解答と解説
問題86
高齢者の爪の手入れに関する問題です。
答えは、「5」です。
問題文に「医学的管理の必要がない」とあるのは、医学的管理が必要な爪の手入れは、医療行為になるため、介護福祉職では行うことができないからです。
介護職員が行える爪切り
以下の条件をすべて満たした場合のみ、介護職員は爪切りを行うことができます。
- 爪に異常がない
- 爪の周囲の皮膚に化膿や炎症がない
- 糖尿病などの疾患による専門的な管理が必要ではない
ちょろた先生
条件を満たしていない爪を切ることは、医療行為です。
介護職員は行ってはいけません。
1 爪は,入浴の前に切る。
【×】誤りです。入浴の前ではなく、入浴後の爪が柔らかくなっているときに切りましょう。
2 爪の先の白い部分は,残らないように切る。
【×】誤りです。爪先の白い部分は、1~2㎜くらい残すように切りましょう。
3 爪は,一度にまっすぐ横に切る。
【×】誤りです。一度にまっすぐ切るのではなく、爪に沿って少しずつ切りましょう。
4 爪の両端は,切らずに残す。
【×】誤りです。爪の両端は残すのではなく、適度に角を切りましょう。
5 爪切り後は,やすりをかけて滑らかにする。