解答と解説
問題66
個人情報の取り扱いに関する問題です。
答えは、「3」です。
まず、個人情報とは何かを整理していきましょう。
個人情報とは、生存する個人の情報で、特定の個人を識別できるもの、個人識別符号が含まれているものをいいます。
個人識別符号とは、その情報単体から個人を識別できる符号(文字、番号、記号)などです。(例:運転免許証、マイナンバーなど)
1 職員がすべての個人情報を自由に閲覧できるように,パスワードを共有する。
【×】誤りです。施設では、個人データを取り扱う情報システムに、各職員の業務上必要な範囲にのみアクセスできるようなシステム構成を行わなければならないとされています。誰でもすべての情報を閲覧できるのは適切ではありません。
2 個人情報を記載した書類は,そのまま新聞紙と一緒に捨てる。
【×】誤りです。個人情報を記載した書類は、処分するまで適切に管理をする必要があります。
3 個人情報保護に関する研修会を定期的に開催し,意識の向上を図る。
【○】正しい選択肢です。個人情報保護の意識を徹底するためにも大切なことです。
4 職員への守秘義務の提示は,採用時ではなく退職時に書面で行う。
【×】誤りです。退職時ではなく、採用時です。
5 利用者の音声情報は,同意を得ずに使用できる。
【×】誤りです。利用者の音声情報も、個人情報です。使用する場合は、事前に目的を説明し、同意を得る必要があります。
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