コミュニケーション技術
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問題32
Aさん(80歳,女性,要介護3)は中途障害の全盲である。介護老人福祉施設に入所している。最近,食堂の席の入れ替えがあった。Aさんは同じテーブルの利用者同士の会話を,自分に向けて話しかけられていると思って,応答した。しかし,誰からも反応はなく,Aさんは下を向いてしまった。その様子を見たB介護福祉職は,Aさんの状況に対応するために,同じテーブルの利用者にAさんの事情を話し,協力を求めた。
次の記述のうち,B介護福祉職が同じテーブルの利用者に協力を依頼した内容として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 Aさんは疲れているので,部屋で休むように伝えてほしい。
2 Aさんは不安なので,そっと手を握ってほしい。
3 Aさんにもわかるように,話す相手の名前を呼んでから話しかけてほしい。
4 Aさんが混乱するので,食堂での会話は控えてほしい。
5 Aさんは施設の予定がわからないので,これから食事だと教えてほしい。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題32
視覚障害(全盲)のある利用者への適切なコミュニケーション支援に関する問題です。
答えは、「3」です。
視覚障害がある人には、視覚から得ることができない情報を音と言葉で伝えることが大切です。
1 Aさんは疲れているので,部屋で休むように伝えてほしい。
【×】誤りです。Aさんは疲れているのではなく、誰が話しているかわからず困っている状態です。そのため、この対応は適切ではありません。
2 Aさんは不安なので,そっと手を握ってほしい。
【×】誤りです。不安に寄り添うことは大切ですが、今回の問題は「会話の混乱」が原因です。手を握るだけでは解決になりません。
3 Aさんにもわかるように,話す相手の名前を呼んでから話しかけてほしい。
【○】正しい選択肢です。Aさんの状況は、誰が誰に話しているのか分からないことによる混乱です。そのため、話す相手の名前を呼んでから話すことで、Aさんも理解しやすくなります。
4 Aさんが混乱するので,食堂での会話は控えてほしい。
【×】誤りです。会話を控えると、Aさんだけでなく他の利用者も、関わりが減ってしまいます。そこにいる利用者が楽しめる環境を整えることが大切です。
5 Aさんは施設の予定がわからないので,これから食事だと教えてほしい。
【×】誤りです。予定を伝えることは大切ですが、今回の問題は「会話の混乱」が原因です。問題の解決になりません。