どんな問題が出る?
利用者の重度化に伴い、介護職も一部医療的ケアを行えるようになりました。それに伴い、2017年より導入された科目です。
問題数は5問です。
実施できるようなった「喀痰吸引」「経管栄養」に関する医学的知識や備品の管理が中心に出題されます。
また、医療的ケアが法律でどのように位置づけられているのかもあわせておさえておきましょう。
範囲は決して広くありません。
過去問を中心に繰り返し、確実な知識をつけてください。
過去問挑戦
第36回(2024年)
次の記述のうち,喀痰吸引等を実施する訪問介護事業所として登録するときに,事業所が行うべき事項として,正しいものを1つ選びなさい。
次のうち,呼吸器官の部位の説明に関する記述として,正しいものを1つ選びなさい。
次のうち,痰の吸引の準備に関する記述として,最も適切なものを1つ選びなさい。
次のうち,経管栄養で起こるトラブルに関する記述として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Eさん(75歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症があり,介護福祉士が胃ろうによる経管栄養を行っている。
ある日,半座位で栄養剤の注入を開始し,半分程度を順調に注入したところで,体調に変わりがないかを聞くと,「少しお腹が張ってきたような気がする」とEさんは答えた。意識レベルや顔色に変化はなく,腹痛や嘔気はない。
次のうち,介護福祉士が看護職員に相談する前に行う対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
第35回(2023年)
消毒と滅菌に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
次の記述のうち,成人の正常な呼吸状態として,最も適切なものを1つ選びなさい。
喀痰吸引を行う前の準備に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
胃ろうによる経管栄養での生活上の留意点の説明として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Fさん(87歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している。嚥下機能が低下したため,胃ろうによる経管栄養が行われている。担当の介護福祉士は,Fさんの経管栄養を開始して,しばらく観察した。その後,15分後に訪室すると,Fさんが嘔吐して,意識はあるが苦しそうな表情をしていた。介護福祉士は,すぐに経管栄養を中止して看護職員を呼んだ。
看護職員が来るまでの介護福祉士の対応として,最も優先すべきものを1つ選びなさい。
第34回(2022年)
社会福祉士及び介護福祉士法で規定されている介護福祉士が実施できる経管栄養の行為として、正しいものを1つ選びなさい。
気管カニューレ内部の喀痰吸引で,指示された吸引時間よりも長くなった場合,吸引後に注意すべき項目として,最も適切なものを1つ選びなさい。
呼吸器官の換気とガス交換に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
経管栄養で用いる半固形タイプの栄養剤の特徴に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
経管栄養で,栄養剤の注入後に白湯を経管栄養チューブに注入する理由として,最も適切なものを1つ選びなさい。