社会の理解
問題9
地域福祉において,19世紀後半に始まった,貧困地域に住み込んで実態調査を行いながら住民への教育や生活上の援助を行ったものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 世界保健機関(WHO)
2 福祉事務所
3 地域包括支援センター
4 生活協同組合
5 セツルメント
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題9
地域福祉に関する問題です。
答えは、「5」です。
1 世界保健機関(WHO)
【×】誤りです。世界保健機関(WHO)は、1948年4月7日に設立され、すべての人々の健康を増進し保護するため、互いに他の国々と協力する目的で設立された組織です。
2 福祉事務所
【×】誤りです。福祉事務所は、社会福祉法に基づき、援護、育成又は更生の措置に関する事務を担当する第一線の社会福祉行政機関です。
3 地域包括支援センター
【×】誤りです。地域包括支援センターは、地域に住む高齢者の生活をサポートするための相談・支援窓口です。
4 生活協同組合
【×】誤りです。生活協同組合は、一般市民が集まって、生活レベルの向上を目的に事業を行う協同組合です。
5 セツルメント
【○】正しい選択肢です。セツルメントとは、社会を改善する社会教化事業を行う地域の拠点のことです。セツルメント運動は、貧困地域に移住して支援する社会福祉の方法で、1884年にロンドンで始まりました。