個別問題

【第36回試験】問題4(人間関係とコミュニケーション)

人間関係にんげんかんけいとコミュニケーション

問題もんだい4

Bさん(90さい女性じょせい要介護ようかいご3 )は,介護かいご老人ろうじん福祉ふくし施設しせつ入所にゅうしょしている。入浴日にゅうよくびに,担当たんとう介護かいご福祉ふくししょく居室きょしつ訪問ほうもんし,「Bさん,今日きょうはお風呂ふろです。時間じかん午後ごご3からです」とつたえた。しかし,Bさんはっていることがわからなかったようで,「はい,なんですか」とこまった様子ようすった。
このときの,介護かいご福祉ふくししょく準言語じゅんげんご活用かつようした対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 つよ口調くちょうつたえた。
2 抑揚よくようをつけずにつたえた。
3 おおきなこえでゆっくりつたえた。
4 かすようにつたえた。
5 早口はやくちつたえた。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい4

準言語じゅんげんごコミュニケーションかんする問題もんだいです。

こたえは、「3」です。

準言語じゅんげんごとは、言葉ことばはっするときの、こえのトーンやはなすスピード、強弱きょうじゃくのとりかた沈黙ちんもくなどのことをいいます。

コミュニケーションのさいはな言葉ことば言語的げんごてきチャンネル)でつたわる情報じょうほうは7%程度ていどわれています。

言葉以外ことばいがい非言語的ひげんごてきチャンネルをうまく活用かつようして、良好りょうこう関係性かんけいせいをつくれるようにしましょう。

1 つよ口調くちょうつたえた。

【×】あやまりです。つよ口調くちょうは、相手あいて圧力あつりょくあたえます。相手あいてがストレスをかんじてしまいますので、適切てきせつではありません。

2 抑揚よくようをつけずにつたえた。

【×】あやまりです。抑揚よくようとは、こえつよさやはやさ、たかさなどをえることではなにリズムをつけることです。抑揚よくようがないはなかたは、無関心むかんしんだとられる可能性かのうせいがあり、適切てきせつではありません。

3 おおきなこえでゆっくりつたえた。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。こえおおきさ、スピードを相手あいてにあわせてえることは、準言語じゅんげんごコミュニケーションとして効果こうかがあります。

4 かすようにつたえた。

【×】あやまりです。危険きけんなときなど、緊急性きんきゅうせいがあるときに効果こうかのある準言語じゅんげんごです。この問題もんだいでは適切てきせつではありません。

5 早口はやくちつたえた。

【×】あやまりです。Bさんの返答へんとうからも、介護かいご福祉ふくししょくっていることが理解りかいできていないことがわかります。早口はやくちつたえるのは、適切てきせつではありません。

#準言語じゅんげんご #コミュニケーション #非言語ひげんごチャンネル