社会の理解
問題8
特定非営利活動法人(NPO法人)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 社会福祉法に基づいて設置される。
2 市町村が認証する。
3 保健,医療又は福祉の増進を図る活動が最も多い。
4 収益活動は禁じられている。
5 宗教活動を主たる目的とする団体もある。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題8
特定非営利活動法人(NPO法人)に関する問題です。
答えは、「3」です。
特定非営利活動法人(NPO法人)とは、特定非営利活動促進法に基づいて法人格を取得した法人です。
NPOとは、様々な社会貢献活動を行い、団体の構成員に対して、収益を分配することを目的としない団体です。
収益を目的とする事業を行うことは認められますが、事業で得た収益は、様々な社会貢献活動に充てることが前提です。
活動の範囲は、20分野に限定をされており、特に多い活動の分野は以下の通りです。
活動の範囲(多い順)
- 保健、医療又は福祉の増進を図る活動(29,390法人)
- 社会教育の推進を図る活動(25,205法人)
- 子どもの健全育成を図る活動(25,077法人)
- 連絡、助言又は援助の活動(24,041法人)
- まちづくりの推進を図る活動(22,892法人)
1 社会福祉法に基づいて設置される。
【×】誤りです。特定非営利活動促進法に基づいて設置されます。
2 市町村が認証する。
【×】誤りです。認証は、都道府県知事または政令指定都市市長が行います。
3 保健,医療又は福祉の増進を図る活動が最も多い。
4 収益活動は禁じられている。
【×】誤りです。収益活動ができないわけではありません。収益が出た場合は、それを特定非営利の活動のために使うことになっています。
5 宗教活動を主たる目的とする団体もある。
【×】誤りです。20分野に宗教活動は入っていません。宗教活動を主たる目的とする団体は、宗教法人で、宗教法人法に基づいて設置されます。
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