解答と解説
問題42
レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)にみられる歩行障害に関する問題です。
答えは、「2」です。
レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という異常なタンパク質が蓄積することで発症します。
幻視、パーキンソン症状、日内変動などが特徴です。
今回、問われているのは、歩行障害の特徴です。
パーキンソン病の歩行障害には、小刻み歩行、すくみ足などがあります。
1 しばらく歩くと足に痛みを感じて,休みながら歩く。
【×】誤りです。間欠性跛行の説明です。脊柱管狭窄症の人にみられます。
2 最初の一歩が踏み出しにくく,小刻みに歩く。
3 動きがぎこちなく,酔っぱらったように歩く。
【×】誤りです。ふらつき歩行の説明です。脊髄小脳変性症の人にみられます。
4 下肢は伸展し,つま先を引きずるように歩く。
【×】誤りです。痙性歩行の説明です。脳や脊髄の損傷で起こる痙性麻痺の人にみられます。
5 歩くごとに骨盤が傾き,腰を左右に振って歩く。
【×】誤りです。動揺性歩行の説明です。筋ジストロフィーの人にみられます。
#レビー小体型認知症 #歩行障害