解答と解説
問題43
若年性認知症に関する問題です。
答えは、「5」です。
若年性認知症は、65歳未満で発症する認知症のことです。
男性のほうが発症者が多く、高齢者の認知症と比べて進行が早いのが特徴です。
原因となる疾患は、アルツハイマー型認知症が最も多く、次に血管性認知症、前頭側頭型認知症と続きます。
記憶力の低下や精神的な不調などがあっても、認知症と気づかず診断が遅れがちです。
1 高齢の認知症(dementia)に比べて,症状の進行速度は緩やかなことが多い。
【×】誤りです。症状の進行速度は高齢者と比べて早いです。
2 男性よりも女性の発症者が多い。
【×】誤りです。男性のほうが発症者が多いです。
3 50歳代よりも30歳代の有病率が高い。
【×】誤りです。50歳代のほうが高いです。
4 特定健康診査で発見されることが多い。
【×】誤りです。特定健康診査ではなく、職場や家族などが周囲の人が気づくことが多いです。
5 高齢の認知症(dementia)に比べて,就労支援が必要になることが多い。
【○】正しい選択肢です。65歳未満の場合、仕事をしている人も多く、経済的に家庭を支えている人がほとんどです。仕事を続けられるような就労支援が必要になります。