解答と解説
入浴時における対応の問題ですが、アルツハイマー型認知症の利用者に対して自立支援の観点から、どのような支援をするかを問われている問題です。
1 脱いだ衣服は,着る衣服の隣に並べて置く。
【×】誤りです。脱いだ衣服は,着る衣服の隣に並べて置いてしまうと、着る服がどちらかわからなくなり、混乱してしまいます。
2 洗身と洗髪は訪問介護員(ホームヘルパー)が行う。
【×】誤りです。「時間をかければ一人で洗身,洗髪もできる」とあります。自分でできることを訪問介護員が行うのは適切ではありません。
3 入浴中の利用者に声をかけることは控える。
【×】誤りです。適度な声かけは、利用者のその後の行動をスムーズにします。また体調の確認もできますので、控えてはいけません。
4 衣服の着る順番に応じて声をかける。
【○】選択肢の通りです。すでに着衣失行がみられています。訪問介護員がすべて行うのではなく、声かけをしながら、自分でできるように支援をしましょう。
5 ズボンの着脱は訪問介護員(ホームヘルパー)が行う。
【×】誤りです。ズボンの着脱動作ができないわけではありません。選択肢4のように、声かけをしながら、自分でできるように支援をしましょう。
#着衣失行 #自立支援 #アルツハイマー型認知症