人間関係とコミュニケーション
問題3
人間関係と心理に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 自己愛とは,自分という存在を,他人と区別して意識することである。
2 自己同一性の確立とは,自分とは何かという認識をもつことである。
3 自我とは,日常行動に影響を与える,表面化していない意識のことである。
4 自己覚知とは,コミュニケーションにおいて自分について話すことである。
5 自己中心性とは,自分の意思で自分の行動をコントロールすることである。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題3
人間関係と心理に関する用語の問題です。
答えは、「2」です。
1 自己愛とは,自分という存在を,他人と区別して意識することである。
【×】誤りです。自己愛とは、自分を大切に思い、肯定的に受け入れる気持ちのことです。
2 自己同一性の確立とは,自分とは何かという認識をもつことである。
【○】正しい選択肢です。自己同一性とは、アイデンティティとも呼ばれます。自分はこういう人だと認識し、他者や社会から認められているという感覚を持つことです。エリクソンの発達段階説と関連がある用語です。
3 自我とは,日常行動に影響を与える,表面化していない意識のことである。
【×】誤りです。自我とは、自分の存在を意識し、考えや感情をコントロールする心のはたらきです。表面化していない意識ではありません。
4 自己覚知とは,コミュニケーションにおいて自分について話すことである。
【×】誤りです。自己覚知とは、自分自身の感情や行動、考え方の特徴を理解することです。選択肢の文章は、「自己開示」に関する説明です。
5 自己中心性とは,自分の意思で自分の行動をコントロールすることである。
【×】誤りです。自己中心性とは、自分の考えや立場を中心に物事を判断し、他人の視点を考えにくい傾向のことです。
#自己覚知 #自己同一性 #自己中心性 #自己開示