいがあるんです。ええとね,実じつは,お昼ひるご飯はんをほとんど残のこしちゃいました…。それでね…,あ,あれかな,調理師ちょうりしさんはがっかりしたかな,私わたしはずっと食堂しょくどうをやっていたんですよ。店みせはけっこう繁盛はんじょうしていたけど閉しめることになってね。あ,ええと何なんの話はなしだったかな…」と話はなしかけてきた。
次つぎのうち,このときのAさんの発言はつげんを促うながすための介護福祉職かいごふくししょくの応答おうとうとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 「Aさんは,お店みせを閉しめたくなかったのですね」
2 「Aさんは,どんな料理りょうりが得意とくいだったのですか」
3 「調理師ちょうりしさんのことは気きにしなくていいですよ」
4 「どこかからだの具合ぐあいが悪わるいのではないですか」
5 「何なにかお願ねがいがあるのではありませんか」

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとうと解説かいせつ

問題もんだい33

記憶障害きおくしょうがいのある利用者りようしゃとのコミュニケーションに関かんする問題もんだいです。

答こたえは、「5」です。

記憶障害きおくしょうがいとは、新あたらしいことを覚おぼえにくくなったり、覚おぼえていたことを思おもい出だせなくなる状態じょうたいです。

認知症にんちしょうなどでみられ、同おなじことを何度なんども聞きく、話はなしの途中とちゅうで内容ないようを忘わすれるといった特徴とくちょうがあります。

話はなしの途中とちゅうで忘わすれても、元もとの話題わだいに戻もどれるように支援しえんすることが大切たいせつです。


1 「Aさんは,お店みせを閉しめたくなかったのですね」

【×】誤あやまりです。利用者りようしゃの気持きもちに寄より添そう応答おうとうですが、Aさんの発言はつげんを促うながす支援しえんではありません。

2 「Aさんは,どんな料理りょうりが得意とくいだったのですか」

【×】誤あやまりです。この質問しつもんは話題わだいを広ひろげる質問しつもんであり、元もとの話題わだいに戻もどることから離はなれてしまうため、適切てきせつではありません。

3 「調理師ちょうりしさんのことは気きにしなくていいですよ」

【×】誤あやまりです。この声こえかけは、利用者りようしゃの気持きもちを正ただしく受うけ止とめていない可能性かのうせいがあります。また、元もとの話題わだいに戻もどる支援しえんにはなりません。

4 「どこかからだの具合ぐあいが悪わるいのではないですか」

【×】誤あやまりです。これは本来ほんらいの話はなしから体調たいちょうの話はなしに話題わだいを変かえてしまうことになるため、適切てきせつではありません。

5 「何なにかお願ねがいがあるのではありませんか」

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。途中とちゅうで話はなしを忘わすれてしまったAさんが、元もとの話題わだい(お願ねがいのこと)をやさしく思おおもい出だせるように支援しえんする声こえかけです。

#記憶障害きおくしょうがい