解答と解説
問題93
特殊浴槽での入浴介護に関する問題です。
答えは、「2」です。
今回の問題で取り上げられている、ストレッチャータイプの特殊浴槽とは、ストレッチャーに寝た状態で入浴することができる浴槽です。
1 介護福祉職2名で,洗髪と洗身を同時に行う。
【×】誤りです。特殊浴槽は、1人の介護職員で入浴介護ができるメリットがあります。また、心臓に負担をかけないよう、心臓から遠い部位から順に洗うのが適切です。
2 背部を洗うときは,側臥位にして行う。
【○】正しい選択肢です。転落しないよう、介助者側を向くようにして側臥位にします。
3 浴槽に入るときは,両腕の上から固定ベルトを装着する。
【×】誤りです。両腕の上から固定ベルトを装着すると、腕が自由にならないため、姿勢維持が難しくなるため、適切ではありません。
4 浴槽では,首までつかるようにする。
【×】誤りです。心臓への負担がかかるため、首まではつからないようにします。
5 浴槽につかる時間は,20分程度とする。
【×】誤りです。身体機能が低下している高齢者の場合、20分の入浴は、からだに負担がかかります。5分程度を目安にして、状態を確認しながら判断します。