個別問題

【第36回試験】問題81(生活支援技術)

生活支援技術せいかつしえんぎじゅつ

問題もんだい81

関節かんせつリウマチ(rheumatoid arthritis)で,関節かんせつ変形へんけいいたみがあるひとへのまいにかんする介護福祉職かいごふくししょく助言じょげんとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 すりは,にぎらずに利用りようできる平手ひらてすりをすすめる。
2 いすの座面ざめんたかさは,ひくいものをすすめる。
3 ベッドよりも,ゆか布団ふとんいてるようにすすめる。
4 部屋へやのドアは,ひらすすめる。
5 2階建かいだてのいえ場合ばあい居室きょしつは2かいにすることをすすめる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい81

関節かんせつリウマチのひとまいにかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

関節かんせつリウマチのおも症状しょうじょう理解りかいしましょう。

関節かんせつリウマチのまとめ
  • 関節かんせつ炎症えんしょうこし、軟骨なんこつほねこわされてしまう病気びょうき
  • 女性じょせいおお
  • はげしいいたみ、れの症状しょうじょうがあり、関節かんせつうごかさなくてもいたみが
  • 症状しょうじょう手足てあしちいさな関節かんせつから左右さゆう対称たいしょう出始ではじめる
  • 早朝そうちょうからだのこわばりがある
  • 治療ちりょうむずしいため、日常にちじょう生活せいかつ関節かんせつ保護ほご重視じゅうしし、支援しえんをする

問題文もんだいぶんには「すでに関節かんせつ変形へんけいいたみがある」との記述きじゅつがありますので、関節かんせつ保護ほご重視じゅうしした日常生活にちじょうせいかつ支援しえんできるようにします。

1 すりは,にぎらずに利用りようできる平手ひらてすりをすすめる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。平手ひらてすりとは、にぎ部分ぶぶんたいらのかたちすりです。にぎちからよわくなっていたり、にぎることのできないひとのひらやひじをのせて移動いどうする場合ばあいてきしたすりです。

2 いすの座面ざめんたかさは,ひくいものをすすめる。

【×】あやまりです。がったり、すわったりするときに、あし関節かんせつおおうごかすことなってしまいます。

3 ベッドよりも,ゆか布団ふとんいてるようにすすめる。

【×】あやまりです。身体しんたいのさまざまな関節かんせつ使つかいます。関節かんせつ保護ほごになりません。

4 部屋へやのドアは,ひらすすめる。

【×】あやまりです。ひら場合ばあい、ドアノブをまわ動作どうさがあるため、関節かんせつリウマチのひとにはてきしていません。または、関節かんせつまわさずにけられるひらがいいでしょう。

5 2階建かいだてのいえ場合ばあい居室きょしつは2かいにすることをすすめる。

【×】あやまりです。階段かいだんのぼりなど、身体しんたいのさまざまな関節かんせつ使つかいうため、負担ふたんおおくかかります。関節かんせつ保護ほごになりません。

#関節かんせつリウマチ #住環境じゅうかんきょう