障害の理解
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問題56
Bさん(24歳,男性)は,母親と二人暮らしで,小学生のときに注意欠陥多動性障害と疑われていた。Bさんは,最近になって昼夜を問わずゲームを続け,朝起きられずにアルバイトを無断で休むことが増えた。
次のうち,Bさんの母親が相談する機関として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ハローワーク(公共職業安定所)
2 難病情報センター
3 認知症カフェ
4 放課後等デイサービス
5 発達障害者支援センター
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題56
障害の疑いのある人を家族に持つ人の相談先に関する問題です。
答えは、「5」です。
注意欠陥多動性障害とは、注意欠陥多動性障害(ADHD)は、注意力の欠如、多動性、衝動性が特徴の発達障害です。
落ち着きがない、じっとしているのが難しいなど日常生活に支障をきたす行動が見られます。
Bさんの場合は、疑いとはいえ、発達障害に関連する行動が見られるため、専門的な支援を受ける必要があります。
1 ハローワーク(公共職業安定所)
【×】誤りです。ハローワークは、就職支援や職業訓練を行う機関です。発達障害専門の相談窓口ではありません。
2 難病情報センター
【×】誤りです。難病情報センターは、難病に関する様々な情報をわかりやすく提供する機関です。注意欠陥多動性障害は、難病ではありません。
3 認知症カフェ
【×】誤りです。認知症カフェは、認知症の人や家族、地域の人が気軽に集まって交流や相談ができる場所です。
4 放課後等デイサービス
【×】誤りです。放課後等デイサービスは、障害のある子ども(6歳~18歳)が放課後や休日に通い、学習や生活の支援を受けられる機関です。Bさんは24歳ですので、対象外です。
5 発達障害者支援センター
【○】正しい選択肢です。発達障害者支援センターは、自閉症や学習障害など発達の障害のある人とその家族の総合的支援を行う機関で、生活や仕事のサポートを行います。Bさんは発達障害が疑われているので、相談先として最も適切です。