個別問題

【第35回試験】問題92(生活支援技術)

生活せいかつ支援しえん技術ぎじゅつ

問題もんだい92

Jさん(85さい女性じょせい要介護ようかいご2)は,アルツハイマーがた認知症にんちしょう(dementia
of the Alzheimerʼs type)である。時間じかんをかければ一人ひとり洗身せんしん洗髪せんぱつもできるが,ズボンのうえ下着したぎ行為こういがみられたため,訪問介護ほうもんかいご(ホームヘルプサービス)を利用りようすることになった。
Jさんの入浴時にゅうよくじにおける訪問ほうもん介護員かいごいん(ホームヘルパー)の対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 いだ衣服いふくは,衣服いふくとなりならべてく。
2 洗身せんしん洗髪せんぱつ訪問ほうもん介護員かいごいん(ホームヘルパー)がおこなう。
3 入浴中にゅうよくちゅう利用者りようしゃこえをかけることはひかえる。
4 衣服いふく順番じゅんばんおうじてこえをかける。
5 ズボンの着脱ちゃくだつ訪問ほうもん介護員かいごいん(ホームヘルパー)がおこなう。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい92(解説かいせつ

入浴時にゅうよくじにおける対応たいおう問題もんだいですが、アルツハイマーがた認知症にんちしょう利用者りようしゃたいして自立じりつ支援しえん観点かんてんから、どのような支援しえんをするかわれている問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 いだ衣服いふくは,衣服いふくとなりならべてく。

【×】あやまりです。いだ衣服いふくは,衣服いふくとなりならべていてしまうと、ふくがどちらかわからなくなり、混乱こんらんしてしまいます。

2 洗身せんしん洗髪せんぱつ訪問ほうもん介護員かいごいん(ホームヘルパー)がおこなう。

【×】あやまりです。「時間じかんをかければ一人ひとり洗身せんしん洗髪せんぱつもできる」とあります。ぶんでできることを訪問ほうもん介護員かいごいんおこなうのは適切てきせつではありません。

3 入浴中にゅうよくちゅう利用者りようしゃこえをかけることはひかえる。

【×】あやまりです。適度てきどこえかけは、利用者りようしゃのその行動こうどうをスムーズにします。また体調たいちょう確認かくにんもできますので、ひかえてはいけません。

4 衣服いふく順番じゅんばんおうじてこえをかける。

【○】選択肢せんたくしとおりです。すでに着衣ちゃくい失行しっこうがみられています。訪問ほうもん介護員かいごいんがすべておこなうのではなく、こえかけをしながら、自分じぶんでできるように支援しえんをしましょう。

5 ズボンの着脱ちゃくだつ訪問ほうもん介護員かいごいん(ホームヘルパー)がおこなう。

【×】あやまりです。ズボンの着脱ちゃくだつ動作どうさができないわけではありません。選択肢せんたくし4のように、こえかけをしながら、自分じぶんでできるように支援しえんをしましょう。

#着衣ちゃくい失行しっこう #自立じりつ支援しえん #アルツハイマーがた認知症にんちしょう