解答と解説
問題94
国際障害者年をきっかけに、日本の障害福祉の考え方がどのように変化したかに関する問題です。
答えは、「2」です。
国際障害者年とは、1981年に国連が定めた年で、「完全参加と平等」を目標に、障害のある人の社会参加を進めました。
1981年の国際障害者年を始まりとして、障害のある人も地域で普通に生活するという考え方が広がりました。
1 障害者を弱者として保護する捉え方が広まった。
【×】誤りです。弱者とは、社会の中で不利な立場になりやすい人のことです。国際障害者年では、障害のある人を「守られるだけの人」と考えるのではなく、社会の一員として「完全参加と平等」の考え方が広まりました。
2 ノーマライゼーションの理念が徐々に浸透した。
【○】正しい選択肢です。障害のある人が障害のない人と同等に生活し,活動する社会を目指す考え方です。これは、国際障害者年をきっかけに広がった考え方を表した文章です。
3 身体障害者福祉法の制定につながった。
【×】誤りです。身体障害者福祉法とは、身体に障害のある人の生活や社会参加を支えるための法律で、1941年に制定されました。1981年の国際障害者年よりも前にできました。
4 障害種別ごとの福祉サービス給付が始まった。
【×】誤りです。障害種別とは、身体障害、知的障害、精神障害など、障害の種類による分け方です。障害の種類ごとに福祉制度をつくる考え方は、国際障害者年より前からありました。
5 措置制度から自立支援医療制度へ移行した。
【×】誤りです。自立支援医療制度は、障害の治療に必要な医療費の自己負担を軽くする制度です。2006年に障害者自立支援法で整理をされたものです。