個別問題

【第36回試験】問題46(認知症の理解)

認知症にんちしょう理解りかい

問題もんだい46

バリデーション(validation)にもとづく,認知症にんちしょう(dementia)のひとうごきや感情かんじょうわせるコミュニケーション技法ぎほうとして,ただしいもの1つえらびなさい。

1 センタリング(centering)
2 リフレージング(rephrasing)
3 レミニシング(reminiscing)
4 ミラーリング(mirroring)
5 カリブレーション(calibration)

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい46

バリデーションもとづく認知症にんちしょうひとへのコミュニケーション技法ぎほうかんする問題もんだいです。

こたえは、「4、5」です。

バリデーションとは、認知症にんちしょうひとへのコミュニケーション技法ぎほうの1つで、認知症にんちしょうひと言動げんどう行動こうどうには意味いみがあるものとして、それをみとめて受入うけいれることです。

それぞれの選択肢せんたくしであげられているコミュニケーション技法ぎほう意味いみらしわせていきましょう。

                                                                                         

1 センタリング(centering)

【×】あやまりです。センタリングとは、介護者かいごしゃ精神せいしん集中しゅうちゅうさせることです。利用者りようしゃ誠実せいじつうためにのテクニックです。

2 リフレージング(rephrasing)

【×】あやまりです。リフレージングとは、利用者りようしゃとの会話かいわなか重要じゅうようだとかんじた言葉ことばをそのままかえすことです。自分じぶんつたえたいことがつたわったと認識にんしきし、安心あんしんにつながります。

3 レミニシング(reminiscing)

【×】あやまりです。レミニシングとは、昔話むかしばなしをしてもらうことです。そのひとへの理解りかいふかめることがでます。

4 ミラーリング(mirroring)

【○】ただしい選択肢せんたくしです。ミラーリングとは、自分じぶんかがみになったつもりで、正面しょうめんい、相手あいて動作どうさ姿勢しせい感情かんじょうなどをおなじように真似まねをすることです。感情かんじょう共有きょうゆうするのに効果的こうかてきです。

5 カリブレーション(calibration)

【○】ただしい選択肢せんたくしです。カリブレーションとは、認知症にんちしょうひとのからだで感情かんじょうあらわれている部分ぶぶん観察かんさつし、一致いっちさせていくことです。感情かんじょう真似まねし、感情かんじょうちかづけることで理解りかいをするテクニックです。

選択肢せんたくし4、選択肢せんたくし5のどちらも認知症にんちしょうひとわせていくコミュニケーション技法ぎほうなので、どちらも正答せいとうといえます。

#バリデーション #認知症にんちしょう