解答と解説
問題11
介護施設におけるレジオネラ菌の感染対策に関する問題です。
答えは、「3」です。
レジオネラ菌は、おふろの水(循環式浴槽)や加湿器の水などから出る細かい水のつぶを吸いこむことで感染します。人から人へ感染することはありません。
主な症状は肺炎です。
たまった水は菌が増えやすいので、設備のそうじや消毒をしっかり行い、清潔に保つことが大切です。
1 感染者の衣類は,熱湯で煮沸消毒する。
【×】誤りです。煮沸消毒とは、100℃のお湯で数分間加熱し、菌を殺す方法です。衣類から感染するものではないため、煮沸消毒は適切な対策ではありません。
2 提供する食品は,加熱調理を徹底する。
【×】誤りです。食品の加熱は食中毒(サルモネラ菌など)には有効ですが、レジオネラ菌は水の中で増える菌なので、適切な対策ではありません。
3 循環式浴槽は,塩素系薬剤を使用して消毒する。
【○】正しい選択肢です。循環式浴槽とは、お風呂のお湯を入れ替えず、ろ過して繰り返し使う浴槽のことです。お風呂のお湯を入れ替えず、ろ過して繰り返し使う浴槽のことです。レジオネラ菌は、このような水がたまりやすい場所で増えやすい菌です。そのため、塩素系薬剤で消毒して菌の増えないようにすることがとても重要です。
4 ドアノブは,次亜塩素酸ナトリウム液で消毒する。
【×】誤りです。次亜塩素酸ナトリウム液によるドアノブの消毒は、インフルエンザやノロウイルスなどの接触感染対策には有効です。レジオネラ菌は水を通して感染するため、主な対策ではありません。
5 家庭用加湿器のタンクの水は,常に貯めておく。
【×】誤りです。水をタンクに貯める加湿器は、レジオネラ菌が増える環境にあります。そのため、水は毎日交換し、使わないときは水を捨てて、清潔に保つことが大切です。